■私が我が家族が住むこの町内を誇りに思っているわけ!≧∇≦)〃♪ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

雪景色の中、我が町内の隠れた中心地を訪ねてみました。ヾ(≧∇≦)〃♪


異常な寒さはまだ続いていますが、とうとう昨日はソウルに雪が積もりました。それでとても寒かったのですが、雪景色を見るため裏山に散歩に行ったついでに、なぜ私が、今我が家があるこの町内を気に入っているか、ということを写真つきでご紹介します。ヾ(≧∇≦)〃♪



●私が住むのは「トゥルリ」と「応答せよ1988」の故郷


私が住んでいる町内は「雙門洞(サンムンドン)」というのですが、ここは二つのことで有名で、一つは“韓国のドラえもん”ともいえる国民アニメキャラクターである“赤ちゃん恐竜”「トゥルリ」が住んでいる町内であるということ。もちろんアニメの中でということですが、そのためにちゃんと、我が家の近所に「トゥルリ・ミュージーアム」も建てられたし、地下鉄の雙門駅は「トゥルリ駅」としてそのキャラクターだらけに装飾されているし、町の中心の交差点にも「トゥルリ」の家族のカラフルな像が立っています。


次に有名なのは、わりと最近ですが、ドラマ『応答せよ1988』の舞台であったということですよね。ただし、実際には1988年の雙門洞の姿とは大きく違っているために、ここでロケが行われることはなかったのですが。でも彼ら登場人物たちのことを、別名「雙門洞の仲間たち」などと呼びます。


で、なぜこのような二つの人気コンテンツがこの雙門洞を舞台にしているかというと、理由はただ一つ、最も庶民的イメージを持つ町内であるということになります。いっこうに大きな開発もなく、両隣の駅の周辺に立ち並んでいるような大きな繁華街や商業施設が、なぜか我が雙門洞にだけはないですからね。


そのために、入ってくる時には家が安くて入って来やすいのですが、出て行こうとするとなかなか家が売れずにズルズルとい続けることになるという町でもあります。我が家もずっと売りに出していましたが、売れないので数年前にとうとうあきらめて、引っ越すためのお金で家の中自体をリフォームしてしまいました。“その場引越し”ですね。



●「ここからは親孝行の町ですよ」という門が二つも!


でも、私はこの雙門がとても好きで、内心、引っ越さなくてよかったと思っている理由があります。それがまさにこの「雙門」という名前の由来に関わるものです。(*´ヮ`)/


我が家の裏山を登っていくと、途中に橋があるのですが、その橋の両側に不思議な門が二つ立っています。この門自体は、日本の鳥居と、もしかすると由来が同じかもしれない、韓国の伝統的な「紅箭門」を象ったもので、本来は赤い色であるべきなのですが、忠臣、孝子、烈女など、国民に模範となる人がそこから現れた時に、その人物を表彰する意味で国や地域によって建てられるものです。


この「雙門洞」という名前は「双になった門がある町」という意味であり、昔はここに「鶏聲」という男性の子供の親孝行を称える「孝子門」が二つ立っていた、それで「雙門洞」と呼ばれたというわけです。今ある「紅箭門」はその時の「孝子門」ではなく、開発の過程で取り除かれたそれらの代わりに、もう一度地名を記念する目的で建てられた記念碑なわけです。


その門の近くには、以下のように書かれた石碑があります。「雙門洞の由来…現雙門286番地の近くに鶏聲という人が住んでいたが、ある日突然、夫人と共に名も知らぬ病で亡くなるや、その息子が、生前の父母に至誠のかぎりで仕えられなかったことを悔いて、父母の墓の前にあばら家を建て、何年もの間、そこで暮らしたことで自らも亡くなった。村の人々はその息子の孝誠をこの上ないものと考え、孝子門を二つ建てたため、雙門という名前がついたという。ここにその意味を生かし、紅箭門二つを建て、橋の名前を雙門公園橋とした」


「紅箭門」は、ちょうど日本の鳥居が「ここから先は神の領域だ」と示しているのと同じように、「この門を通ると、立派な人を生み出した立派な町内に入るよ」ということを意味するものです。雙門洞の場合なら、「ここから先は親孝行の土地だよ」という意味になるでしょう。韓国では実際、全国各地にそのような場所があるのですが、何よりもそんな、教訓的で心温まる町内に住んでいることに、私自身はいつも誇りを感じ、感謝をして暮らしているというわけですね。♪ヽ(´▽`)/



裏山を登っていくと見える景色。あの橋の両側に建つ門こそがこの町の由来です。



これが「紅箭門」ですが、本来は赤い色であるべきなんですよね。



橋のたもとにある石碑ですね。



裏山も美しく見えます。



雪景色もいいですね。



このまま行くと、北漢山や道峰山という大きな山々につながっていきます。



妻がいたら間違いなく行きますね。



夏にはあの屋根の下で涼むんですけどね。



私はこのくらいまでにしておきます。



あちこちに運動器具が設置されていて運動もできるのがありがたいですよね。



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