●たぬきうどんと「トックク」のコンビによる年越し
皆様、「セーヘーポンマーニバドゥセヨ(新年、福を多く受けてください)!」。トッククがめちゃくちゃ美味しい新年の出発です。ヾ(≧∇≦)〃♪
韓国はお正月でこそありませんが、新年の出発として、実は妻も息子もそれぞれに早朝に起きて、友達と一緒に山に登って初日の出を見てきたのですが、二人が帰ってきて皆揃ったところで、妻が「トックク(韓国のお雑煮)を食べないと年を取れない」といいながら皆でいただきました。1年の健康を祈願する瞬間ですね。私も、いつもはそれほど美味しいと感じないトッククですが、今年は「あれ、トッククってこんなに美味しかったっけ」と思ってしまいました。韓国に暮らした日々も25年、四半世紀を迎えて、とうとう境地が変わったのかもしれませんね。(^ヮ^;)
といいつつ、実は昨日はそのまま新年を迎えることがどうしても物足りなくて、夕方に年越しそばの代わりに、たぬきうどんのカップラーメンを一人で食べたんですよね。韓国では温かいそばは一般的ではないため、その代用品はうどんにするしかなかったのですが、これもけっこう美味しくて、雰囲気的に満足することができました。食べたのは、農心の「ティギム・ウドン(튀김우동=てんぷらうどん)」ですけどね。
●「丁酉年」は聡明で希望にあふれた夜明けの年
さて、そのように迎えた今年2017年は、60干支の中で34番目の「丁酉年(チョンユニョン)」であり、韓国ではふつうにその言葉を頭につけて挨拶をします。昨年のこの国は、本当にたいへんな年であったし、大統領は弾劾審理中という異常な状況での年明けではありますが、12支の10番目の動物である鶏の年は、夜明けを知らせて響き渡る鶏の鳴き声が“新しい時代の始まり”を知らせるという意味を持っています。
暗闇の中で今から到来する光の出現を知らせる動物であり、万物と霊魂を覚醒させる希望と天地開闢を意味する、ということで、韓国では、その意味をもって皆希望を語ろうとしています。歴史的には、1897年に朝鮮時代が終わりを告げて大韓帝国が宣布されたのも、今から120年前の「丁酉年」だということです。
実際、韓国では「鶏」は陰気と厄運を追い出して、陽気を家に呼び寄せる福のある動物とされ、かつては新年に鶏の絵を門に貼って鬼神を追い払い、福を祈願するということもしました。また、「丁」は火の気運を象徴する赤い色なので、今年は「赤い鶏」の年となりますが、赤は「明るい」という意味も持つため、「聡明な鶏」の年でもあります。国民が皆、聡明な判断をして、国家が新しい夜明けを迎えられるよう祈願せざるを得ませんね。
日韓両国の関係性においても、私たち皆の家庭においても、聡明で希望にあふれた夜明けが訪れることを、新年劈頭にお祈りいたします!(*´ヮ`)/
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