■全国民が切実に祈りを捧げています | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

昨日の写真です。現在は先端だけが小さく海上に現れています。



全国民が祈りを捧げています。何よりも修学旅行の子供たちが、海中の船内で行方不明状態にあるためです。最後まで希望の火を消すことはできない今、不明者家族はもちろん、全国民にとって今日が最も重要な日となっています。


沈没していく船から、主に韓国で一番普及しているSNSであるカカオトークでメッセージを受け取ったという内容がネット上にあふれています。そのほとんどすべては「사랑한다(愛している)」というものです。


事故時、カカオトークで突然、息子から「お母さん、いえなくなるかもしれないから送っておくけど、愛してる」という一言だけが届き、何が起こったか分からないお母さんが、「なぜ…?」「私も息子を…~愛してるよ♡♡♡♡」と送ったスマートホンの画面が報道されて涙を誘っています。


また、事故後に、あるクラスのグループトークで、船中に残った先生が生徒の無事を確認し、生徒らが先生を心配して、「生きて会おう」と送り合った会話の画面も報道されてます。


教師が最初に「大丈夫か?」と送ると、生徒たちが一斉に「先生は大丈夫ですか?」、「救命胴衣を着られましたか?」と先生のほうをむしろ皆で心配しています。また、周囲を見ながら、「○○も大丈夫です」、「まだ怪我した生徒は見えません」などと伝えています。


最後に先生が「みんな、生きて会おう」と送り、それに対して、生徒たちが「みんな、愛しています」、「皆さん、愛しています」、「生きて会いましょう」と答えています。そこまでしか会話は続いていません。


また、すでに身元が確認された死亡者のうち、二人の人について、救助された生存者たちから、その「殺身成仁(自己犠牲の愛の実践)」の行動が証言されて、さらに涙を誘っています。


修学旅行生の一人、安山壇園高校2年、剣道3段のチョン・チャウン(정차웅)君は、自分が着ていた救命胴衣を脱いで、着ていない生徒に着せ、さらに他の生徒を助けようとして水に飛び込んで、結果的に命を落としてしまったということでした。闊達な性格で、とても親孝行であり、体育系の大学に行くことを願っていたとのことです。


22歳の女性乗務員パク・チヨン(박지영)さんは、生徒たちに救命胴衣を配り続け、3階の胴衣がなくなったのを見て4階に取りに行ってさらに配りながらも、女生徒が「お姉さんはどうして着ないんですか?」と尋ねると、「乗務員は一番最後よ。あなた方を全部、送り出してから私も行くから」と優しく答えて、最後まで胸まで水に漬かりながら救助活動を続け、とうとう残念ながら遺体で発見されたということでした。母親と妹との3人家族で、困難な家計を助けていたということでした。


今は、潜水士が何度も船体進入を試みていますが、想像以上に困難であるようで、失敗を繰り返しているということです。「子供の声が聞こえた」という民間の潜水士の証言もあり、希望をつなぎながら努力は続いています。生存可能性を高めるために、船体の中に空気を送る「エアホース」作業も行われるということです。


我が息子と同じ学年の子供たちです。思いは何とも言葉にできず、祈るしかありません。



メディアが報道した母と息子の会話。



同じくあるクラスのグループチャット。先生と生徒の会話。(ニュース画面)



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