SBS水木ドラマ『大物』に対する感想を書きましたが、最終回で最も感動的だったシーンは、コ・ヒョンジョン扮する韓国最初の女性大統領ソ・ヘリムの最後の演説でした。
実は、これは2008年に、私は観ていないんですが、日本のドラマ『CHANGE』の最終回でキムタク総理が20分にわたって演説をしたというのに続くものだといえます。ドラマのシーンとはいえ、固定カメラで視聴者を真っ直ぐに見据えながらの涙の訴えは、フィクションという設定を離れて、実際に国民に伝えた、強烈な主張でしたね。
その中では、ちょっと前に韓国で実際に起こった国会大乱闘をストレートに批判もしていたし、もちろん、それはドラマの中でも行われていたからドラマの台詞ともいえるのですが、そのような現実を踏まえた上で、ドラマを見る政治家と国民たちに対する、涙なからの訴えかけの結論は、「政治を愛してほしい」、その一言でした。
「愛する国民の皆様、『政治が腐っている』と、『皆、似たり寄ったりの人間たちだ』と、『毎日、争いごとばかりしている』と、悪口をいい、顔を背けてしまっては何も変わり得ません。
彼らがなぜ争うのか、何をおいて争うのか、国民の皆様方がのぞいてみなければなりません。その泥沼の中から、何が真に皆様の権利を守ることなのか、何が私たちの子供たちの将来のためのことなのか、一緒に悩んでくださらなければなりません。
国民の皆様、もう一度、切に訴えます。政治家は憎んだとしても、政治を捨ててはいけません。政治を愛してくださらなければなりません!」
これを愛すべきソ・ヘリム、コ・ヒョンジョンがいうから、とうてい聞かないわけにはいかないという感じで、放映後、番組の掲示板には、「感動した」、「心に響いた」、「国民皆が真摯に耳を傾けるべき」という趣旨のコメントがあふれ、その熱い反応を、次の日の各メディアがいっせいに報道していました。
実際、コ・ヒョンジョンさんはこれで、韓国の14歳以上の男女1701人に聞いた「今年を輝かせたタレント」アンケートで、34.8%という圧倒的支持で第1位に選ばれました。実は、去年も『ソンドク女王』のミシル役で「最高のタレント」に選ばれていたので、2年連続なんですけどね。
いやあ、韓国のドラマ、やっぱりインパクトすごいですね!ヾ(≧▽≦)ノ"♪
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