「読書のすすめ」清水店長のおすすめ本
「瑠璃色の涙」よりご紹介させていただきます。
_______
「どんぐりが小さな芽を出した時、
見えないけど土の中には小さな根も出ている。
根は一度も太陽を仰がず、
空の青さも知らないまま、
小さな芽が大きな木に育つのを助ける。
地上に顔を出した芽は嵐に耐え、
かみなりに脅え、
動物に食べられそうになったりしながら
周りの木と競い合いながらも大きくなる。
もし、
どんぐりが居心地のいい温室で育てられたらどうなるかしら?]
「温室で?」
奇妙な発想に凛花はとまどった。
「大きな温室よ。
なんの苦労もない、
なんの努力も要らない環境だったら?」
三十代が付け加えた。
「育つことは育つわよね。たぶん」
全員がうなずいた。
すると七十代が微笑んで言った。
「でもその樫の木は丈夫で頑丈かしら?
強く、凛々しく、たくましいかしら?そしてやさしいかしら?」
_______
「瑠璃色の涙」
泉ウタマロ 著
プレジデント社より
http://dokusume.com/modules/store/
_______
失敗や挫折、
苦労や困難、
生きていれば色々とありますね。
でも思い返すと、
それらの経験のおかげで、
成長できたり、人に優しくできたりします。
水に入るのが嫌で、
泣いて叫んでプールに行くのを拒んだけど、
いつしかそれを乗り越えて
嫌々ながらも挑戦したから泳げるようになりました。
もしあのとき、
そのままプールに入るのを拒んでいたら、
一生泳げなかったでしょう。
修業時代、
よく怒られ、
時には蹴られたりしましたが、
今となったら感謝しかありません。
とことん根を張るよ!
なにがあっても崩れないように、
誰かを守れるように!
今日の話が、皆様のお役に立てれば幸いですm(_ _)m