「舟木一夫コンサート2024」福山リーデンローズ大ホール | ゆふぎりのブログ

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  65周年に向かって舟木一夫さんと共に

舟木一夫コンサート2024

5月17日(金)  14:00~

ふくやま芸術文化ホールリーデンローズ

 

 今日は広島県福山市のふくやま芸術文化ホールリーデンローズで「舟木一夫コンサート2024」が開催されました。

 福山駅の北口を出ると福山城を背景に、赤・黄・白・ピンクetc.のバラが満開でした。リーデンローズへの道にも沢山のバラが植えられていました。

 

  

 

 

 会場へは福山駅からループバスで向かいました。12時50分発が15分ほど遅れて出発しました。乗り換えの人を乗せるために前のループバスが帰って来るのを待つためです。道が少し混んでいたようです。すでにバスは満員、その待ち時間に、運転手さんが親切にいろいろ教えてくれました。「このバスはリーデンローズとバラ公園で降りる人がほとんどであること。リーデンローズへは、リーデンローズ前で降りること。でも少し歩かなければいけないこと。リーデンローズ前で降りて引き返し、駐車場を通ると早く行ける、そんなことを繰り返し説明してくれました。会場が近づくと「この駐車場ですよ」と声を掛けてくれます。無事皆さんバスを降りて会場へ到着しました。

 

 1階席は満席、2階席もほぼ満席に近く、3階席も沢山埋まっていました。この会場は少しアクセスが不便(自家用車でない人には)と思いましたが、大勢の人が来られていて嬉しかったですね。

 

 

 幕が開いて後方から大きい拍手が押し寄せてきました。大歓迎の拍手です。グレーにスパンコールが美しいタキシード。衣装に負けていません、ステージで耀いている舟木さんです。

 

 

オープニング
♪想い出通り

 舟木さんはにこやかに、優しい表情で歌われました。

「1日1日天気が変わりますが、後期高齢者を励ます会にようこそお出でくださいました」と挨拶され、大きい笑いを取っていました。


♪センチメンタル・ボーイ

 七色の照明が華やかで、伸びやかな声に気分が上がります。
♪ブルートランペット
♪星の広場に集まれ

 いつも思いますが、コーラスの皆さんが楽しそうで、その声も素晴らしいですね。

 

「1曲1曲の拍手はどうぞサボってください。拍手が欲しいときは歌い手が勝手に頭を下げますからその時は面倒を見てやってください。」これは毎回言われているようですが、やっぱり自然と拍手してしまうのでしょうね。今日も沢山の拍手がありました。
「先ほど後期高齢者と言いましたが、これが事実だから怖い。18でデビューして62年・・・。

まあ、いいや。自分の歳を数えながらする稼業でもないし・・・。」後半は一人ごとのように言われていましたが「客席を見ると皆さんもそこそこだからホッとする」

 

「映画の主題歌を中心に5曲並べてみました。」
♪花咲く乙女たち
♪東京は恋する

この上と下の2曲の変わり目が大好きです。
♪北国の街
♪たそがれの人
♪哀愁の夜

 

『哀愁の夜』を歌い終わって「お客様の中に、あの口笛は楽器だろうと思う人がいますが」と言われて「ピュー」もう一度「ピュー」とならして、してやったりの笑顔。

 

「日本の名曲として、今まで遠藤実先生、船村徹先生、ひばりさん等の歌を歌ってきましたが、今回は今年3回忌になる西郷テルさんのナンバーから3曲。」

 

爽やかな水色のタキシードに替えて


♪君だけを
♪初恋によろしく
♪星のフラメンコ
 
この3曲、聴き応えがありますね。大切に丁寧に心を込めて歌われているのが伝わってきます。そして歌い終わって足を90度ほど上げて見せて「あの人は足が長い。あたしなんか爪楊枝みたい」「あの人は眉がキリッとして、お守り代わりに触らせてもらっていた。僕は眉が薄くて、ホテルの鏡で見たら白髪まであって浦島太郎みたい。」「若いときは共に脇目も振らずに走っていた。でもそれは同級生とはまた違うつながりがあった」西郷さんへの想いがいっぱいつまったお話です。
 

上着を脱いで「歌うばっかり、聴くばっかりではね」

♪銭形平次
♪君よ振り向くな

 

 「こんなこといつまで出来るのか。案外今年いっぱいだったりして。でも平均年令の割には元気ですね。僕のお客様は、僕より5つ下が平均年令。20年くらい前にリサーチしました。」

「僕がデビューしたとき高校生だった人(少しパチパチ)。大学生だった人(シーン)いない。

では中学生だった人(パチパチパチとかなり多い)。小学生だった人(パチパチパチパチパチと一番多い多い)。車呼んでくれ帰るわ!嘘つき。」「僕はマーガレットという少女雑誌で人気№1になったことがある、いやいや「素敵なお兄ちゃん」の№1。小学生から見たら、お兄ちゃんになるのか・・・。」

 

 

「叙情歌をメドレーにしてみました。」ラメの入ったうすいクリーム色のタキシードになって

 

♪初恋
♪まだ見ぬ君を恋うる唄
♪あなたの故郷
♪ふたつ違い
♪あゝ荒城の月哀し~荒城の月
♪絶唱

 「和泉雅子さん,マコちゃんがこの前東京のコンサートに来てくれたけど、あの人は『元気?』と言いながら顔はパリパリ。『舟木君』と呼んでくれるのも彼女だけになってしまった。くすぐったいけど嬉しい。マコちゃんとは相性がよくて、彼女が団子で僕が団子の串」
舟木さんはマコちゃんとのエピソードをいつも楽しそうに紹介してくれます。

「自分の好きな歌を2曲歌います。疲れたでしょう、寝ててください。」


♪高原のお嬢さん
♪湖愁


水分を補給して「済みませんねえ。お茶も差し上げないで」

 

「高校三年生と学園広場を聴くと帰ってしまうお客様が年に1~2人いる。私は傷つく。最後まで帰らないようにするのはどうすれば良いか。歌わなければ良いのだ。だから一番最後においてある。」

 

真っ赤なタキシードで


♪あゝ青春の胸の血は
♪仲間たち
♪君たちがいて僕がいた
♪高校三年生
♪学園広場
♪青春の鐘

アンコール

黒のタキシードで、ネクタイを外して
今歌い手として、一番幸せなところにいる。どこに行っても沢山のお客様が来て下さる。若いときからテレビは苦手だった。ライブで30曲くらいならまだ大丈夫。季節の変わり目ですお気をつけ下さい」
♪みんな旅人

 

 

 幸せそうで、若さが漲って、声が気持ち良く出て、こちらも幸せになって帰ってきました。福山駅の新幹線ホームでお見送りしました。舟木さんは「のぞみ」こちらはジパングなので1本後の「さくら」に乗車。岡山から瀬戸大橋を渡って帰ってきました。

 

 新幹線ホームから舟木さんもご覧になっていた福山城。

 

舟木さんのトークは適度に咀嚼して記載していますので、ニュアンスだけ読み取って下さい。