5月2週目の『語り部シアターは「舟木一夫さんで雨尽くし」でした。
雨がテーマの曲ですが、コンサートでよく歌われる歌、ごくたまにしか歌わない歌、殆ど歌わない歌など、さまざまな雨の歌が並びました。
最初のてるてる坊主のお話が興味深かったですね。「首をちょん切るぞ」は確かに怖いです。
1曲目「雨の中に消えて」
雨がテーマなら一番に出てくる曲ですね。軽やかな前奏が始まると、テレビドラマ「雨の中に消えて」の場面があれこれと浮かんできます。お調子ものの現代っ子を演じていた舟木さん。役柄は舟木さんにぴったりだと思います。松原智恵子さんとのコンビも最高でした。このドラマは視聴率が30%もあったそうですね。ドラマ出演中に映画「絶唱」の撮影が入ってきて、ドラマの途中で舟木さんが坊主頭になっていました。楽しいエピソード満載の「雨の中に消えて」。メロディーが美しくて、コンサートでもよく歌われています。「絶唱」のB面でしたね。
2曲目「東京みれん雨」
題名を聞いたことがあるくらいですね。演歌のようなムード歌謡のような、舟木さんには珍しい雰囲気の歌でした。
3曲目「東京交差点」
これは殆ど知らない曲でした。この曲も舟木さんのイメージとは異なりますね。
4曲目「雨の別れ」
詩とメロディーと舟木さんのイメージとがぴったりと合っていて、気持ちよく聴かせて頂きました。舟木さんの高音が新鮮でした。リズムは軽快なのに少し哀愁があって舟木さんの個性が出ているように思います。
5曲目「津和野川」
舟木さんのコンサートにはよく行きますが、この曲は2回くらいしかお聴きしたことがないように思います。船村徹さんの作曲で、ギターが船村演歌そのものですね。ステージではもう少し軽めに歌われたように思います。演歌の王道のようなこの曲は舟木さんには珍しいですね。
6曲目「楡の雨」
この歌は軽やかで爽やかで、気持ちよくお聴きしました。出だしから女声コーラスと一緒なのが新鮮です。ロマンチックで可愛らしい歌ですね。
7曲目「雨の物語」
珍しいタッチの曲。コーラスと楽しそうに歌っていますね。
雨のお話、傘の歴史も興味深くお聴きしました。浮世絵の紹介もありましたが、浮世絵の雨と雨に遭遇した人たちの描写は、見る者にも登場人物の気持ちが伝わってきます。雨は詩にもなるし、現実的な災害にもなりますが、歌の世界ではロマンチックな雨がやはり魅力的です。
次回は6月7日(金)
テーマは「西部劇で廻り舞台」です。
「アラモ」や「ジャニー・ギター」が出るかな?