今夜の『語り部シアター』、今月2回目のテーマは「TV探偵ドラマ」です。
最初に長谷川宏和さんから「名探偵ランキング」の発表がありました。納得の結果でしょうか。
1位 コロンボ
2位 シャーロック・ホームズ
3位 金田一耕助
4位 明智小五郎
5位 ポワロ
さて、今日の探偵ドラマ。たかやまじゅんさんや長谷川宏和さんのように内容を鮮明には覚えていませんが、ドラマの題名やテーマ曲は殆ど知っていました。なんといっても俳優の方々が多彩で、アクションが華麗であったり、芝居巧者だったり、名前を聞くだけで嬉しくなりました。
丹波哲郎さん、川津祐介さん、宇津井健さん、天知茂さん、千葉真一さん、野際陽子さん、小川真由美さん。皆さん魅力的な方ばかりです。そして俳優御本人が歌っているテーマ曲もありました。
1曲目「8マン ~ エイトマン」克美しげるさん
克美茂さんの声や歌い方がエイトマンのイメージにぴったりでかっこいいでね。曲は吹奏楽のパレードを連想させるようなマーチ風?です。「エイトマン」はそれまで見ていた子どものアニメとは全く異なり、大人が主人公で、今で言う「イケメン」です。毎回楽しみにしていたのを覚えています。新幹線より速く走るのですよね。あの新幹線はたしか0系ですね。
2曲目「事件記者のテーマ」 TVサントラ
「事件記者」の記憶はありますが、テーマ曲は初めて聴いたような気がします。昭和33年から8年間も続いたドラマで、38年までは30分の生放送、38年以降は1時間のドラマになって、後半の部分はやはり生放送だったそうです。曲はクラシックのような曲調で、途中からいろんなシーンを思わせるように華麗に展開していきます。
3曲目は「ザ・ガードマン」TVサントラ
エレキギターでしょうか、際だったメロディーを単独で奏でます。今でも新しく個性的な曲に聞こえます。後半はトランペットが入ってきて、これもかっこよかったですね。このドラマはよく見ていました。宇津井健さんが素敵だったのを思い出します。姉は川津祐介さん贔屓でした。
今のセコムさんがモデルだったというのが何だか楽しいですね。
4曲目「キイハンター ~非常のライセンス」野際陽子さん
少し不安定に聞こえる野際さんの高音がひとつの個性ですね。独特の世界観です。千葉真一さんや谷隼人さんの名前が挙がりましたが、まだ若手に近かったのでしょうか。千葉さんは、ブルース・リーさんやジャッキー・チェンさんから共演の依頼があったというお話をされていました。実現出来なくて残念でしたね。
5曲目は「非常のライセンス~昭和ブルース」天知茂さん
思わせぶりなギターの前奏があって、天知茂さんが低い声で暗い歌を歌い出します。歌詞は4番までありましたが、殆ど覚えていました。30万枚のヒット曲だそうです。ニヒルな天知さんと歌の暗さが相まって、全体に孤独を纏っているような哀しさがあります。昭和50年前後はそんな空気感が都会にはあったのでしょうか。この歌もドラマの天知さんも大好きでした。
6曲目「アイフル大作戦~VIVA!アイフル」小川真由美さん
ドラマもテーマ曲も記憶にありませんでした。小川真由美さんが歌っていることが驚きでした。強い女を装う、女心を歌っているのも予想外でした。小川さんの地声は太くて艶があり、演技と共に存在感を出します。その同じ声で歌われていたので、とても興味深く聴かせていただきました。
懐かしいドラマと懐かしい俳優陣、かっこいいエイトマン。少女時代・青年時代を思い出させていただきました。どの番組も、個性を出そう、新しいものを作ろう、進化させようというような気概があったように思えました。
次回の放送は
4月5日(金)
テーマ「桜前線で廻り舞台」
どこの名所がが登場するのでしょう。