モントリオールのライブ会場へ | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

ではモントリオール公演当日のお話です。
 
 
 
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8月31日ライブ当日、まずは朝食コーナーへ。特に言うことはなし。察してください。そして話は昼食に飛びまして、ガイドブックに載っていたお店へ。もちろんプーティンです。
 
 

ビールも。

 

 

 

同じプーティンとはいえこれまで食べたものとは違ってやや高級感のあるプーティンでした。ポテトとチーズカードに加えて牛肉もたっぷり乗っかっています。「肉プーティン」とでも言えばよろしいでしょうか? 例えるなら、ただのチャーハンに肉が乗っかったら「肉チャーハン」だみたいな? まあそんなもんなんでしょう。知らんけど。

 

肝心のお味ですが、ただでさえ脂っこくてしつこい食べ物のプーティン、そこに牛肉が加わることでその味わいはさらにくどくどしさが増していました。それ以外特に味についての記憶がありません。しかし少し時間が経過するとなんとなくまたそれを食べたい自分がいるんだなあ。不思議な食べ物だ。。。まるで札幌のラーメン屋「ラーメン大将」の肉チャーハンのようです。

 

そうそう、女性店員が僕のAC/DCのTシャツを見て「今日のライブ行くんでしょ。楽しんでね」と言ってくれました。これは何度も以前から書いていることですけれど、こういう場面に遭遇するたびに海外におけるAC/DCの存在の大きさを痛感します。ライブには行かないけれどその日に自分の街でAC/DCのライブが行われるということは知っている、もちろんAC/DCというバンドの存在も知っている、そんな一般の人々に接する機会が非常に多いのです。日本ではさすがにここまで一般市民レベルにまでAC/DCは浸透していないでしょう。

 

その後再び宿に戻って数時間ゆっくりした後いよいよ本日のライブ会場であるオリンピック・スタジアムへ。名前の通り1976年に開催されたモントリオール五輪の開会式会場となった競技場です。当時は陸上競技場だったものをその後野球場へと改修、MLBのモントリオール・エクスポズの本拠地として長く使用されましたが、エクスポズがワシントンDCへ移転しワシントン・ナショナルズに生まれ変わってからは野球以外も含め特定のチームの本拠地等としては使用されていないそうです。

 

地下鉄に乗りわずか数駅でスタジアム最寄駅に到着。そこで日本出発時の羽田空港で偶然再会したSさんと合流です。しかしスタジアムはそこからすぐ目と鼻の先にあるはずなのにも関わらず、お互い初めて訪れる土地とあってか、「あっちだっけ?いやこっちじゃないか?」と、けっこう迷いながらなんとか到着。やれやれ。Sさんがおっしゃるに、

 

 

「きよっさんってAC/DCの海外遠征ではもっと現地でテキパキ行動しているものだと思ってたよ(笑)」

 

 

とのことでした。すみません。。。

 

スタジアム隣接のカフェのようなお店でしばらくおしゃべりし、やがていい時間になったので入場することに。今回のモントリオール公演のチケットの受け取り方はケベックCのように予め日本へ郵送してくれるというものではなく、ライブ当日に会場のチケットコーナーで決済時使用のクレジットカードや身分証明書を提示して受け取る方式でしたが、特に問題もなく受け取りを済ませそのまま入場ゲートへ向かいました。

 

僕が少し先に行き無事入場。すぐにSさんも入場してきました。しかしSさんのご様子が少しおかしいのです。

 

 

「きよっさん、チケットってこれでいいの?」

 

「えっ?、いや、これはチケットじゃないですよ。」

 

「だよね。どうすればいいんだろ?」

 

「スタッフに説明すればなんとかなるんじゃないですかね。たぶん。。。」

 

「わかった。行ってくる。」

 

 

なんと入場口のスタッフ、Sさんのチケットの半券をもぎ取った後、あろうことか本来回収すべき半券とSさんに手渡すべきチケットを逆に取り扱ってしまったのです。最初Sさんはそのスタッフのところへ行きましたが、なんせ僕たちが入場してからも既に何十人も入場していますし、後方には列をなしてまさにこれから入場しようとする人が何百人もいます。やはりそのスタッフでは忙しすぎて対処できなさそうなので横のオフィスへとSさんは移動しました。そして別のスタッフと少しやりとりした後、新たなチケットを片手に握りしめて安堵の表情を浮かべながらSさんは無事に戻ってきたのでした。よかった!!

 

それにしても恐ろしいですな。英語ペラペラの、というかペラペラもなにもそもそもご職業が英語の先生(某大学で英語の講師もされている)であるSさんだからこそこのようなトラブルでもお一人で直ぐに解決できたのであって、これがもしも英語があまり得意ではなくてなおかつ初めての海外遠征だったとしたらと思うとゾッとしますね。

 

Sさんとは座席が別々のためここで一旦お別れです。終演後の待ち合わせについて軽く打ち合わせてお互いの座席へと向かいました。

 

 

 

僕はアリーナ席でした。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の座席にて。前から5列目。
 
 
 
 

 

同じく。振り返った景色。

 

 

パッとスタジアム全体を見回した印象としてはスタジアムの規模の割にはお客さんの入りはあまりよろしくなさそうでした。写真でもおわかりいただけますがスタンド上層席には観客を全く入れていません。なんかそのような景色、いつかどこかで見たことがあるような気が。。。はい、そうです。前回の日本ツアー、京セラドーム大阪のことを思い出してしまいました。

 

自分の座席を確認した後はグッズ売り場などを見て回りました。するとケベックC公演で限定販売だったはずのホッケーシャツを着た男性二人組に遭遇。入場前から飲んでいたビールがその頃には完全に回っていたためか、向こうから話しかけられる前にこちらから気軽に声をかけてみました。

 

 

「いやあ君たち、そのシャツってこの前のケベックCのグッズでしょ?」

 

「うんそうだよ。」

 

「僕もケベック見に行ったんだよ。」

 

「うん知ってるよ。」

 

「え?」

 

「だから知ってるよ。」

 

「なんで??」

 

「なんでって君がケベックにいたのを見たからだよ。」

 

「まじか!!ハハハ。」

 

「ハハハ。カナダを楽しんでくれな。」

 

「ありがとう。ライブもね。」

 

 

そんなたわいもないやりとりをしているうちにいつの間にか前座VINTAGE TROUBLEの演奏がスタートしていました。さてさてどんな一夜になりますか。

 

 

 

 

 

つづく