8月31日、AC/DCモントリオール公演 | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

では続きいっていましょう。ほな。

 

 

 

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前座の演奏が終了するといよいよAC/DCの登場を待つだけの場内ではウェーブが起こりなかなかの盛り上がりです。しばらくして場内が暗転しオープニング・アニメが上映されそれが終了するとついに我らがAC/DCが姿を見せました。いつものように「Rock Or Bust」 でライブ開始です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ケベックC同様にこの日のライブ内容の詳細についても7年経った今となってはもはや記憶が定かではなく、具体的な描写はできません。今も印象に残っていることを二つ挙げておきます。

 

一つ目はこのモントリオールの観客の特徴についてです。もちろん全ての観客がそうだということではなく、他国に比べるとこういう観客が多かったという話です。

 

やはりアメリカと同じ北米だからなのか、アメリカの観客と似たものを感じました。聴きたい曲とそうではない曲がはっきりしている人が多いのです。ライブ全体をと言うよりは各自の好きな曲だけを楽しもうとしていて、あまり聴きたくない曲の時にはトイレやビールの買い出しのため席を離れたり、ステージに背を向けて仲間たちで記念写真を撮ったりする人がこのモントリオールでは非常に多かったです。実際僕は他の人が席を離れたり戻って来たりする度にライブ中何十回も自分の座席を一旦外してスペースを空けてあげなければなりませんでした。さすがにそこまで多いとライブに集中できずにちょっと嫌でしたね。

 

二つ目は前から5列目である僕の座席よりもさらに前方にいた男性陣数人の盛り上がりが尋常なくハイテンションだったことです。まあ単にいっぱい酒を飲んで酔っ払っていただけでしょうが、見ているこちらも思わず笑ってしまうくらいの盛り上がりでした。特に下の写真の赤いタオルを頭に巻いた白Tシャツの小太りの男、ずっと意味不明なダンスを踊り続けていました。坂田利夫のいわゆる「アホの坂田歩き」と志村けんの「変なおじさん」をミックスしたような独特の動きをするのです。しかも単に自分の座席で踊るだけではなく、最前列とその前方の鉄柵の間のスペースまで移動してそこでも謎のダンスを踊り続け、さらには鉄柵の向こう側に陣取るセキュリテイースタッフたちにも絡みまくっていました。

 

 

 

ダンス中の小太りの男(右)とセキュリティースタッフ(帽子)

 

 

 

 

 

セキュリティスタッフに絡む小太りの男。

 

 

 

ライブの中盤まではセキュリティースタッフもその小太りの男のダンスを楽しそうに見ていました。上の写真でも笑顔なのがわかりますね。自分の座席を離れて何度も前にやってくる小太りの男には、

 

 

「ハハハ、わかったわかった。わかったから自分の座席に戻ってねー(笑)」

 

 

みたいな感じで優しく穏便に対処してました。

 

しかしある時、そのセキュリティースタッフの上司っぽいスタッフがやってきて何やらあれこれ指示を出しそしてどこかに消えていくと事態は急転。これまでとは打って変わり毅然とした態度で小太りの男に接するようになったのです。ダンスに夢中の小太りの男はそんなこともつゆ知らず。ガンガン酒も飲んだためかこれまでと変わらず、いやむしろこれまで以上のハイテンションで謎の「アホの坂田歩き&変なおじさんダンス」を踊り続け、繰り返し前方に出ては執拗にセキュリティースタッフに絡み続けることをやめませんでした。

 

しばらくすると小太りの男は数人のスタッフに取り押さえられ、そのまま場外へと連行されていきました。

 

小太りの男よ、めっちゃ楽しませてもらったよ。ありがとう。メルシー。

 

 

 

 

 

終演直後。

 

 

 

 

同じく。出口へ。

 

 

 

 

August 31 2015.  Montreal  CANADA

  1. Rock or Bust
  2. Shoot to Thrill 
  3. Hell Ain't a Bad Place to Be
  4. Back in Black
  5. Play Ball
  6. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
  7. Thunderstruck
  8. High Voltage
  9. Rock n Roll Train
10. Hells Bells
11. Baptism by Fire
12. You Shook Me All Night Long
13. Sin City
14. Shot Down in Flames
15. Have a Drink on Me
16. T.N.T. 
17. Whole Lotta Rosie
18. Let There Be Rock
Encore
19. Highway to Hell
20. For Those About to Rock (We Salute You)

 

 

 

終演後はSさんと再度合流。地下鉄で宿の最寄り駅まで戻りマクドナルドで深夜2時くらいまでおしゃべり。そのごお互いの宿へ戻りこの日は終了です。カナダ最後の夜はこうして過ぎていくのでした。

 

 

 

つづく