気がつけば次の北欧遠征の出発まで２週間を切ってしまいました。更新できる時にしておかねば。てことで早朝に引き続き本日二度目の更新です。
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６月２日。
この日はライブ前にあるところへ訪問しました。マドリード近郊のレガネスという街です。レガネスと聞いて既にピンとくる方もいらっしゃるでしょう。実はこのレガネスは、豪州のメルボルンとともに世界で二つ存在する「AC/DC通り」というものが存在する街なのです。
レガネスへはマドリード中心部からスペイン国鉄の近郊列車に乗り１５分ほどです。そして駅から１０分ほど歩くとドーム球場のような闘牛場がありその脇の通路が「AC/DC通り」と呼ばれています。現地語では『Calle de AC/DC』と言います。
それを記す標識。
しかし残念なことに前回訪れた時に比べてかなりボロくなってましたし、何よりAC/DCのライブがこの日行われるというのにAC/DCファンはもちろん付近には殆ど人がおらず閑散としていました。誰もこのCalle de AC/DCなどには興味がないようです。。。ということでテキトーに少し散歩をしてすぐに退散しました。唯一、水を買いに立ち寄った帰りのレガネス駅の売店の兄ちゃんがマドリード初日公演を観に行ったって言ったのが救いでしたね。
Calle de AC/DCの全体図。右側が闘牛場です。
その闘牛場の壁面に青い標識があるのです。
このように。。。
Calle de AC/DCについては前回訪れた際の記事に詳しく書いていますので興味のある方はそちらをご覧ください。→ ６月３０日、「Calle de AC/DC」へ。
その後ホテルに戻りウダウダ過ごした後やることもないのでライブへ向かいました。同じスタジアムに二度通うというのは道順なども迷わなくて済むので楽ですね。初日と同じルートをたどりスタジアムへ。
突き当たりがスタジアムです。
歩いている途中で一人の現地人ファンから声をかけられました。
「へい、君は前回ビルバオに来てただろ。」
「うん、ビルバオは2009年の４月と2010年の６月の二回行ったよ。」
「2010年のビルバオで、僕は君と一緒に写真を撮ったぞ。」
「えっ！？マジで。」
「ああ、そしてその翌日、君は新聞に写真が載ってただろ。」
「そうそう。そうなんだよ。」
ということで記念撮影。
とにかく海外へAC/DCを見に行くといろんな人から声をかけられたり写真を頼まれたりするので、誠に失礼ながらこの人と前回会ったという記憶はありませんでした。しかし自分のことをそのように覚えてくれていて声をかけてもらえたのはとても嬉しかったです。しかも新聞のこともちゃんと覚えてくれていましたしね。こういう出来事も旅の醍醐味の一つでしょう。
彼とはその場でお別れしそのままスタジアムに到着。しばらくブラブラしているとバルセロナでもあったスペイン人の友人ミグエルとエンリケに会いました。しばらく彼らとビールを飲みながら談笑。ミグエルは昨年仕事で日本に来たのでその時の話も聞かせてもらいました。２・３日の間に全国１３都市を訪問するというハードスケジュールで自由時間が殆どなかったとか。。。奈良にも来てくれてしかも気に入ってもらえていたようで嬉しかったです。
それからデビルズホーンの売り子の兄ちゃんのもとへご挨拶へ。しかし３人いる顔なじみのうちこの日は一人しかおりませんでした。売り場所のローテーションなんかがあるのでしょうか。残りの二人とはまた次回会えればいいですね。
その後は特に場外でやり残したこともないのでさっさと入場することにしました。今回のスペインでの３公演で唯一『正規』の形でのアリーナエリア入場です（笑）。
入場してビールを買って飲みながらうろついていると、
「ボンサーイ！！ボンサーイ！！」
と叫びながら僕を呼ぶ現地人がいました。何事かと思い彼のもとへ行くと、
「ヘイ！！ジャパン！！ボンサーイ！！！」
としか言いません。おそらく彼の知っている唯一の日本語が『盆栽』なのでしょう。でもなんで『寿司』とか『東京』とかじゃないんでしょうな？？謎だ。。。でもこういう人嫌いではありません。
てことで記念撮影。もちろん「ボンサーイ！！！」が「はいチーズ」の代わりでした。
その後もビールを片手にテキトーにアリーナ内をブラついて楽しみました。思えばバルセロナにせよマドリード初日にせよ、なんだかんだあって入場前も後もけっこう慌ただしかったですから、こうやってのんびりと開演前のスタジアムの雰囲気を楽しむのはこの日が初めてでした。やっぱり欧州の野外スタジアムの雰囲気はとてもいいですね。
スタンドがアトレチコ・マドリードのユニフォーム色になってます。
ビール売り場。スペインの代表的銘柄『Mahou』です。日本でも手に入るはず。
グッズ売り場もあります。
しばしこのスタジアムの雰囲気に包まれつつビールを飲みながら、前座のVINTAGE TROUBLEの登場を待つのでした。
つづく
