私とAC/DC ~その5~ | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

今日は特にAC/DCに関係するできごとはありませんでしたが、カツカレーは食べました。しかも今日は奮発してココ壱のビーフカツカレー。ちなみに近頃ココ壱では辛さはいつも10辛です。

では僕のAC/DCストーリーを。

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大晦日、僕は受験予定の大学の入学願書を買いに近鉄百貨店橿原店に行き、その帰りにAC/DCのCDでも買おうとレコード屋によりました。

受験生だったので本当は音楽を聴く時間も惜しんで勉強しないといけません。しかし僕は第一志望校現役合格は200%無理なのを分かっていたので浪人する気満々でした。春からの予備校生活が待ち遠しくてたまらないくらいでした。4月からは勉強で忙しくなるからゆっくり出来るのも今のうちとまで考えていました。だからCDくらい全然オッケーだったのです。

帰宅して早速買ったばかりのアルバムを再生です。


ボ~~ン♪


ボ~~ン♪


ボ~~ン♪





へ~ルズーべ~ルズ♪


おおおお!!! な、な、な、なんてカッコエエんや!!!

僕は一曲目からそのアルバムに釘付けとなりました。二曲目、三曲目と聴き進むうちにどんどん興奮していきました。あっと言う間に全曲聴き終えた気がします。
 


そうです、僕がそのとき買ったのはもちろん「BACK IN BLACK」!!

それまでに聴いていたどのアルバムからも味わったことのない猛烈な刺激と興奮に震えた僕は、その日一日中夢中で聴きまくりました。もちろんその興奮は一日で終わるはずもなく、冬休みの間ずっとAC/DCを聴いてばかりでした。

僕にとってAC/DCが特別なバンドになった瞬間です。世の中の全てのバンドが、AC/DCとそれ以外、の二種類となった瞬間です。



そして同時に、2百パーセント無理だと思っていた現役合格が、3万パーセント無理となった瞬間でもありました。

そういえばその頃の担任の先生が実はAC/DCの大ファンでした。ライヴにもいったことあるらしく、アンガスがお尻を出すんだ、と授業中に嬉しそうに教えてくださいました。学生時代はバンドをやっていて、44MAGNUMとライヴで対バンしたことあるらしいです。スゲー。その先生とのロックな会話を二つほど紹介します。



僕:先生、僕、浪人することにしましたわ。

担任:アホ、なにゆうてんねん。お前が浪人なんかしてどないすんねん。

僕:え、なんでですか?先生も前から「無理に現役にこだわってランク下げるよりかは浪人してでも高い大学に行ったほうが長い目で見たらそっちのほうがええ。」てゆうてはりましたやん。

担任:おお、ゆっとったで。他の子の場合はな。せやけどお前はあかん。

僕:なんでですか??

担任:お前みたいなヤツが浪人なんかしたらなあ、そのまま勉強せんと遊びまくってなあ、そしてどうなるかわかるか??

僕:わかりません。

担任:そしてなあ、そのまま社会の藻屑(もくず)となって消えていくに決まってるんや。


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僕:明日、同志社の入試行ってきます。

担任:おお、明日か。

僕:頑張りますよ。(激励のお言葉をちょっと期待している。)

担任:ええか、万が一にやなあ、、、

僕:はい、万が一に、、、

担任:万が一に向こうの手違いで合格したとしても合格は合格なんやからな。まぐれでも合格は合格や。せやから諦めんとしっかり頑張れよ。。

僕:は、はい、頑張ります。

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今思うと、教育者のわりにはヒドイことをおっしゃってますが、どれも的を射ているところがさすが教育者ですな。

話が脱線してしまいましたが、その後僕は無事(?)浪人が決定し、高校も無事卒業し、春から予備校に通い始めました。それからは心を入れ替えて、音楽は息抜き程度に一生懸命勉強しました。ただ高校三年間サボりすぎたせいで一浪では間に合わずもう一年浪人するハメになりましたが。。。AC/DCのアルバムも数枚しか買わなかったと思います。

この二枚ですかね。
 


「FOR THOSE ABOUT TO ROCK WE SALUTE YOU」。邦題「悪魔の招待状」。
 


「FLICK OF THE SWITCH」。邦題「征服者」。

その後は二浪ながらも、無事第一志望の大学に合格し、いよいよ札幌での大学生活が始まるのですが、それについては次回ということで本日はここまで。




つづく