昨日は、一昨日の輸入盤に続いて、新作“BLACK ICE”の国内盤が店頭に並ぶ日だったので買って来ました。歌詞の日本語訳や解説は付いているものの、特にボーナストラックが収録されているわけでもなく収録内容は輸入盤も国内盤も全く同じです。ただ今回の国内盤最大の特徴は、全ての収録曲にコテコテでベタベタな邦題が付いている、ということにつきるでしょう。
BLACK ICE ～悪魔の氷～
1. 暴走/列車 / Rock N Roll Train
2. 空が燃えている / Skies On Fire
3. 爆弾ジャック / Big Jack
4. 恋の発電所 / Anything Goes
5. 戦闘マシーン / War Machine
6. ぶち壊せ!! / Smash N Grab
7. ロック大戦争 / Spoilin’ For a Fight
8. 地獄の回転花火 / Wheels
9. 愛のデシベル / Decibel
10. イナズマの五月 / Stormy May Day
11. 殺し文句はロックン・ロール / She Likes Rock N Roll
12. 金にはあきたぜ / Money Made
13. ロックン・ロール・ドリーム / Rock N Roll Dream
14. ロックで決めろ!! / Rocking All the Way
15. 悪魔の氷 / Black Ice
ちょっと狙い過ぎな気もしますが、その心意気には拍手です。「殺し文句はロックン・ロール」なんてなかなか秀逸だと思いますよ。
で肝心の内容ですが、結論を先に言うと、いや～、これはもう名盤といってよいですね。正直ここまでとは期待してませんでした。
AC/DCの過去の作品の中で特に素晴らしいものは初期に集中しています。デビュー作からVoのボン・スコットの遺作となる「HIGHWAY TO HELL」までは殆どが名作ですが、Voがブライアン・ジョンソンにチェンジしてからは、その第一弾「BACK IN BLACK」こそはAC/DCどころかロック史上屈指の名盤ではあるものの、以降の作品はどうも中途半端な内容のものが多かったんですよ。
決して悪くはないしAC/DCファンの自分からすればこれでも充分満足だけど、AC/DCを初めて聴く人に薦めるとしたらどうかな？？やっぱり初期の作品をまず薦めるよな～。
そんな印象を持つ作品ばかりだったんです。
だけど今回のBLACK ICEは本当に快心の一撃ですねえ。全ての曲のクオリティが異常に高く、また一曲一曲に個性があり非常にバラエティに富んでいます。ここまで多種多様な曲が収録された作品は初めてですね。しかし全ての曲が「これぞAC/DC！！」なんですな。。。
「BACK IN BLACK」以降の作品で、AC/DC初心者にも胸を張っておススメできる作品がようやく登場しました。一人でも多くの人にこのアルバムを聴いて貰って彼らの音楽の素晴らしさに触れてもらいたいと思います。
ってことでおススメのサイトをご紹介。なんとAC/DCの海外公式サイトではこの「BLACK ICE」の全収録曲をフルヴァージョンで聴くことができるんです。数十秒の試聴ではありません。イントロからエンディングまで本当のフルヴァージョンです。
http://
最初ＰＶが流れるのでそれを停止させてから、ＰＶ画面のすぐ下右側にある「BLACK ICE」のジャケットしたの収録曲名をクリックすればオッケー。
一曲だけ途中で切れますが何かのミスでしょう。これ実はアルバム発売の何日も前から聴けてました。数曲ならわかりますが全曲聴かせるとはさすが太っ腹。聴いてみてください。
前回の日記の続き（AC/DCに出会った頃の話）はまた今度。。。今週いっぱいは「私とAC/DC～その○～」シリーズが続きます。なので、
つづく