私とAC/DC ~その9~ | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

今日は平凡な一日だったので書くことがありません。そのままAC/DCストーリーです。

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2001年2月22日(木)、その日僕は奈良の実家の自分の部屋で目が覚めました。前日から大阪にホテルは取ってはいたのですが急きょ一夜だけ実家で過ごすことにしたからです。

耐寒性に優れた札幌のアパートと違い、木造の奈良の実家で迎えた朝の空気はとても冷たくてしばらく布団から出られませんでしたが、窓の向こうにこれ以上ない真っ青な冬空が広がっているのに気付いた僕は、ゆっくりと体を起こし始めました。その日これから体験するはずの出来事を思うと、冷たい空気もむしろ心地よく感じました。

それから午前中は実家でゆっくり過ごし、お昼に自宅近くのラーメン屋「神座」でご飯を食べてから大阪のホテルに戻りました。時間があったので少し昼寝をしてからいよいよ、会場である大阪城ホールへ。

既に開場時間は過ぎていて場外のグッズ売り場には長蛇の列。今から並ぶと開演時間に間に合わない可能性があるとのアナウンスを聞きそのまま入場すること。。座席は上手側のスタンド席でしたけどかなり前方だったのでこれなら充分見えると僕は満足でした。

座席に座ってからの僕は意外と冷静だった気がします。いや、わざと冷静でいようと心がけていただけなのかもしれません。場内に流れるローリング・ストーンズのライヴ盤に合わせてわざとらしく体を揺らすことで無理に興奮を抑えていただけのような気がします。

最初は空席が目立っていた客席もどんどんお客さんが埋まって行きました。それを見ながらなんだか僕はとても嬉しくなりました。僕だけでなく、この会場内のお客さん皆がこの瞬間を何年も何年も待っていたんだろうな、そう思うと場内のお客さんみんなが自分の仲間で家族のように思えてなりませんでした。ときおりアリーナから起きるアンガスコールで僕は「あっ、本当に今からAC/DCを生で観るんや。」と実感していました

しばらくするとBGM(結局最後までストーンズオンリーだった)が消え、同時に客電が落ちました。



おおおおおおお!!!!!



アンガース!!!


当然場内は割れんばかりの大歓声です。


すぐにメンバー登場!!


かと思いきや、司会者が登場し英語でアナウンス。。。



「オーライ、オオサーカー!!」 (おおおお!!!)


「アーユーレディー!!! 」  (うぉおおおお!!!!)


「なんた~ら、かんた~ら!!!」  (うをおおおおお!!!)


「エーーーーーー!!!」    (えーーーーー!!!)


「シーーーーーー!!!」    (しーーーーー!!!)


「ディーーシーー!!!!」   (でぃーーーーー!!!!)


              (しーーーーーー!!!)←ズレた人多し。


ほどなくして今度は遂にアンガスヤングが登場。場内大歓声で僕も興奮して感激して涙が出そうになりました。

そしてステージ最前方の真ん中で一度立ち止まったアンガス、ペコリとお辞儀をしました。そしてゆっくりとギターに両手をやりあの曲のイントロを弾き始めます。

一曲目は「YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG」(狂った夜)



ああ、とうとう始まったよ~。。。

ア、アカン、泣いてしまう。。。。

ちゅうか汗か涙かようわからんくなってきたわ。。。

♪ヘイ、ユーーー♪

♪シュッミーオーーーーナーーーイローーーーン♪


ひいぃいいい!!!



サビの部分を歌いながら必死で涙をこらえる僕がいました。。。。



つづく