きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。
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I Salute You !!

NYのJFK国際空港を離陸した飛行機は順調に飛行を続けやがて機内食の時間に。羽田からNYまでのキャセイ・パシフィック航空はかなり充実した機内食でしたが、このNY→ブエノスアイレス便は航空会社が変わりアメリカン航空です。果たして同社の機内サービスは如何に。。。

 

 

 

 

 

一度目の機内食。

 

 

 

 

う〜ん。。。キャセイと比較すると少しショボい気が。。。。味はそんな悪くはなかったですけどね。フォークやナイフがキャセイではちゃんとした金属製のものだったのに対し、このアメリカン航空のものは木製の使い捨てのものでした。

 

また機内食を提供するCAの雰囲気もどこか事務的というか、淡々と義務をこなしているだけの印象を受けましたかね。これまで色々な航空会社を利用しましたけど、全体的に見ると欧米系よりアジア系の航空会社のCAの方が常に笑顔で丁寧に接客してくれる傾向が強いと思います。欧米系の場合、まるで家畜に餌でも撒いているかのような表情で機内食を提供するCAも稀にいますからね(笑)。

 

とはいえ見方を変えればそのアジア系のCAの笑顔がわざとらしくて胡散臭い、と感じる人もいるかもしれませんが。。。こればっかりは人それぞれの好みですね。

 

機内食が終わってしばらくすると機内の照明が落とされました。NY出発が3/24の23:00頃、そしてブエノスアイレス到着予定が3/25の朝10:30頃、そして両都市の時差はわずか1時間だけです。ちょうど夜に出発して翌日の午前中に到着ということで、アルゼンチン到着後の体内時計のことを考えるとできるだけ機内では睡眠時間を確保しておきたいところです。

 

しかし全く眠くならなかったのでやはりアレを閲覧することにしました。そうです、ダンプ松本の「極悪女王」です。NY便ではアプリの調子が悪くて再生できず乗り継ぎ時間中に設定を見直したことは前回書きましたね。今回こそ大丈夫でしょう。タブレットを取り出した僕は満を持して再生ボタンを押しました。

 

ダンプよ、今こそリベンジしてやる。カモーーーン!!!

「動画の再生に問題が生じました。」

なぜか再び表示されるメッセージ。。。。ここでもダンプは再生不可でした。なぜなんでしょう。もともとはWBCを観るためだけに1ヶ月だけ契約したネトフリなので、契約期間が満了して既に解約済みの現在となってはその原因を究明する手段はありません。謎です。

 

ということでネトフリは諦めて次にこれまたNY便では再生不可能だったYouTube Musicに再挑戦です。こちらはなんと設定見直しの甲斐がありオフライン再生が復活してくれていました。めでたしめでたし。メタリカやオジーを聴いてしばらく時間を潰しました。

 

その後も全く眠くならなかったので音楽に飽きた僕は次にゲームをしたりして引き続き時間を潰しました。その間機内では特に何もありませんでしたが、僕の斜め前の座席にいた敬虔なユダヤ教徒っぽい男性がトイレの前のスペースで熱心にお祈りしていたのが印象的に残っています。

 

それからなんだかんだで時間は過ぎていきやがて二度目の機内食の時間に。長時間に及ぶ退屈な国際線の機内にあって数少ないそして最大の楽しみが機内食でしょう。最初の機内食はキャセイよりショボかったとはいえそれでも期待は膨らみます。胸をときめかせて提供を待つ僕なのでした。

 

とはいえ何やら様子が変です。通常機内食の提供では複数のお皿が乗ったトレーをCAさんが各座席のテーブルに置いていきますが、そうではなく袋に入った塊のようなものがどんどん配布されているのです。やがて僕の番になりその謎の物体が目の前に置かれました。

 

 

 

 

 

は??ナニこれ??

 

 

 

 

 

 

こ、これだけ???

 

 

 

 

なんとその中身はヨーグルト、グラノーラ、そしてチョコ味のお菓子、の3点だけのお粗末な内容でした。確かに時間的にはこの機内食は朝食にあたるので一度目の機内食より軽めの内容になるのは理解できます。しかしいくらなんでもこれはないでしょう。こんな貧相な機内食はこれまで経験がありません。まじでアメリカン航空、ナメてんのか。。。

 

まあ文句を言っても始まらないのでヨーグルトにグラノーラを入れて混ぜてから口に放り込みました。味はフツー。

 

このような残念極まりない機内食(とは呼びたくないが)が終わりしばらくすると飛行機はいよいよ着陸態勢に入りました。そしてそのまま定刻通りに無事にブエノスアイレスの空港に着陸。ついに2009年以来16年以上も再訪を夢見てきたアルゼンチンに到着です。

 

 

 

 

 

入国審査へ向かう通路。

 

 

 

 

飛行機から降りるとまずはアルゼンチンの入国審査へ。前回2009年の際はほぼ何も質問されずにザルのような審査だったと記憶していますが、今回はブエノスアイレスで宿泊するホテル名やここまでの航空券番号などを答えさせられました。はっきり言ってNYでの米国入国より厳しかったですね。意外です。そして質問に全て答えると無事にアルゼンチン入国許可が降りました。「グラシアス!!」と一言残して立ち去ろうとすると、隣の審査官が僕に向かってこう言うのです。

 

 

 

「Oh!!AC/DC!!!」

 

「Yes!! I came here from Japan just for AC/DC shows!!!!!」

 

 

 

その後は手荷物を受け取ると市内中心部へのバスに乗るために空港の外へ。ついに僕は帰ってきましたよ、人生最大の思い出の地アルゼンチンに!!

 

 

 

 

 

白いトンネルみたいなものの先がバス乗り場。

 

 

 

 

 

最初バス乗り場の場所がよくわからず迷いましたがなんとかたどり着き無事乗車。市内へは40分ほどの予定です。途中の景色を眺めていると、2009年に初めてここを訪れた際の記憶が色々浮かんできて懐かしかったですね。

 

やがてバスは市内中心部へ。すると交差点で赤信号で止まるたびに何やら不思議な光景が目に入ってきました。複数の少年達が停車中の車のワイパーの根本に次から次へと何やら札のようなものを挟むんですね。そして信号が青に変わるタイミングを見計らってそれらを回収する、という作業を繰り返しているのです。

 

 

 

 

黄色いのが札のようなもの。

 

 

 

 

 

それを回収する少年。

 

 

 

 

 

別の交差点でも、

 

 

 

 

 

 

このように。。。

 

 

 

 

 

札を挟んでは回収する少年が。。。

 

 

 

 

これは何なんでしょうかね??何か寄付を募ったりしているのでしょうか??よくわかりません。ドライバーもそれに慣れているのか、信号が既に青なのに札の回収が遅れていてもクラクションを鳴らすことなく、その回収が完了するのをゆっくり待ってから発車していました。

 

そんな光景に見入っているうちにバスは市内中心部の停留所に到着。ついについに、人生最大の思い出の地ブエノスアイレスに戻ってきたのであります。懐かしい景色に包まれながら徒歩でホテルへ向かいました。

 

 

 

 

 

ブエノスアイレスのシンボル、オベリスコ。

 

 

 

 

歩くこと数分、無事にホテルに到着しチェックイン完了。時計を見ると3/25の13:15、日本時間に直すとと3/26の1:15です。東京の自宅を出たのが3/24の6:30 でしたから、自宅からホテルまで実に42時間45分かかった計算になります。いやいや、実に長かった。。。正午からチェックインできるホテルにしておいて正解でした。

 

 

 

 

 

お部屋。

 

 

 

 

 

窓からの眺め。

 

 

 

 

その後はその辺のマクドで昼食を取った後は夜まで爆睡し、それから酒を飲んで再び爆睡しました。43時間近くかけて到着したのですから初日はそんなもんでしょう。翌日からは本格的にブエノスアイレス を満喫する予定。そして翌々日にはAC/DCが待っています!!

 

 

 

 

 

つづく

 

 

米国入国審査の行列へ向かうとまださほど並んでいる人は多くありませんでした。とはいえ米国の審査は他国と比べて一人当たりにかける時間が長いので、10分や20分では自分の順番は回ってこなさそうです。おそらく小一時間はかかるでしょう。もっとも次のブエノスアイレス行きの出発までは約3時間ほどあるので多少時間がかかっても問題はありません。

 

しばらく待っているとついに僕の番がやってきました。前回触れた通りに過去の米国入国では色々あったので少々不安を感じつつ審査官の元へ。

 

 

 

「目的地はNYだけですか?」

 

「いえ、NYは目的地ではなくアルゼンチンへの乗り継ぎで訪れているだけです。」

 

「わかりました。では写真と指紋を取ります。」

 

「わかりました。(うん?これだけで終わるのか??)」

 

「はいオッケーです。では。」

 

 

 

おおーー!!何と入国目的(観光だとビジネスだとか)すら聞かれることなくめっちゃスムーズに米国入国が完了しました。こんなことってあるのですね(いや、普通の人にとってはこれが普通かもだが)。ちょっと感動してしまいました。

 

入国を終えると次に行うべきことは預けていた手荷物を一旦回収することです。飛行機で米国に到着した場合、そこが最終目的地はなく単に乗り継ぎで立ち寄ったに過ぎない場合であっても、一旦そこで預けていた手荷物を受けとり改めて次に乗る飛行機へと預け直さないといけません。これも米国の少々面倒なところで、他の国での国際線乗り継ぎだと殆どの場合は途中で手荷物の回収の必要などなく、最終目的地まで直通で運んでくれるのですけどね。

 

ということで手荷物受け取り所へ。大きな星条旗が僕たちを迎えてくれました。それはいいのですが、いくら探し回ってもいくつもあるレーンのうちのどれがどの便の手荷物を扱っているのかという案内表示が一切ありません。

 

 

 

 

 

大きな星条旗。

 

 

 

 

 

仕方がないので近くにいた係員に「香港からの荷物はどこで受け取れますか?」と尋ねると、「あっちだ。」と言いうのでその「あっち」のレーンへ。すると入国審査に小一時間かかったこともあり、僕が乗ってきた香港からの飛行機の手荷物はすでに全て出し尽くされている様子でした。そしてそれら大量の手荷物がレーンの横に無造作に置かれて放置されているではありませんか。。。

 

 

 

 

 

 

このように。。。

 

 

 

 

 

 

たくさんの手荷物が。。。

 

 

 

 

 

大量の手荷物の中から無事に自分のスーツケースを発見した僕はそのまま税関へ。普段飲んでいるサプリメントをいくつか持参していたので念のためそれを告げると、「サプリメントは特に申告しなくてもよい。」とのことでそのまま通過。これにて米国入国のための全ての手続きが完了です。めでたしめでたし。出口にも星条旗が飾ってあったので記念にパシャリ。

 

 

 

 

 

その星条旗。なんかカッチョええ。

 

 

 

 

 

その後は上述した通り手荷物を改めて預け直してそれから保安検査へ。まあまあ混雑していたのでこちらも入国審査と同じくらい時間がかかりましたが無事通過。結局飛行機が到着してから約2時間ほどでブエノスアイレス行きの搭乗ゲートにたどり着きました。やはり米国での飛行機の乗り継ぎはそれくらい時間がかかりますね。もしもこの投稿を見てくださっていて今夏のAC/DC北米ツアーを観に行こうかとお考えの方がいらっしゃれば、米国の空港での最初の乗り継ぎは最低でも3時間は確保されることを強くお薦めいたします。

 

 

 

 

 

ブエノスアイレス行きの表示。

 

 

 

 

 

搭乗開始まで少し時間があったので、歯を磨いたり汗拭きシートで体を拭いたりして身だしなみを少し整え、またNYまでの機内で再生できなかったネトフリやYouTube Music のアプリの設定見直しなどをしました。これでブエノスアイレスまでの機内も怖くないぜ。。。

 

そうこうしているうちに搭乗開始時間となり機内へ。座席の配列は左から3・4・3 で僕の座席は真ん中の4の右端通路側です。しばらくして搭乗が締め切られると、何とラッキーなことに隣は空席でした。これなら仮にNY便の時のように充電用の差込口がバカになっていても問題ありませんな。

 

そして定刻通りに飛行機は離陸しました。NYまではそれなりにいた東アジア系の乗客もこの機内には自分以外にはほぼいません。その事実に気付くと嫌でも旅の緊張感がグイッとギア一つ上がります。飛行時間はおよそ10時間半。2009年以来16年以上にも渡り再訪を夢見てきたブエノスアイレスまでもう少しです。

 

 

 

 

つづく


 

香港を出発したNY行きの飛行機はその後も順調に飛び続け、やがて最初の機内食の時間を迎えました。羽田から香港までの機内で提供された機内食がなかなか美味しかったので、このNY便でも期待が膨らみます。

 

 

 

 

 

まずはドリンク・サービスのビール。サッポロではなかった。

 

 

 

 

 

 

そして機内食。

 

 

 

 

 

メインのハンバーグのようなものはなかなか美味しかったですし引き続きハーゲンダッツのアイスも出されて大満足、と言いたいところですがしかし少々問題が。。。上の写真の左上角の胡瓜を何かで和えたもの、何を隠そうこの僕は世の中のありとあらゆる食べ物の中で胡瓜が生レバーと共に大の苦手なのであります。頑張って一口食べてはみたもののやはり無理で、あまりこういうことはしたくないのですが丸々残してしまいました。すみません。

 

食事が終わってしばらくすると飛行機は日本列島上空を通過し始めます。羽田からおよそ5時間半ほどかけて香港まで向かい、そこで約2時間の乗り継ぎ時間を過ごした後に3時間半ほど飛行した結果、また日本上空に戻ってきたのです。言い換えると11時間かけて見事なまでに振り出しに戻ったのであります(笑)。この無駄な移動は一体なんだったのでしょうか?? まあ安い航空券なので仕方ありません。

 

そんな日本上空通過の前だったか後だったかは忘れましたが、食事が済んで少し経つと機内の照明が落とされました。すると一気に静寂に包まれてそれに伴い眠りに着く乗客も増えていきます。しかし僕は全く眠くなかったのでここでついにアレを見ることにしました。そうです、「アルプスの少女ハイジ」が閲覧不可だったため香港の空港で急遽ダウンロードしたダンプ松本の物語「極悪女王」です。タブレット端末を取り出してネトフリのアプリを開き、動画再生ボタンをポチっとしました。

 

が、なぜか何度試しても「この動画の再生に問題が生じました」みたいなメッセージが現れて再生できないのです。「極悪女王」がダメなら「キン肉マン」があるさと次にそちらを再生しようとしてみるもそれもうまくいかず。。。結局ネトフリの動画は全て再生不可能でした。元々オフライン再生ができない仕様なのでしょうか? よくわかりませんが原因は謎のままです。

 

ならば動画は諦めて音楽でも聴くことにしよう、そう思った僕は次にiPhoneの YouTube Music のアプリを開き、オフライン再生用に以前からダウンロードしてあったメタリカやオジーのアルバムを聴くことにしました。

 

しかしなぜか「オフライン再生の期限が過ぎています」みたいなメッセージが表示され、こちらも再生できません。「そんな期限なんぞ聞いてへんがな。」と思いましたがどうしようもなく、一応有料の機内Wi-Fiがあるのでそれに接続すれば問題は解決するとはいえ、その料金が5千円以上するのでやめておきました。

 

ネトフリの動画もダメ、YouTubeの音楽もダメ(ただのミュージックアプリにダウンロード済みの音楽なら再生できたはずですが)、ということで次にゲームをすることにしました。Woodokuというパズルゲームのアプリを開けると幸いなことにオフラインでも問題なく動いてくれ、ひたすらそのゲームに没頭することでしばらく暇を潰すことができました。

 

その後タブレット端末の電池がかなり減ってきたので充電することに。充電用ケーブルをタブレットに差し込み、もう片方の端子を座席のエンタメ画面下のUSBの差込口に挿入しました。

 

しかしなんとその差込口はガバガバのユルユルで完全にバカになっており、何度試しても全く充電がなされないではありませんか!! これからまだ10時間以上もこの機内で過ごさなければならないのですよ。暇つぶしのためにタブレットはもちろんiPhoneだって使用するわけで、にも関わらず充電ができないのは非常に困ります。

 

ということですぐにCAを呼び事情を説明。するとすぐに少し長めの充電用ケーブルを持ってきてくれ、そして

 

 

 

「これをお使いください。これをこちらの差込口に挿入すれば充電できますので。」

 

 

 

と言いながらなんとそのCA、その充電ケーブルをあろうことか僕の隣の座席のUSB差込口に挿入したのであります。。。もちろん隣の座席は空席ではありません。若い女性客が座っています。

 

いやいや、確かにこれで充電できるという事実自体は間違いではありませんが、もしも隣のその女性の乗客が充電したくなったらその時はどうしろというのでしょうか?何ら根本的な解決に至っていない対応に僕は驚いてしまいました。

 

幸いなことにその隣の乗客はその後も飛行中はずっと映画を見ているか爆睡しているかのどちらかで、結局NY到着まで一度もケータイ等を充電することはありませんでした。しかも隣の乗客である僕が自分の座席のUSB差込口を使用していることについても全く気にしていない様子だったのは不幸中の幸いです。

 

とはいえそれはあくまで結果論ですがな。。。今思い出してもふざけた対応ですわ。

 

話が前後し且つ外れてしまいましたが、その後ゲームに飽きた僕は機内後方に待機しているCAの元へ何度がビールを貰いに行きました。その度にモノマネ芸人のキンタロー。に酷似のCAさんがまるで「ドンドン飲んでちょーだいな❤️」とでも言いたげに両掌で目の前の空気を舞い上げるようなジェスチャーをしながら僕にビールを勧めてくれるので、調子に乗って6本くらいはいただいたでしょうかねえ。さすがにそれだけ飲むとだんだん眠くなってきたので、その後数時間に渡り熟睡することに成功です。キンタローのおねえちゃん、どうもありがとう。

 

しかしその貴重な数時間の熟睡期間を一瞬でぶち壊したのは、何やら僕の目の前で突然鳴り響いた男性の怒鳴り声でした。驚いて目を覚ますとそこにいたのは離陸前に座席を交換したあの老婆の旦那さんです。何と彼が別のおっさんとあれこれ口論しているのです。その争いの原因は全くわかりませんがええ迷惑でしたわ。

 

それからしばらくすると二度目の機内食が始まりました。一度目よりは軽めの内容でしたがいかにも香港の航空会社というメニューでこちらもなかなか美味しかったです。

 

 

 

 

 

点心が数種。

 

 

 

 

 

機内食が終わるとNYまではもうすぐです。やがて飛行機は着陸態勢に入りそのまま定刻通りにNYのJFK国際空港に到着。15時間半に及ぶ長いフライトがやっと終了しました。

 

飛行機から降りると待っているのはアメリカ合衆国への入国審査です。米国というのは旅行する上では少々厄介な国でして、今回のように米国に用事があるわけではなくアルゼンチンという第三国へ向かうための単なる「国際線乗り継ぎ」のためだけに米国に立ち寄る場合であっても、通常の米国への入国審査を受けなければなりません。

 

僕のこれまでの国際線乗り継ぎの経験だけに限って言うと、米国以外にそのような国で乗り継ぎをしたことはなく、ロシア、中国、台湾、イギリス、トルコ、カタールetc.、これまで「国際線乗り継ぎ」のためだけに立ち寄った国では、全てその国への入国は不要でした。

 

そしてその米国入国について更に付け加えるなら、僕はこれまで「米国入国審査」について全く良い思い出がないのです。過去に経験した七度の米国入国のうちスムーズに入国できたのはわずかしかありません。別室送りになったことも何度かありました。具体的には以下の通りです。

 

 

 

1)2009年I月ヒューストン

いきなり別室に連れて行かれて謎の尋問を受ける。なぜか丸美屋のふりかけ「味道楽」を持った別の審査官が登場し、(私)「オウ、ズィス イズ デリシャス」(審査官)「オイシイネー。」と会話しているうちに入国許可が下りる。

 

 

2)2009年7月NYのJFK

審査官は最初から最後まで「イヒヒヒヒ、カズ!!イヒヒ、カズ、マツイ、カズオ・マツイ、ヒヒヒヒ。」しか言わない。知らん間に入国許可が下りる。

 

 

3)2009年9月サンフランシスコ

入国審査は難なく突破するもその後税関申告書提出前に係員に呼び止められそのまま10分ほど尋問される。

 

 

4)2009年10月ダラス

4度目にして初めてスムーズに入国。

 

 

5)2009年11月アトランタ

「なぜこの短期間に何度もアメリカ入国を繰り返しているのか?」と審査官からしつこく問い詰められる。通訳を介して過去のAC/DCのライブチケットなどを見せつつ事情を説明しやっとこさ入国許可が下りる。

 

 

6)2009年12月ダラス(アルゼンチンへの国際線乗り継ぎだけ)

別室に連れて行かれて30分以上待たされ、係員から「今から再度指紋をとる。指先でおでこを触ってそのアブラをよくすり込ませろ。」と言われてその通りにして指紋をとると「君はもっと手を綺麗に洗うべきだな。」と言い残され入国許可が下りる。

 

 

7)2015年8月ロサンゼルス(カナダへの国際線乗り継ぎだけ)

特に何も質問されず過去最高のスムーズな入国。やればできる!!

 

 

 

ということで今回の米国入国は果たして滞りなく進むでしょうか?入国目的がアルゼンチンへの国際線乗り継ぎのためだけとはいえ、少々不安を感じながら入国審査へと向かう僕なのでした。

 

 

 

 

 

つづく

先週の土曜日に無事アルゼンチンから帰国しました。本日よりAC/DCアルゼンチン遠征について書いていこうと思います。まずは出発当日からです。

 

 

 

 

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3月24日、朝6時半頃に自宅を出た僕はまず水天宮前の東京シティエアターミナルへ向かい、そこからリムジンバスに乗り羽田空港を目指しました。羽田であれ成田であれ僕はこれまで空港に向かうには鉄道ばかり利用していましたが、今回は珍しくバスを使ってみることにしたのです。成田なら全席指定のスカイライナーがあるのでまだ快適ですが、羽田の場合はそのような列車がなく重い荷物を持って地下鉄やモノレールに乗るのは以前から少し苦痛に感じていたのでね。結果はバスにして良かったです。鉄道よりもはるかに楽で快適でした。次回以降もぜひ利用したいです。

 

羽田空港到着後は特に何もなく搭乗ゲートへ。長い長いアルゼンチンへの旅の幕開けです。ちなみに今回のアルゼンチンまでの飛行ルートは以下の通りで、羽田からNYまでがキャセイパシフィック航空、NYからブエノスアイレスがアメリカン航空を利用します。()内は所要時間です。

 

 

・羽田 10:10 →香港 14:30(5時間20分)

・香港 16:30 →NY  20:05(15時間35分)

 ・NY 22:59 → ブエノスアイレス 翌10:29(10時間30分)

 

 

日本とアルゼンチンの時差はちょうど12時間ですから、3/24の10:10に羽田空港を出発してから3/25の10:29にブエノスアイレスの空港に到着するまでは実に36時間19分かかることになります。地球の裏側に行くのはやはり時間がかかりますね。更に言うなら自宅出発からブエノスアイレス市内のホテルへのチェックインまでの時間を計算すると軽く40時間を超えてしまうわけで、考えただけで目眩がしそうですな。。。

 

それは置いておいて、空港内では特に何の問題もなく時間は過ぎていき、定刻通りに飛行機は香港へ向けて飛び立ちました。

 

 

 

 

 

いざ、香港へ。

 

 

 

 

機内でも特に変わったことはありませんでしたが一つ想定外だったのが、長時間のフライトに備えて予めタブレット端末にダウンロードしておいたアマプラのアニメ「アルプスの少女ハイジ」が、アマプラ規定の視聴期限が過ぎていたとかで閲覧できなくなっていたことでしょうか。上述したように30時間以上も飛行機の中で過ごさなければいけないので、その暇つぶしに僕は「アルプスの少女ハイジ」を機内で初回から最終回まで全話通しで観てやろうと思っていたのです。まさか視聴期限があるとは知りませんでした。クララが立つシーンが見られないなんて、この後の機内で一体どう時間を潰せば良いのやら。。。

 

あと機内での出来事としてもう一つ挙げるとするなら、最初のドリンク・サービスでビールを頼んだところ提供されたのが海外販売用のサッポロだったことです。これまで色々国際線に乗ってきましたけどこのビールが出てきたのは初めてです。ビールはサッポロ派の僕にとってこれは嬉しいことでした。

 

 

 

 

 

国内向けの「黒ラベル」とは別商品です。

 

 

 

 

その後すぐに提供された機内食もなかなか美味しくて、また食後にはハーゲンダッツのアイスクリームも出てきたりして、このキャセイ・パシフィック航空の機内サービスは評判通りになかなか充実していました。とはいえ一つ不満を述べるなら、エンタメ用の画面でマップ(今飛行機がどこを飛んでいるかを地図上で見られるもの)を開こうとしてもちゃんと開かなかったことくらいでしょうか。結局最後まで開けずじまいでした。まあ、それくらいは些細なことですけれど。

 

 

 

 

 

機内食はパスタ。

 

 

 

 

 

 

日本蕎麦とフルーツ。

 

 

 

 

 

そのまま順調に飛行を続けた飛行機は定刻通りに香港に到着。ここでNY行きの飛行機に乗り継ぎです。国際線乗り継ぎの導線がよくわからず少し迷ったものの無事に保安検査を通過し、さほど時間もかからずNY行きの搭乗ゲートまでたどり着くことができました。

 

 


 

 

保安検査へ。

 

 

 

 

 

搭乗ゲートからの風景。

 

 

 

 

少し時間があったので今後も続く長時間のフライトのことを考え、僕はタブレット端末に新たに動画を入れることにしました。最初はリベンジを図るべくアマプラで「アルプスの少女ハイジ」を再びダウンロードしようとしたのですが、「お住まいの地域ではご覧になれません。」的なメッセージが出たため断念。他に良さそうな動画を少し探してみたものの特にこれといって見つからなかったため、アマプラは諦めて次にネトフリのコンテンツに少し目を通してみることに。

 

しかしながらネトフリにもこれと言って興味をそそる動画は見当たらず、とは言え全く動画をダウンロードしないのも暇つぶしが厳しくなると思い、悩んだ末に結局ダンプ松本の物語「極悪女王」、そしてついでにキン肉マンも念のためダウンロードしました。村西とおるの「全裸監督」も少し考えましたが下手に機内で閲覧すると変な問題が生じてややこしくなるかもしれないと思い渋々却下。ともあれこれで準備万端、15時間以上のフライトも安心です(ホンマか?)。

 

しばらくすると搭乗時間になり機内へ。無事に自分の座席に着席しその後は特に何もなかったと言いたいところですが、僕の隣の席の老婆が何やらオドオド・キョロキョロして落ち着きがありません。着席してから離陸までのわずか数十分の間に何度も席を離れては戻るを繰り返しています。しかも座っている時も不自然に体を斜めにして座るものだから彼女の体が僕の座席の領域にまではみ出てくるのです。そしてしばらくすると僕に対して現地語で話しかけてくるではありませんか。

 

もちろん僕はそんな現地の言葉は全く話せないので、英語と日本語で繰り返し「すみませんが私は中国語が話せません。英語か日本語でお願いします。」と伝えたのですが、逆に彼女はどちらも全く解さない様子です。

 

何度かそのようなやりとりを繰り返していると、老婆は僕とは反対側の隣の席に座っていた若い女性に話しかけ始めました。幸い彼女は現地人のようで老婆と滞りなく意思疎通し、そしてその後女性は僕に英語で老婆が次のようなことを希望している、と教えてくれました。

 

 

 

「このおばあちゃんは旦那さんと座席が離れてしまったので、もし可能ならあなたと旦那さんの座席を交換してほしいそうです。」

 

 

 

なるほど。そういうことだったのですね。その旦那さんの座席を確認すると僕の数列前の同じく通路側だったので特に問題はありません。一応CAの方に承諾を得てから座席交換に応じました。老婆はとても喜んでいて、言葉はわかりませんでしたが僕に対して感謝の思いを伝えようとしてくれているのはよくわかりました。

 

その後飛行機は定刻通りに離陸。およそ15時間半に及ぶNYへの長い空の旅が始まったのであります。

 

長くなりそうなので続きは次回ということで。

 

 

 

 

 

つづく

 


 

今羽田空港の搭乗ゲート前です。これから10:10発の便で香港→ニューヨーク→ブエノスアイレスと乗り継いでいきます。ブエノスアイレス到着は現地時間の明日3/25の午前10:30頃、日本時間だと22:30頃の予定です。長い長い空の旅が始まります。、


ちょうど今頃現地ではブエノスアイレス全3公演の初日のステージが始まる頃ですね。前回のLIVE AT RIVER PLATE 同様に今回もスタジアムはとんでもないことになることでしょう。


詳しい様子は帰国してから色々書きます。とりあえず行ってまいります!!


ほなまた。