ブラチスラヴァちょっと散策。 | きよっさんのAC/DC海外遠征記Z

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世界最強のロックバンド我らがAC/DCのライブを主に海外各地へ観に行った際の旅行記その他です。

では続きです。

 

 

ブラチスラヴァ滞在2日目となる7月20日、一夜過ごした安宿を出た僕はまず中心街からやや外れたところにある次のホテルまで徒歩で向かいました。チェックインにはまだ少し時間があったので、とりあえずそこで荷物だけを預かってもらい、その後再び中心街に戻って市内を軽く散策する予定でした。

 

フロントでは若い女性スタッフが笑顔で応対してくれました。

 

 

「予約はされていますか?」

 

「はい、2泊の予定で。(とパスポートを提示。)」

 

「ありがとうございます。はい確認しました。ただチェックインまではまだ少し時間があるのですが。。。」

 

「ええ、なので荷物だけ預けさせてもらいますか。中心街に行ってますので。」

 

「わかりました。ではこちらへ。。。(と荷物を預ける。) ところで明日のAC/DCのコンサートに行かれるのですね。」

 

「はいもちろん。そのために日本から来ましたよ。」

 

「それは凄い。ではこちらをお読みください。会場へのアクセス方法です。」

 

「おお、ありがとうございます。」

 

「それとブラチスラヴァの観光地図もどうぞ。」

 

「ありがとうございます。」

 

「では後ほどお待ちしています。」

 

「ありがとうございます。では後ほど。」

 

 

 

 

 

 

なんと翌日のAC/DCのコンサート目的の宿泊客へ配布するためにわざわざホテル側がこのように資料を準備していてくれていたのです。これには驚きましたね。過去のAC/DC海外遠征でもホテル側のこのような対応はちょっと記憶にありません。

 

無事に荷物を預けた僕は再び中心街へ向かいました。まず向かったのはコンサート前日と当日に街中に臨時設営されたAC/DCのグッズショップ(POP UP TRAILER)です。前回のウィーンではツアー・グッズを全く購入しなかったので今回こそはと考えていましたから。コンサート当日だと荷物が増えるので可能ならば前日のうちに購入しておきたいですからね。

 

 

 

臨時グッズショップ設営のお知らせ。AC/DC公式Xより。

 

 

 

しかし実際行ってみるとTシャツやその他扱っている商品は豊富だったものの、今POWER UP TOUR のグッズはそこにはありませんでした。ツアー・グッズ以外の商品は特に欲しくなかったので結局なにも買わずにグッズショップをあとにして、その後は中心街を散策することにしました。

 

ブラチスラヴァはスロバキアの首都ではあるものの、人口は約40数万人と日本でいうところの地方の県庁所在地程度の規模しかありません。当然中心街はさほど大きくはなく徒歩だけで一通り回ることができます。またガイドブックの「地球の歩き方」を閲覧しても観光名所的な場所はわずかしか掲載されておらず、見るべきものはさほど多くはなさそうでした。

 

とはいえ僕は元々観光名所にはあまり関心がなく街の雰囲気やそこを行き交う人々により興味があるので、観光名所の多い少ないは大した問題ではありません。ホテルでもらった地図を片手に適当にぶらぶらと散歩しました。以下はその時の写真です。

 


 

 

カプチン教会。

 

 

 

 

スロバキア国立劇場。

 

 

 

 

聖マルティン大聖堂。

 

 

 

 

トリニティ教会。

 

 

 

 

グラサルコビッチ伯爵宮殿。大統領官邸らしい。

 

 

 

一通り中心街を歩いてみて抱いた感想は、ブラチスラヴァはウィーンと同様に町全体が落ち着いていて人々も穏やかで行儀がよく治安が良さそうだというこです。一方でAC/DCやその他のロックTシャツを着た人とすれ違う際には「ヘーイ!!AC/DC!!トゥモロー!!」などとハイタッチを求められることも何度かあり、ウィーンでは味わえなかったAC/DC熱もまた感じることができました。

 

余談ながら帰国後知った話として、ブラチスラヴァは一説には「欧州で最も退屈な首都」とも呼ばれているらしいのですが、個人的には特に退屈などはしなかったです(笑)。

 

中心街散策の最後には翌日のコンサート会場への出発地候補である「ブラチススラヴァ中央駅」の場所を確認しに行き、そこからホテルへと戻りました。出発地「候補」と書いたのは理由がありまして、今回のAC/DCブラチスラヴァ公演の会場「OLD AIRPORT VAJNORY」へは、主に鉄道、路面電車、公共バス、自家用車等でアクセス可能らしいのですが、僕はこの前日まで鉄道にするか路面電車にするか決めかねていたからです。

 

ホテルからは路面電車の停留所が比較的近いものの会場へは何度か乗り換えが必要らしく、しかも所要時間が不明でした。ならば鉄道の方が早く会場に着くはずなのでそちらの方が良いのですが、反面ホテルと鉄道駅はかなり離れていて徒歩移動が可能かどうかがわからなかったのです。

 

なのでコンサート前日に一度鉄道駅からホテルまで歩いてみようと思ったわけです。結果は約20分ほどでホテルに到着。これなら特に問題ありません。会場へは鉄道で行くことに決定です。

 

 

 

 

ホテルへ帰る途中でLGBTのパレードに遭遇。。。

 

 

 

ホテルに戻ると無事にチェックイン。部屋の鍵の開け方があまり日本にはないタイプのもので苦戦しましたが、スタッフに親切に教えてもらい無事解決。その後はゆっくりと部屋で過ごしました。

 

 

 

 

前日の宿より格段に良い部屋です。

 

 

 

 

バルコニーもありました。なのでそこで乾杯。

 

 

 

 

もういっちょ。

 

 

 

上の写真でもわかりますが、このホテルの周りは緑豊かで閑静な住宅街でとてもゆったりと時間が流れていました。そんな中バルコニーで涼しい風を浴び小鳥の鳴き声を聞きながら飲むビールは最高の一言。前日のあの壁が薄い安宿とは正反対の優雅なひとときを満喫です。こうしてブラチスラヴァ2日目の夜は更けていくのでありました。

 

 

 

 

つづく