新垣 清のオフィシャルブログ

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新垣清が自らの経験と考えに基づいて「思想・文化」、そして「政治・世界情勢」を語ります!

 本ブログは、「思想・文化」、「政治・世界情勢」の事柄に関してです。


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 わたくしは以前から、日本という島国は、北はロシア、東はアメリカ、西は中国・北朝鮮という四つの核保有国というものに囲まれた、大変な国であると陳べていました。

 

 これに南のフィリピンあたりが、核兵器を持ったとしたら、まさしく東西南北、四方八方を核で囲まれたことになります。

 

 流石に、核兵器のレベルまでは行きませんが・・・。

 

 現在

 ロシアのプーチンによる、ウクライナ侵攻。

 アメリカの、トランプの大統領再選。

 北朝鮮軍のロシアの傭兵としての、ウクライナ参戦。

 フィリピンの、大統領と副大統領の確執

などと、もう我が国の周りは問題だらけ・・・。

 

 中国の不況というかバブルの崩壊は、高成長だった日本でも一度は経験したことなので、理解は出来るけど・・・。

 

 ここで、韓国の戒厳令騒ぎが起こってしまいました。

 

 一体、なんで・・・?

 韓国で今、この時に、戒厳令が出るのか、まったく青天の霹靂というか、寝耳に水というか・・・。

 訳、わからん!

 まぁ~、肝心の韓国自体が、戒厳令を出した伊大統領以外は、訳が分かって居ないはずですし・・・。

 出したご本人でさえ、ホントウは分かって居ないでしょう!?。

 

 それどころか・・・。

 案外、国内不安が生まれた韓国の状況を見て、隙あらばと常に事を起こすことを狙っていた、敵対する隣国の北朝鮮の金正恩でさえ、(*_*)してしまい、もう適切な(?)対応をすることが出来なかったはずです。

 後にすぐこの戒厳令宣布は、撤去されますが・・・。

 駐韓アメリカ軍などは、どのような態度を見せていたのか? っと気になるところではあります。

 いかに軍であれ、「オイ・オイ! 本気かよ?」っと他国の政治の有様に困惑したと思われます。

 しかし、このような政治的未熟度をみせるお隣の国と、付き合っていかなければならない我が日本国は、対朝鮮半島に関しては、上手く舵切をしていかなければならないのでしょう。

 前のブログで、石破新総裁は防衛に関しては、その経験と思考から独自の構築された

防衛論

の持主であると記しました。

 

 さらに自由民主党の根源的な三つの流れにおいて、田中角栄の流れに連なる対アメリカ政策として、

アメリカからの自立論

を、その思想としていると記しました。

 

 田中は、自らが権力闘争において使った金権選挙で国民の反発をかいました。

 それ以上に対中国、そして独自のエネルギー獲得(石油です)政策の両方が、アメリカの逆鱗に触れて失脚します。

 

 そして上記の防衛論とは真逆(?)で、石破にはこれと言った経済論は持ち合わせていないとも記しました。 

 

 でも・・・。

 

 それって余り関係の無いことだと、わたくし・新垣清は思っています。

 それは他の二つの流れの自由民主党の代議士だって、

現在の日本経済を立て直すだけの政策

などは、一人も持っていないからです。

 

 その面を考慮すると、ただただアメリカ追従の・・・。

 岸、安倍(含・麻生)の流れにある高市や・・・。

 どのような政治信念を持っているのかさえ不明な小泉などと比較しても、まだまだ石破の方が良いとわたくしは思っています。

 

 なぜなら、筆者の住むアメリカは、いま現在ある意味、好景気に沸いています。

 しかし・・・。

 この沸き方は、ゼンゼン国民が幸せにはならない沸き方だなぁ~というのが、わたくしを含めた大多数のアメリカ人の想いであるはずです。

 そして、このようなアメリカの後塵を拝しているだけの日本国は、好景気にはゼンゼンなれないし、かつ国民はゼンゼン幸せに向かっていると感じることが出来ないことになっています。

 

 なぜか・・・?

 答えは簡単です。

 

 それは

アメリカ型の資本主義経済は、

もう完全に

行き詰っているからです。

 

 これを感じるのは、統計や資料をどんなに調べても無理です。

 以前からわたくしが本ブログで、政治家、高級官僚、(政治・経済)学者、評論家などのいわゆる有識者と呼ばれる人々を、あまり信用しない。

 あるいは彼らの意見を、自分の考えを構築する際に採用しなくなったのは、それが大きな理由です。

 なぜなら、彼らは統計や資料を作るプロでしか無いからです。

 でも統計や資料って、大部分の場合・・・。事柄が起こった後での跡片付けでしかないのです。

 または、辻褄合わせになる可能性が大でしかないのです。

 

 政治や経済などという、まだまだ科学にさえなっていない・・・。

 人間の概念だけで作り上げる部門においては、個人の頭脳の良さ、頭脳の柔軟さ、または閃きがあるか無いかの違いだけです。

 ですから、わたくしは政治学や経済学などという学問は本来は存在しない。

 存在するのは、政治史学経済史学などにしか過ぎないのだと申し上げているのです。

 

 現在の我が日本国においては、そのメージャーな政治学、経済学がすべてアメリカから学んだ、アメリカ型資本主義を母体してして発達したものでしかありません。

 その母体が行き止まりになっているというのに、それを活用して打開策を見つけようとすること自体が無理なのです。

 

 安部が打ち上げたレーガンレーガノミクスを模倣したとも言える、アベノミクス三本の矢などの政策が、如何に我が日本国を弱体化したかは、もう読者の皆様承知の出来事だと思っています。

 だからと言って、現在の日本国の巷でささやかれる、ポスト資本主義や、資本主義のアンチ・テーゼの存在でしかない、社会主義共産主義などの復活などもナンセンでしかありません。

 アンチ・テーゼなどは、テーゼが存在するからこそ、その存在価値があるのであって、それ自体で存在できるものでは無いのです。

 これらに関しては、何時かまとまったカタチで陳べます。

 

 

 いまは、石破にどれほど経済的な閃きがあるかを見極めたいと思っています。

 

 日本国の自由民主党の新しい総裁に選ばれた、石破茂は総選挙を行うと発表しました。

 防衛省長官を務め、ならびに防衛大臣になったりと、歴代の政治家の中でも、自身の国防の意識を持った人物です。

 ただ、

経済はダメでしょう。

 まず彼が、そのような部門のハタケを歩んできたとは、とても思えないからです・・・。

 でも、一体この経済の部門で明確な考えや政策を持っている、日本の政治家が存在するでしょうか?

 長年政権を担ってきた自民党は、バブルが弾けたこの方・・・。

 ゼンゼン有効な政策を

打ち出すことが出来ませんでした。

 1979年にイギリスのマーガレット・サッチャーが首相に就任し、翌年にロナルド・レーガンが米国大統領に選出されました。共に市場原理主義を掲げた「経済自由主義者」です。

 わたくし・新垣清は、その当時に丁度アメリカの大学に在していました。

 そしてアメリカ社会において、レーガンレーガノミクスの唱えるトリクルダウンの経済方式こそが、国民を豊かにするものだと熱狂していた人間が多数いたことを鮮明に覚えています。

 しかし、40年以上経った2020年代にそれは、

完全に大失敗

であったと理解されています。

 

 そして、我が日本国においても安倍信三が二度に渡って日本国総理を務めました。

 その時に打ち出したの政策が、

アベノミクス

であり、

三本の矢

 です。

 これも

日本経済を大失速

させています。

 安部総理には優秀な高級官僚も、ブレーインとして著名な大学教授も、有識人と言われる人々もいたでしょう!?

 しかし、そのすべての人びとが自らの能力の無さを、暴露する結果に終わってしまっています。

 

 石破総裁は、経済における能力とは、上記の他国の首相、大統領、そして自国の総理、官僚、大学教授、有識人となんら変わらないものでしかないのです。

 所詮、世間の著名人、専門家(特に政治・経済という人文系統の学問において)とは、そのレベルでしかないのです。

 

 ならば・・・。

 裏金問題で国民から大不評を被り、次の選挙において大敗の可能性もある自由民主党は、石破を総裁として選挙を戦う以外に選択の道は無いのです。

 

 

 多数の候補者で争われた、日本国の自由民主党総裁の選挙戦が終了しました。

 その結果・・・。

 石破茂氏が勝利し、自由民主党の総裁に選出されました。

 

 じつは、わたくし・新垣清は・・・。

 前回か前々回(またはもっと前?)の総裁選挙の際に、石破氏のHPつてでメールを差し上げたことがあります。

 すなわち、昼行燈のような彼でも、さすがに立って当選するような活動をすべき時期ではないか!? っと少しキツイ意見を差し上げたのです。

 

 まぁ~、わたくし如きの意見など何の役にもたちません。

 さらにメールを差し上げたのも、正確には一体いつお出ししたのかもわからないという塩梅であり、いまから思うに床屋談義の延長のようなものだったのでしょう。

 

 ただ、わたくしは、1955年(だった?)に結成された自由民主党には、水面下で大きくわけて三つの流れがあると思っています。

 それは、対米政策の違いです。

 

 一つは岸信介や、当時の右翼の巨頭であった児玉誉志夫などの流れである

対米従属派

の流れです。

 現在でも日本の高級官僚の大部分は、この流れの一端です。まぁ~、官僚というものは、権力の僕(しもべ)なので仕方がないのですが・・・。

 しかし、終戦直後やそれに続く混乱期から復興期まで、アメリカという名の虎の後ろに隠れて自らの利権を得る狐のように立ち振る舞った。

 あるいは、アメリカの下部組織としての日本を操ったということに関しては、今後の日本の歴史において、糾弾される可能性のある流れであると個人的には思っています。

 安保問題に関しても、下手をするとアメリカのご機嫌を買うために、その先兵の役割をかって出る! という方法さえとる可能性もあります。

 さらに、この流れは日本の政治・経済・文化において、我が日本国の

保守

というものの名誉・価値を、著しくそこなってしまっています。

 

 次はそこまでは極端では無くても、現状はアメリカの意向にそって、日本国をどうにか敗戦のダメージから脱却させて経済的に立て直して行こうとする流れです。

 この場合は日本国の経済的な復興を最優先にして、軍事的な面においては第二義であるという立場を持っています。

 戦後の日本の復興に関して、多大なる貢献をした吉田茂などが、この筆頭になるでしょう。

 この吉田のアメリカのサンフランシスコにおいての、日米の防衛条約に際して(署名時)取った態度というものは、非常に見事なものであり、長く日本の歴史に残るものだと個人的には思っています。

 

 最後が、日本の完全独立を目指す流れです。

 驚かれるかもしれませんが・・・。

 金権政権・選挙の悪名のある田中角栄などが、その筆頭としても良いでしょう。

 わたくし自身は田中に対する評価というものは・・・。

 田中の金力による権力の行使というものが、民主主義の根幹を危うくし、退廃を招くということで非常にアンビバレントな気持ちです。

 しかし、田中の失脚の直接的原因(?)っとなった、独自の対中国政策、独自のエネルギー獲得(石油)の努力などは、対米独立派としても良いものです。

 そして、時代が違い・・・。

 派閥も違い(解消?)・・・。

 日米の立場も違い・・・。

 と所々の点では違いはあるでしょうが、わたくしは今回自由民主党の総裁に選出され、日本国の総理となるであろう、石破茂は、この田中角栄に連なる対米独立論者であると思っています。

 

 そして、今回の石破総裁の誕生は、岸信介から延々と続いた対米従属政策の、遅すぎる変化があるか!? っという期待はあります。

 

 ただ、この石破総裁は独自の自衛論を展開するだけの能力はありますが・・・。

 株主や企業経営者にとっては大好評であったが、大多数の国民に塗炭の苦しみを与えた、円安をどこまで解消し、大失策の代名詞となるはずであろう、アベノミクス・三本の矢の大損失から、どこまで日本経済を立て直すことができるのか?

 それは、衰退している我が日本国の国運を左右するものだと思っています。

 石破総裁(総理)に、期待していますというよりは、期待する以外に無いのです。

 

 日本国

は、もう

待った無し!

の状態なのですから・・・。

 

 以前、本ブログの世界は、アメリカは、まだ・・・なのか? でも記したように・・・。

 

 わたくしは、共和党の大統領候補であるトランプが、途中退場をしても可笑しく無いと思っています。

 今週行われるカマラ・ハリスとのデイべートでトランプが起死回生のヒット、あるいはホームランを放つ可能性もあるのかもしれませんが・・・。そしてその結果、トランプが大統領に選ばれたとしても、それはアメリカの大いなる衰退の現れでしかないと思っています。

 

 さらにベラルーシは、まだ政権が覆さてはいないのか? とも思っています。

 ロシア・ウクライナ戦争は長引き、今後の多量の死傷者が出るでしょうが・・・。

 その戦局を変え得るもっとも効果的な事柄は、ベラルーシの政権交代以外に無いと、わたくしは思っています。

 

 翻って我が日本国を見てみると・・・。

 これは筆舌に尽くしがたいというよりは、筆舌で語る価値も無いということになるのでしょう!?

 特に自民党の総裁選挙に関しては、もうダメの一言にしか尽きないと思っています。

 

 民度の低いアメリカの、政治への関心度の高さ。

 民度の高い日本国の、政治への関心度の低さ。

 

 それは非常に対照的であり、まだ政治的な混乱にあるアメリカの方が、未来があるのではないか?! っとさえ愚考してしまうほどです。

 どうなるのか?

 それとも、どうにもならないのか?

 

 腰を据えて見ていく以外にないのでしょうか?!