新垣 清のオフィシャルブログ

新垣 清のオフィシャルブログ

新垣清が自らの経験と考えに基づいて「思想・文化」、そして「政治・世界情勢」を語ります!

 本ブログは、「思想・文化」、「政治・世界情勢」の事柄に関してです。


 沖縄空手道無想会、ならびに武道武術空手関係の情報は、ブログをご覧ください。



無想会空手のブログ」


https://ameblo.jp/muso-001


 以前、本ブログの世界は、アメリカは、まだ・・・なのか? でも記したように・・・。

 

 わたくしは、共和党の大統領候補であるトランプが、途中退場をしても可笑しく無いと思っています。

 今週行われるカマラ・ハリスとのデイべートでトランプが起死回生のヒット、あるいはホームランを放つ可能性もあるのかもしれませんが・・・。そしてその結果、トランプが大統領に選ばれたとしても、それはアメリカの大いなる衰退の現れでしかないと思っています。

 

 さらにベラルーシは、まだ政権が覆さてはいないのか? とも思っています。

 ロシア・ウクライナ戦争は長引き、今後の多量の死傷者が出るでしょうが・・・。

 その戦局を変え得るもっとも効果的な事柄は、ベラルーシの政権交代以外に無いと、わたくしは思っています。

 

 翻って我が日本国を見てみると・・・。

 これは筆舌に尽くしがたいというよりは、筆舌で語る価値も無いということになるのでしょう!?

 特に自民党の総裁選挙に関しては、もうダメの一言にしか尽きないと思っています。

 

 民度の低いアメリカの、政治への関心度の高さ。

 民度の高い日本国の、政治への関心度の低さ。

 

 それは非常に対照的であり、まだ政治的な混乱にあるアメリカの方が、未来があるのではないか?! っとさえ愚考してしまうほどです。

 どうなるのか?

 それとも、どうにもならないのか?

 

 腰を据えて見ていく以外にないのでしょうか?!

 明確にしますが・・・。

 わたくし、人のゴシップが嫌いです。

 別に善人ぶっているのでは無く、人は人、自分は自分として、他人にそんなに関心を払いません。

 自分の始末さえようやくの人間が、他人の始末のあれこれに興味を持って、一体どうするのか?! っというのが、わたくしの人生です。

 

 特に政治的な面に関しては、政治芸能というものには関心はありません。

 ただ・・・。

 今回ロバート・ケネディ・ジュニアの醜態には驚かされました。

 この人・・・。

 環境関連の弁護士としては、案外良い仕事を為してきた人物です。確か(思い出しだけで記していますが・・・)ハドソン川の水の浄化などの功績も著名です。

 でも・・・。

 やはり若いころに起った、お父様のロバート・ケネディ氏の暗殺を受けて、考え方が少し現実からずれてしまったのだと思っています。

 すなわちお父様の暗殺は、背景にものすごい団体や個人が存在し、そのために父親は

崇高な犠牲

となったのだ! っという風に自分を納得させずには、居られなかったのでしょう!?

 いわゆる社会における理不尽な出来事、さまざまな不可解な出来事は

組織的な巨大な集団による

陰謀だ。

っという結論に達したのでしょう。

 そのためにコロナ・ワクチン陰謀説をはじめとして、さまざまな陰謀説に加担しています。

 なんか・・・。

 我が日本国の対米従属の、保守・右翼が喜びそうな思想の持主です。

 

 もともとはケネディ家として当然、民主党でしたが、今回の大統領選挙には無所属で立候補していました。

 政治理念は上記の陰謀論に加担するぐらいですから、トランプ寄りです。

 でも、所詮は泡沫候補でしかありません。

 

 以前にこのブログでも記したような、消費者運動の立役者であったラルフ・ネーダーが大統領選挙に立候補して・・・。

 その結果、最重要なフロリダ州で共和党のブッシュ・W(息子の方)が、民主党のアル・ゴアを破りました。

 民主党の票が、ネーダーに流れたためでした。

 その結果、わたくしが

アメリカの第二次世界大戦後の

もっとも愚劣な大統領

だと評している

ブッシュ・W

が大統領となり、愚かなイラク戦争で何十万、何百万という人間が無くなりました。

 

 しかし、今回のロバート・ケネディ・ジュニアの立候補はそれほどのインパクトは無く、当然の如く選挙戦がじり貧に陥り、最後は共和党のトランプを推薦するなどという、みじめな結果におわりました。

 一部では、ケネディ家の名を換金化したとまで批判されています。

 

 ケネディ家云々は別として、わたくしの意見はただ一言・・・。

 彼の立候補とトランプ陣営への参加は、

現代アメリカ社会の

衰退の一つの大きな象徴

であるということです。

 

 以前のブログ 世界は、アメリカは、まだ・・・なのか? 

 >わたくしは、

 >トランプが共和党の大統領候補には成れないのではないか? 

 >っという希望的観測を述べました。

 >でも・・・。まだ・・・。その感触はありません。

 

 と記しました。

 

 いやいや・・・。

 アメリカでは、いまは民主党の党大会がシカゴで行われ、現副大統領のカマラ・ハリスが正式に大統領選の民主党候補として、選出される儀式が行われている最中ではないか!?

 共和党のトランプの選出は、

ズーと以前に終了しているだろうが・・・!?

 と、ッ込みが入るとこでしょう。

 

 確かにそうです。

 トランプは、すでに大統領選の共和党の代表として選出されています。

 しかし・・・。

 わたくし・新垣清は、

トランプが途中で選挙戦から降りるという可能性

が、まだまだあると思っています。

 これは、希望的観測でしかありません。

 さらにわたくしは以前に、トランプが大統領になるはずが無い! っと人生最大の誤算をしており、この人物の動向の予測にかんしては、百発百中というわけにはいきません。

 

 でも・・・。

 この人物の生き方をみていると、自分より弱い相手には徹底的に勝つが・・・。

 自分より強い相手と戦った、場合。さらには自分が不利になった時に、踏み止まれるか?! っということに、非常な疑問が沸いてくるのです。

 

 わたくしから言わせれば・・・。

 トランプという人物は、いじめっ子なのです。

 そしていじめっ子は、決して強い相手に向かっていくことはありません。

 

 現在のカマラ・ハリスの躍進を、トランプがどのように捉えるか?

 そして自分が不利だと判断した場合に、いかなる行動をとるのか?

 もう前回の選挙のように、負けた際に投票(場)に、不正があったなどといくら叫んだところで、誰も相手にはしてくれません。

 では、どうするか??

 

 途中でいろいろな御託を並べて、退場する可能性は僅かだがある! とわたくしは思っています。

 アメリカの大統領選挙戦を理解することは、アメリカの政治を理解することに直結します。

 そしてアメリカの政治を理解するということは、アメリカの選挙民(国民)の思考方法、生活習慣を理解するということです。

 なぜ、他国であるアメリカのそれらを理解しなければならないのか?

 

 答えは簡単です。

 

 それは

アメリカ合衆国が

現在の日本国の政治・経済・軍事の部門で

多大な影響を与えているからです。

 それは対等の関係では無く、残念なことに日本国とはアメリカの属国ともいえる立場にある国です。

 そのような立場に置かれている日本国は、アメリカの上記の政治・経済・軍事の影響をモロに受けるのです。

 そのような時に、アメリカの意図を読み違える・・・。 あるいは、背景をまるで理解しないなどが起こった場合には、我が国の国益を著しく損なうのです。

 

 卑近な例を挙げれば・・・。

 本ブログでもたびたび警告していたように、

 トランプが大統領職にあった時に北朝鮮の金正恩と交渉して、外交的成果を上げよう試みました。

 トランプ得意のスタンド・プレーです。

 

 その時に我が国の安倍総理が、トランプのメッセンジャー・ボーイ、すなわち使い走り的な役割を果たし、わたくしがたびたび強く警告したように、最後はハシゴを外されてしまいました。

 

 これは

トランプという人物と、

それを選出した

主にアメリカ国内の白人至上主義者たちの

存在意義・意味を

完全に読み間違えたからです。

 

 今回の大統領選挙戦においては、トランプは苦戦しています。

 それでも最低、共和党の大統領候補として選出されてしましました。

 なぜか?

 そのようなアメリカの主に政治の動きを、そしてその対応策をこのブログで出来る限りに伝えていこうと思っています。

 なぜならいま現在の日本の政治学者、政治評論家、文化人などのアメリカの観方とは、止まってしまった昨日の歴史でしかないのです。

 しかし アリストテレスが言うように

流動するものにこそ

真理がある!

 のです。

 これを政治の世界に当てはめれば・・・、流動する渦中にある中で、マージナル・マンとしてその渦中を分析するということです。

 これには、技術がいります。そして、経験が必要です。そして、立場が重要です。

 それがわたくし・新垣清にあるのか? どうか? を本ブログで問うていこうと思っています。

 

 わたくしは、ロシアのウクライナ侵攻を止めさせるのは、ウクライナの北に隣するベラルーシ国内で内戦・内乱、またはクーデターでロシアのプーチン寄りの現政権を倒すのが一番の近道だと愚考しています。

 でも・・・。まだ・・・。その兆しが見えません。

 現段階で、ウクライナ軍はロシア領内への侵攻を始めていますが・・・。領土の拡張を果たすというよりは、一種の陽動作戦なのでしょう。

 決定打は、ベラルーシの崩壊だというのが、わたくしの従来からの変わらぬ意見です。

 

 わたくしは、

トランプが共和党の大統領候補には成れないのではないか? 

っという希望的観測を述べました。

 でも・・・。まだ・・・。その感触はありません。

 カマラ・ハリスが、大統領選挙選戦で善戦していますが・・・。

 それ以上にトランプの墓穴を掘るような、状態が続いています。

 でも・・・、トランプもしぶとく選挙戦を闘い続けています。

 物理的(数字的)に、まだまだ

アメリカの過半数を占める白人層の執着の強さ

とは、やはり凄いものだというのが感想です。

 

 わたくしは、このままではアメリカ共和党は内部分裂する可能性がある。っと記しました。

 でも・・・。まだ・・・。その兆しが見えません。

 白人至上主義者(MAGA)集団に乗っ取られた感のある、米国共和党ですが・・・。

 従来の共和党の、いわゆる穏健派が今後どのような行動を起こすのか?

 起こすだけの勇気があるのか?

 ここは、見ものだと思っています。