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慢性の痛みの場合、
痛みの原因というよりも痛みをどのように止めるのかが重要です。
リウマチの患者さんだと、「リウマチを何とかしてくれ！」じゃなくて、
「リウマチの痛みを止めてくれ！」と、叫びたくなるのが普通です。
ですが、リウマチ専門医の中にはリウマチを治すことばかり目がいき、
痛みを疎かにしている先生が多いように思います。
リウマチ専門医は痛みを診ない
患者側からすれば、当然痛みについても考えてくれていると、
思う方もいるでしょう。
でも、実際はそうでもありません。
痛みを訴えても、
「リウマチだから仕方ないですねー」と、
サラッと医師に言われたということを患者さんから聞くことが多いです。
リウマチは免疫の病気なので、内科になります。
つまり、膠原病内科です。
内科なので痛みの専門家ではありません。
ちなみに痛みの専門はペイン科、麻酔科です。
そのため、痛みはリウマチが活動しているからであり、
だからリウマチの活動を抑える。
という考えになっています。
どのような痛みなのかを考える
リウマチ本体をよくすることも大切ですが、
リウマチの痛みを止めることができる知識と技術をどのくらい持っているのかが、
医師や鍼灸師には重要なことです。
痛みを感じている手首だとか膝だけに鍼をしても効果はありません。
痛みには、感覚（組織の破壊度、それに比例して起こる症状）と情動、
この２つの側面で考えなければ、
リウマチ、線維筋痛症の痛みをよくすることはできません。
部分的な痛みには関節注射
先日、関節の腫れがひどいリウマチの患者さんが来院。
とある大病院に通院されていましたが、全然よくなっていません。
鍼灸師から診ても治療がおかしすぎるのです。
痛みの知識をお持ちにない医師が診ていたと感じたので
とある痛みの知識が豊富な医師を紹介しました。
この病院には20名以上紹介してきました。
忖度ありませんから、医師と合わなければ遠慮なく、
通院やめてもいいですよと、言っていますが、
皆様喜ばれ、感謝されます。
この病院、現在、新規の患者さんを受け付けていませんが、
無理を言って診てもらいました。
そしたら、すっかりよくなり
お顔の表情と声がすっかり明るくなられました。
今までとはまったく違う治療で驚かれていました。
大きな病院は大丈夫だと思うのは仕方ありませんからね。
痛みをとめて、治す作業、薬の効き目を少量でよくする
体作りは、鍼灸。
必ずよくなります。
薬だけやっていても、副作用で薬が効かなくなります。
西洋医学、東洋医学・鍼灸両方すればいいのです。
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