昇段審査に向けて、身体を一から作り直した。
ジョギングから始めて、身体が少し慣れてきたので、ダッシュを入れることにしたある日。
左腿を肉離れ。
せっかく慣れてきたのに走る事が出来なくなってしまった。
選手時代に、いつも言われていた言葉を思い出す。
「怪我をしたから出来ないんじゃない、今出来る範囲内で一生懸命にやるんだ」
この言葉は道場の運営にも活かしています。
全ては考え方次第で、やり方はいくらでもある。
足が使えなければ、手を使えばいい、手が使えなくなったら、頭を使えばいい。
川本先生、今でも教えを守っています。
ありがとうございます。
「う~ん、走るのはちょっと治るまで難しいから筋トレするか」
そして、調べたのがトレーニングジム、マッスルロード。
このマッスルロード、超穴場
ほとんど貸切状態。
自分にはスポーツジムより、トレーニングジムのほうが好きなんだな
そしてすぐに入会。
よし、軽くベンチプレスでもやるか
1回2回とバーベルを挙げていく。
お、重い
やっぱり筋力も落ちてるし、それよりも呼吸が苦しくて、インターバル20分くらい。
トレーニング方法によるが、インターバルは1分といわれてる。
筋肉痛が一週間とれないのは当たり前。
足も少し良くなってきてスクワットも出来るようになったが、たった100キロで潰れる始末。
数字でハッキリと分かるので、自分の身体が衰えているのが分かる。
道場でのシャドートレーニングでは、上半身と下半身の連動が悪かったのと、下半身が安定していなかったので、ただの
「身体を動かしているだけ」
だったが、筋トレ効果で少しづつ、
「トレーニングとしてのシャドー」
として自分を追い込んでいけるようになった。
自分は、シャドートレーニングは好きなトレーニングの一つで、スピード、キレがつくし、心拍数も上げることが出来る。
そして、なにより頭の中で描いた動きと、自分の動きを照らし合わせて、出来てるか、まだまだなのかが分かる。
これを、イメージと、実際の自分の動きが一致するまでやる。
シャドーでイメージ出来なかったら、スパーリングで出来るわけがない。
そして、スパーリングに移る。
これまた久しぶりにやったら、痛い痛い。
痛いの嫌だよね~
最初、熱出たし
若手なんて空気読まないから、どんどん来るし。
ちょっとは空気読め
なんてね
やっと練習をするのが当たり前という感覚になってきたので、次の目標を決めることにした。
テーマは時間
時間
加藤邦顕
かとう くにあき