台風の影響で強風が吹き荒れるなか・・、
我慢できずに「碁盤斬り」を観に行ってきました!!
つよポン・・・・、あのつよポンが・・・、
「ミッドナイトスワン」振りに、
いやまたは、それ以上にやってくれました・・!!
あくびひとつせず、(頻尿なのに)尿意も感じることなく、
2時間ずっと江戸時代にタイムスリップですよ!
まずオープニングタイトルが素晴らしい。
力強く、「碁盤斬り」と書いた人は、
あのダウン症の書家、金澤翔子さん。
事前に聞いていたので「これか~~!!」と
始まって3分でウルっとなってしまいました。
ここであらすじをざっとご紹介。
映画の元ネタは、古典落語の柳田格之進。
主人公の格之進は真面目で実直、
こうと決めたら一歩も引かない性格であるが、
身に覚えのない罪を着せられ浪人となってしまった
格之進は、最愛の妻まで亡くし、娘と二人、
江戸の長屋で貧乏暮らしをしている。
いつでも武士に戻れそうなのに、
なぜ頑なに貧しい浪人なんかをやっているのか。
「復讐劇」のはずなのに、毎日囲碁ばかり打ってるけど
ほんとうに大丈夫か???(これちゃんと着地するの??)
一向に復讐劇として展開していかないぞ!?!?
(モヤモヤ・・)
・・・そんなある日、囲碁を通じて
事件の”真犯人”を知ってしまうのだが・・・。
「虎視眈々」と何かを企んでいるけれど、
それがいったい何なのか観ている私達には全然わからない。
次の一手のことなのか、復讐のことなのか・・・。
劇中の格之進を、虎ではなく敢えて犬に例えると、
ゴールデンレトリーバーのように
何も言わず大きな愛で娘をじっと見守っているかと思えば、
シェパード(警察犬)のように、
憎き宿敵をどこまでも追い詰め、噛みこ□しに行く怖さもある。
(最後、噛みこ□すところはちゃんと虎になってたけど)
妻の無念を晴らす為、そして自分の為に奉公に出た娘の為に
復讐を誓うのだった・・!!
「静と動」の両極端なメンタルを、
つよポンは見事に演じ分けておりました。
ラスト、本当に碁盤を斬った時には、
「物に当たるなよ・・」と
心の中でツッコんじゃいましたけどね(笑)
何と言っても、脇を固める俳優陣が
素晴らしい方々ばかり!!
中でも特に、(個人的に)印象に残ったのは、
「小泉今日子さん」
このあいだのドラマ「不適切にもほどがある」で
最後の最後に登場してましたが、
その「スペシャルゲスト」の続きで、
映画にもしれっと登場してきて、サラッと爪跡を残していく。
出てくるたびにワクワクが止まらなかったです!
「女優してますけど何か?」
みたいな感じが出ていないところが良くて、
YOUさんみたいに
もっと映画やドラマに出てきてほしいですね。
さて、主演の草彅くんですが、
デビュー当時は、森くんも入れて
6人の中では一番地味で、
ほとんど印象に残っていませんでした。
スーパースターのキムタク、
ダンスが上手い中居くん、
イケメンで優等生の森くん、
ドラマで超人気アイドルの相手役やってた吾郎ちゃん。
末っ子で笑顔の可愛い慎吾ちゃん。
草彅・・・
え~~っとこれはなんて読むんですか??
・・みたいな。
それが今や”元SMAP”のラベルなんかなくても
俳優として5人の中で一番好きなのは断然、草彅くんです!!
お金を払ってわざわざ映画館まで観に行きたいと思うのは、
5人の中だけで言うと、
私は「草彅くんだけ」ですね。
あ、うそうそ。「レジェンドオブバタフライ」も
「正欲」も、そういや映画館まで観に行ったわ(笑)。
とにかく・・・、
事務所を出た後の”今の剛くん”が、
断然私は好きですね。
えっと、つよポン!
これからもずっと応援していきます!
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
私ったらすぐに影響を受けやすくて、
将棋の映画「3月のライオン」を観た時もそうだったけど、
この映画見ていたら
自分も無性に囲碁がしてみたくなりました。
やったことないし、
ルールも全くわかりません。
映画の公式ホームページで
囲碁のやりかたを説明している項目があったので、
はたして私のポンコツ頭で理解できるのか、
あとでゆっくり読んでみようかと思います。
数日前この映画のことを知った時、
急に、幼少期の遠い遠~~い記憶が蘇りました。
私が4~5才くらいの時、祖父の家の縁側で、
祖父と大叔父が二人で仲良く囲碁をしている光景・・・。
映画を観ている最中にその光景が何度も蘇って、
凄く懐かしい気持ちになりました。
「これでどうだ!!」
「いや~まだまだ・・。」
「じゃあこれでどうだ!?」
「まだまだ、だな。」
まだちっちゃかった私は、
「またやってるよあの二人・・・。」と思いつつも、
「あんな黒と白の石ころの、
何があんなに面白いんだろう・・。」
と不思議でたまらなかった。
囲碁かどうかはまだわからないけれど、
いっちょ何か新しいことでも始めてみよっかな。
では台風に気をつけて。
気候が落ち着いたら、皆様もぜひ映画館へ・・・。