夏はラーメン好きにとっては辛い季節。
お店に行くまでに汗だくになって、ラーメン食べて汗かいて、帰り道でさらに汗をかいて、家に帰る頃にはクタクタです。
毎年、夏になるとラーメン巡りはお休みするのですが、こういうフリークが多いことを察知してか、ここ数年、夏専用の冷やしメニューを提供するお店がどんどん増えています。
これが実に有難い。
というわけで、今回は冷やしメニューを食べ歩いた記録を書いていきます。
まずは、近鉄電車伏見駅ちかくにある、セアブラノ神伏見店さん。
７月の限定メニューの、冷やし魚介神二郎を食べました。
「神二郎」とは、いわゆる二郎系ラーメンのようです。
野菜マシＯＫみたいでしたが、目を疑うような大盛りにされると食べ切れないので、普通盛りにしておきました。
出て来たのがこちら。
二郎系ラーメンということで、もっと背脂でゴッテリとしたスープなのかと思っていましたが、魚介の香りが爽やかで、醤油の輪郭がスッキリと味わえる、真正醤油ラーメンでした。
二郎は麺もかなり太目でゴワゴワしたものですが、細めのストレートで喉越しも最高。
名前に似合わず、非常に食べやすいラーメンでした。
野菜は、ほぼもやしオンリーでしたが、醤油ベースのスープに浸しながら食べると、ちょうど良い味で、思っていたよりも野菜の盛りも控えめでしたから、これなら、マシで良かったかも。
半分くらいもやしを食べたところで、二郎を食べる時に必ずやる天地返しをやってみました。
わりと上手くできましたよ(笑)。
チャーシューは脂身の少ない薄切りのモモ肉で、これも、腕肉の分厚くて食べ応えたっぷりの二郎系のそれとは真逆で、食べやすいもの。
全体的に、夏に食べるに相応しいスッキリとした冷やしメニューでした。
続いては、ＪＲ長岡京駅から歩いて１０分くらいの人気店、風来房さんです。
毎年、７・８月のみ提供される、「青龍」を食べに行きました。
ただ、土曜日のお昼ごろに行ってしまったので、真夏の暑い中、たっぷり４０分ほど並びましたとさ。
毎年、ここに青龍を食べに来るのですが、毎回、「せいりゅう」と注文していたのですが、今年初めて、「せいりょう」と読むことを知りました。
お店の人は１回も訂正して来なかったのですが、１つの優しさだったんですかねえ？
そんなことを考えていると、青龍がやって来ました。
このメニュー、簡単にいうと、肉味噌乗せの冷やし担々麺です。
甘めに仕上げられた、肉味噌を麺に絡めながら食べていきます。
冷水で締められた麺は、ラーメンなのに、「これがアルデンテなのね」と思うくらいに、コシの強さが強調されて、歯ごたえバッチリ。
そこにまとわりついた、甘めの肉味噌が良い味を出してくれます。
担々麺スープは、辛さはほぼ感じず、ゴマとピーナッツが強めに出ていて、円やかなんだけど香ばしい香りもして、実に深みを感じるスープでした。
そして、麺やスープはもちろん美味しかったのですが、ボクがここで強調したいのが、メンマの美味さ。
穂先の部分のみを使っているから、柔らかくて食べやすいのですが、シャキシャキとして歯ごたえもしっかりとしているのですよ。
このメンマは美味しかった。
今月いっぱいまで提供されてますから、もう１回くらい行きたいですね。
最後が、あいつのらーめんかたぐるまさんの、期間限定メニューのざる中華です。
お店の前に、のぼりが立ってました。
麺が２玉まで同じ値段で、100円増しで３玉注文出来るのですが、今回は２玉にしました。
出て来たのがこちら。
ざる中華というだけあって、麺の上に海苔が乗っているのが嬉しいですよね。
海苔が乗っているだけで、かなり豪華なものに思えて嬉しくなっちゃうのはなぜだろう？(笑)
つけ汁に麺を浸して食べていきます。
他のメニューで使っている麺と同じなんですが、このお店の麺は、フェットチーネっぽい、平べったい麺で、中華麺というよりも、パスタに近く、粉の美味さを押し出しているという感じです。
つけ汁のお味は、醤油を前面に押し出したシンプルなもの。
ざる中華ということで、ざるそばのそれと似た感じにしてあるみたい。
スッキリとしていて、幾らでも麺が食べられます。
最初に食べた時は、ごってりするくらいにゴマ油の風味を感じたのですが、油だから、表面にたくさん浮いていただけだったみたい。
次に食べる時は、かき混ぜて濃度を均一にしてみます。
あと、特筆すべきは、ここのチャーシューですよ。
肉厚で、ジューシーで、旨味がしっかりとしています。
冷めた状態でも、嫌な脂分をあまり感じないのだから、相当良い部分を使っているチャーシューなはず。
これも、ぜひ味わってほしいです。
ということで、今日は３軒紹介しましたが、冷やしラーメン巡りは、鋭意続行中です。
また近いうちに、ここにアップしますので、お楽しみに。