【レポ総括】 「Reframe 2019」 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

新装なった、LINE CUBE SHIBUYAのこけら落とし公演として行われた、Perfumeの実験的ライブ、「Reframe 2019」。



昨日、10/27の公演をもって、無事に終了しました。
参戦された皆さん、お疲れさまでした。
お互い、良いもの観れて幸せ者でしたわね(笑)。



さて、ネタバレ禁止期間も終わった事ですし、「Reframe 2019」のセットリストを記すと共に、覚えている限りのパフォーマンスの詳細を記しておきます。




1. DISPLAY
2. VOICE  
3. FUSION 
4. edge
5. シークレットシークレット 
6. 無限未来 
7. Dream Land 
(MC)
8. Challenger



いちいち記録を取りながら観ていたわけでないので、特にパフォーマンスの順番の記憶が曖昧なんで、順不同で書いていきます。
ボクの記憶に間違いがなければ、3曲目までが、真の意味の実験的ライブだったと思う。



2曲目の前には、夏フェスの時、Perfumeのステージの準備の時に、スタッフさんがやっている、マイクチェックをメンバーがやってました。



「ツーツー、マイクチェック、マイクチェック、西脇綾香、あ~ちゃんです」



これを、かしゆかとのっちもやった。




「Voice」の冒頭は、あ~ちゃんのアカペラでスタート。



「てーんと、てーんを、繋げてこー」
「エーブリシーングを合わせてこー」



1センテンス目は、あ~ちゃんのアカペラだったのは覚えてるけど、2つ目は他のふたりが歌ったかは、記憶が曖昧。
でも、久しぶりに聴いた生歌はとても上手くて新鮮だった。




スクリーンに次々に映る、メジャーデビュー以後の、過去のシングルのジャケットに合わせて、その曲の決めポーズを次々に取ったり、また、過去のワンマンライブやツアーの映像に乗せて、そこでやった曲がメドレーで流され、Perfumeが踊っていくというのもありました。
このライブのテーマ、「過去から未来へ」を表すシーンでした。



そこでのダンスパフォーマンスで感嘆したのが、曲のテンポが速くなったり遅くなったりしたんだけど、ちゃんとPerfumeがテンポを合わせて、なおかつシンクロを崩さずに、キッチリ踊るのね。
これは、Perfumeが3人とも個人レベルで、耳の正確さを持っている事を表してます。
それぞれが精密な動きが出来て、初めてシンクロ出来るんですからね。



あと、数日前のネタバレ記事で書いた、過去曲の振り付けを速度を変えて踊る演出には、どのような感想を持ちましたか?




倍速で踊った、『Cling Cling』の「ツンツンツン!」の足の動きも面白かったけど、ボクの一番のお気に入りは、半分速の、『だいじょばない』でした。
あんな、速い動きを体に入れるのも大変なのに、それを半分の速度に落として再現し直すなんて、プロの業って、凄いね。








ここまでは、息を飲んでステージを観ておりました。




「edge」なんですが、10年前の『⊿ツアー』と同じように、3つのゴンドラを3人がステージに運んできて、あの時と同じようにパフォーマンスしていたのですが、今回、ボクが見るに、当時は予め収録したものを、ゴンドラで流していたのですが、今回はここでパフォーマンスしているPerfumeの表情をリアルタイムで、ゴンドラのスクリーンに投影させているように感じました。
もちろん、ボクの思い過ごしかもしれませんが(笑)。



そして、ボク的に「Reframe 2019」の最高スペシャルだったのは、『Dream Land』です。
2013年の 『LEVEL3 ドームツアー』で聴いたときは、特になんとも思わなかった曲だったのですが、この日、Perfumeは生歌だったのか、リップシンクだったのか分からないのですが、3人の歌声が心に染みて、確かにあの時、ボクの涙腺は崩壊しそうになりました。



2013年に、京セラドーム大阪で聴いた時より、Perfumeの表現力が上昇したのでしょうか。
だったら、この曲は生歌だったのでしょうね。
(ホントのとこは分からないのですが) 



また、「無限未来」では、舞台でパフォーマンスするPerfumeの足下に、装飾された二重の光の輪が描かれたんだけど、一つ一つの輪が、Perfumeが手と足を動かすのに連動して、別々に動くんですよ。
3階席から観たからこそ分かった、この光の演出。
これは、ちょっと感動した。




そして、このライブのラストで、ベストアルバム収録の新曲、『Challenger』の振り付けが1コーラスだけ見られたのは、本当にお得感満載。



しかも、Perfumeと中田ヤスタカの出会いの曲なのを、MIKIKO先生が忖度したのか、この曲の振り付けは、めちゃくちゃインディーズの頃のPerfumeみたいです。



少なくとも、ここ数年の大人の女性の様式美を取り入れた振り付けでは全く無く、しいて例えるなら、『リニアモーターガール』の成分が相当多めで、遊び心満載の振り付け。
10代のPerfumeが踊っているかのように見えちゃいました。



しかも、Bメロの振り付けでは、Perfumeが「PPPH!」の動きをやってましたから、次のドームライブの時は、30,000人の観客全員で、「パン!パパン!ヒュー!」って大合唱するようにとの、MIKIKO先生からのお達しなんでしょう。



MIKIKO先生遊びすぎ!(笑)




とにかく、「MC無し、1時間ノンストップ」でも、Perfumeのライブは期待していた以上に満足感がありました。




それ以上に思ったのが、このライブは、Perfumeと、彼女たちが心から信頼しているスタッフさんたちとの長年の関係性があってこそ、成立させられる類の物なのだと思いました。



さあ、来年のドームツアーが、実に楽しみですわ!