9月18日にリリースされた、Perfumeのベストアルバム、『Perfume Best “PCubed”』のオリコンアルバムデイリーランキングの3日目までの数字です。
注目された初日は、6万枚近くを売り上げて首位獲得と好発進。
しかし、2日目以降は、順位は首位をキープしているものの、数字自体は、前作の 『Future Pop』さえ下回り、勢いに急ブレーキが掛かっている状態です。
日本では、オリジナルアルバムより、ベストアルバムの方が良く売れるので、ここ数作の右肩下がりから脱却出来るかと期待しましたが、なかなか上手くいかないようです。
そして、昨日の記事で紹介した、CDショップのPerfumeの売り場展開ですが、そこで凄く気になった事があって、それは、店舗の全てで、Perfumeの扱いが小さくなってることでした。
京阪神で一番のPerfume推しの、タワレコ神戸店は、いつも2カ所売り場を作っていたのに、今回は1カ所のみ。
他のお店も、見た目は派手なんだけど、これまでの作品と較べて、それほど熱量は感じない。
毎回、回ってますからね。
その辺のところは、肌感覚で感じちゃうんですよ。
(思い違いであって欲しいとも思うのですが)
CDショップは、良く売れている作品を、一番フューチャーさせますから、発売週の作品ならば、予約数が多い物から大きく扱うわけです。
それでいくと、今回のPerfumeのベストアルバムの店舗での予約数は、店舗が思っていたより多くなかった可能性が有ります。
今回は、コアなファンが買う、高価な「スペシャルグッズ付き初回完全生産限定盤」を、CDショップを通さずに、ユニバーサルレコードと、アスマートのみでネットで予約を受け付け、その代わりに、ライトユーザー向けの、3500円の廉価で売り出す通常盤をCDショップで沢山売ろうという戦略だったのだと思います。
そして、火曜日、水曜日、土曜日に、CDショップにて、ベストアルバムを買った方向けに抽選会を行う事によって、予約で限定盤を既に買っているコアなファンが、通常盤をもう1枚買ってくれる事も期待していたはずです。
が、下の比較表を見て分かるように、水曜日の売り上げの急降下ぶりを見るに、今のところ、この戦略は上手くいってないように思われます。
LEVEL3 COSMIC FUTURE PCubed
火 *87,640 *60,858 *47,621 *58,902
水 *26,657 *27,945 *14,514 *13,542
木 *18,030 * 9,085 * 6,135 * 5,001
金 *10,963 * 7,281 * 4,005
土 *11,006 * 8,409 * 3,820
日 *10,446 * 7,432 * 3,143
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初 165,748 122,732 79,282 77,445
累 255,371 173,212 112,234
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実は、ボクも抽選会目当ての、通常盤は買ってません。
なぜかって、この間、来年のドームツアー全通のチケット代を根こそぎ払ったばかりだし、10月には、『Reframe 2019』に遠征するし、コアなPerfumeファンほど、ボクと同じく金欠の方が多いはず(笑)。
最後に、今回のベストアルバムの初動週の予想なんですが、前半の3日間で、77000枚余り。
このペースですと、8万枚台中盤辺りが精一杯。
抽選会がある土曜日、つまり今日、どれだけのPerfumeファンがイナゴになるかが勝負でしょうね。