「Perfumeファンクラブを退会した」 を読んで | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

「Perfume」でネット検索していたら、興味深いブログ記事を見つけたのでご紹介します。


2008年度からずっとPerfumeファンだった方が、思うところあって、約3年くらい前にPerfumeファンクラブを退会したのですが、迷いながらもそれを決断するに至る経緯を書き綴ったブログ記事、「Perfumeのファンクラブを退会した話」です。



同じアーティストやアイドルのファンを長年やっていると、ちょっとしたことの積み重ねで、  彼らの活動と自分が好きな彼らがズレたと感じた経験をするのはよくあるはず。
それが許容出来る範囲ならば良いのですが、そのモヤモヤがある一線を超えてしまうと、好きの気持ちが冷めて来て、やがてファンを止めるという選択をしてしまう事もあるでしょう。
致し方ないです。



そういう意味で、Perfumeのファンクラブを退会した方の意見を、今日は聞いてみましょう。



では、彼女のブログ記事に書いてある、「Perfumeに疑問を持ち始めたきっかけ」を抜粋して紹介しますね。




「Perfumeに疑問を持ち始めたきっかけ」



1 「ライブのノリについていけなくなった。」


「Baby Face」「Hold Your Hand」、「MY CO LOR」などの曲の間奏での手遊びコーナーがツラい。
→自由にリズムとったりしたいのに、間奏でもPTAコーナーが発生し、なんとなく窮屈に感じた


「PTAのコーナーが長すぎる」


単純にライブ中に熱が冷める。
「はみがきのうた」のノリがちょっと恥ずかしいと感じるようになった。
ライブハウス時代の色んなファン層が、自由にノっている雰囲気が好きだったから、最近のファミリーコンサート的なノリは正直つらい。




2 「ネタバレ禁止令で感想文が書けなくなったこと」



SNSが当たり前になった今、過剰なまでのネタバレ禁止はどうかと思った。
その日の熱量で感想書きたいのに、それを他の人たちによって、抑制させられてしまうのがもったいないと思う。
海外公演のfancam(盗撮映像)も、布教の一環になるならOKと思っているので、今の時代なんでも緘口令を敷くのはもったいないいうモヤモヤがつのっていた。
(3もあったけど、これは割愛)



いかがでしょう?
皆さんは共感するところありますか?
同じような不満をお持ちの方はおられますでしょうか。
実は、ボクはこの記事を読んで驚いたんです。
なぜかというと、



ボクが現在のPerfumeに抱いている不満と全く同じなこと(笑)。



いやあ、よくぞ言ってくれました!って、お礼言いたいくらいくらい、ボクが心に秘めている核心をズバリと世に明かして下さいました。



じゃ、同じ不満を持っている二人なのに、彼女はなぜファンクラブを退会し、ボクは相変わらず、ツアーで日本全国を飛び回るのでしょう?



その答えを導くのには、彼女が抱いた疑問についての、ボクの見解をご紹介すれば良いかと思われます。



まずは、「1 最近のPerfumeのライブがファミリーコンサートになっている件」からです。



これについては、ライブの度にかしゆかが募る、「今日、Perfumeのライブが初めての人?」の質問が答えでしょう。



この質問をすると、ファンクラブトゥアーを除いた、普通のツアーの各地では、だいたい2割くらいの手が上がります。
ということは、Perfumeのライブのノリを知らない人が全体の2割もいるわけです。



全くPerfumeのライブを知らない人にとって、一番怖いのは、ライブが始まってから、自分たちだけがライブのお約束から置いてけぼりを食らうこと。



例えるなら、街で評判の美味しいレストランがあって、そこに初めて行くアナタがドキドキしながら、ドアを開けてテーブルに座り、注文した料理を食べていると、いかにもの常連客が入ってきて、店のオーナーと親しげに喋りだし、彼にだけはメニューにない料理がバンバン出て、まるで、そこにだけピンスポットが当たっているかのように盛り上がっている様を見たアナタは、一体どう感じるでしょう?



「疎外感」以外無いですよね。
いくら、自分の食べた料理が美味しくとも、そんな常連客のみが特別な待遇を受けるレストランには二度と行かないでしょう。



多分、これが答えです。
曲中にお遊戯みたいな振りをさせるのも、PTAコーナーで恥ずかしいお遊びをするのも、ファミリーコンサート化しているのは、全て、初見の観客を置いてけぼりにしないためなんでしょう。
Perfumeの最近のライブは、動員数が1万人弱のアリーナツアーです。
紅白歌合戦に10年連続で出演するくらいですから、当然、物見遊山の新しいお客さんが、沢山観に来られます。
そんな人たちに、Perfumeライブを存分に楽しんでもらうためには、そしてもう一度来てもらうためには、やはり、観客に少しでも分かりやすい形で参加してもらうのがベターなんでしょう。
あ~ちゃんが、曲中や、PTAのコーナーで、観客にいちいち、幼稚園のお遊戯みたいなリアクションを促すのは、初見のお客さんがPerfumeのライブに参加出来たという成功体験を積ませるためだと思われます。



人間は、成功体験がないと成長出来ないですからね。
あ~ちゃんの、立派なオタ教育ですよ(笑)。




そして、「2 ネタバレ禁止令で感想文が書けなくなったこと」



ですが、これは、先日ここで書いたように、国内ツアーの無い年は1年掛けて、アメリカツアーをやってもらうのが解決方法だと、わりと本気で思ってます。



ネタバレ禁止については、日本全国に蔓延る「ノイジーマイノリティ」の仕業だと思ってます。
でも、自宅の前に保育園が開設される事に反対運動を起こす人たちなどの身勝手な主張を見れば、もう国内でネタバレOKのライブは開けないでしょう。



だから、海外に行くのですよ(笑)。



ブログ主と全く同意見のボクは、アメリカツアーで観客が撮影した、スマホで撮られた動画をSNSでチェックするのが、実に楽しかったでした。
Perfumeの古参ファンほど、こう感じる度合いが強かったのではないですかね?
まあ、SNSに上がっているツアーチケットの画像を見ただけで、「ネタバレ止めてください!」と訴える人たちには永遠に理解出来ないと思いますけど。



さて、こうして見ていきますと、ファンクラブを退会したブログ主の彼女と、今もファンクラブ会員のボクの違いって、本当に紙一重なんですね。
同じ事象なのに、見解が変わるだけで行動パターンが真逆になるなんてね。



でも、このブログ主の彼女は、今もPerfumeにはシンパシーを感じてくれていて、「ライトファン」として応援してくれています。
ファンクラブ会員を辞めても、まだPerfumeのファンでいてくれるのは、実に有難い事ですよね。