Perfumeのコーチェラの、スペシャルセットリストとは? | Perfumeとグルメの日記

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今週末に迫った、「Perfume WORLD TOUR 4th 『FUTURE POP』」。

さらに、世界最大規模のアメリカのフェス、「コーチェラ」に出演するPerfumeさんたち。

言葉がわからないし、ライブの心地よさもステージの上と下とでは、全く違うのが海外公演の難しさです。

果たして、日本国内とはどう違ったパフォーマンスになるかは注目ですが、全米音楽誌のbillboardさんに、Perfumeの単独インタビューが掲載されています。

全米で太古の昔から歴史のある、billboardに取材されただけでも価値があるのですが、このインタビューのタイトルにビックリ。

 

 

J-Pop Queens Perfume Talk Playing Coachella, Which American Pizza Is 'Shocking'

 

 

Perfumeが「J-POPのクイーン」ですってよ!

ちょっと、こそばゆくて・・・。

まあ、安室ちゃんも引退したことですしね・・・(笑)

ではここは、Perfumeが語っている中から、コーチェラに絞って、その部分を紐解いていきましょう。

その中の一説を抜きだしてみます・・。

このインタビューの全文はこちらのリンクから

 

 

Are you already thinking of which songs you will perform at Coachella? And what will you do differently for the festival than you would do at other American venues? Will you sing in Japanese or English or both?

(コーチェラでのパフォーマンスはもう準備していますか?

そして、コーチェラと他のアメリカの都市でのライブでは何か変えるところはありますか?)

 

 

KASHIYUKA: It’s a special setlist just for the festival. We don’t know how much production we can actually do at Coachella, but we’re ready to put on the coolest show, whatever the condition! In terms of a language to sing in, we will sing in Japanese because we want the Coachella audience to hear the beauty of the original Japanese lyrics.

(フェスティバルのためだけの特別なセットリストです。 ワタシたちがどれだけやれるか分かりませんが、どんな条件になっても最高のステージを用意しています。そして、コーチェラに集まる皆さんへは、日本語の詩の美しさを聞いて欲しいので日本語で歌うつもりです)

 

コーチェラといえども、ライブは日本語で行うというのは予想通りでしたが、果たしてPerfume初見のオーディエンスは日本語の曲たちにどんな反応をするのでしょうね。

全米ツアーに来てくれる、アメリカのPerfumeファンなら日本語にも慣れっこでしょうが、そんな人はごく僅かでしょう。

そうなると、Perfume初見の英語圏の観客たち(スペイン語圏の人もたくさんいるだろう)を1曲目で完璧に掴まないと、アメリカのお客さんはすぐに帰っちゃいますからね。

国内のアルバムツアーのセットリストでも、アルバムの表題曲、リード曲を1曲目に持ってくることがほとんどですからね。

ということは、彼女たちが特別に用意しているという、コーチェラのセットリストの1曲目は、持ち曲の中で一番修羅場をくぐってきた自信のある曲を持ってくるのでしょう。

 

 

 

ということは、それは「ポリリズム」で間違いないはず。

コーチェラに来るような、かなりの音楽マニアなら、少しは耳馴染みのある曲でしょうから、これでとにかくアゲられるところまでアゲていけば、なんとかなるでしょう。

 

 

そして、その後ですが、英語圏のフェスということで、極力MCの時間は取らずに、最初からノンストップで4~5曲くらいやってしまうでしょう。

その方が、観客も初見のパフォーマンスに没頭出来るでしょうからね。

 

 

でも、盛り上げるといっても、国内で用いるような、みんなで1つのフリを行う、「心のスポーツ」とか、みんなで手拍子する、「Party Maker」なんかは、アメリカでは通用しないと思うのですよ。

あっちの人は、みんなで1つの事をやることに、何の意義も見出さないですから。

それは、このbillboardのインタビューの中でも、Perfumeがそう話しています。

 

 

 

ここで問題は、「ライゾマティクス」の演出が使えるのかどうかで、選曲が大きく変わってくるのですよね。

使えるんなら、「FUSION」という、見てすぐに分かる視覚演出を用いた曲を起用出来ますが、野外ということは、やや望み薄でしょうか。

そうなると、「Spending All My Time」という英語詩の曲は必須ですかね。

 

 

 

あとは、アメリカの「 Rolling Stones誌」での2016年の年間「ベスト・ポップ・アルバム TOP20」において、16位に選出された、「COSMIC EXPLORER」の曲は何曲かやるのではないでしょうかね。

その他では、最近のPerfumeの新機軸である、「フューチャーポップ」を駆使した、「If You Wanna」や、「Let Me Know」、「無限未来」辺りも入ってくるでしょう。

 

 

そして、忘れて欲しくないのは、Perfumeのアルバムで最もセールスを伸ばして、恐らく海外の音楽通のファンなら、知っているであろう、「GAME」からも選曲が成されると思うのです。

「GAME」 「Butterfly」と、言葉の壁を超えられる曲が盛りだくさん。

特に、ボクがぜひともパフォーマンスして欲しいのは、「シークレットシークレット」

Perfumeが、イントロとアウトロで、まるで人形のように無表情にカチカチと正確に腕を動かす、日本人的な美しさと繊細さは、恐らく欧米人には、アンビリーバブルに映るはず。

これだけは強くリクエストしたい。

 

 

というわけで、色々好き勝手言ってみましたが、とにかく大きな事故のないように、無事に終わってくれたら、それで良いのですよ。

でも、出来たら、アメリカ人の度肝を抜くところまでやってくれたらなあ・・・。