それでは、マリンメッセ福岡初日のMCレポです。
このツアーのMCのご挨拶は、いつも「Future Pop]がオリコンランキング首位獲得と、iTunesのエレクトロ
チャートで海外20カ国で首位を獲得したことを枕に始めるのですが、このおかげで、最近は見知らぬ海外メディアからの取材が急に増えたそうな。
あ~ちゃんは、ずっと、「ナイスミーチュー(Nice Meet To you! )」ばっかり言ってるらしい。
給水タイムの後、のっち1人で登場。
これも、このツアーの最初の喋りだしのお約束のネタ。
「3月に行った、『Reframe』の1時間のMC無しのストイックなライブが、今回の『FUTURE POP』の前半のセットリストの下地になっている」という話をした後に、かしゆかを呼び込む。
かし:「ふくおかぁぁ!」
観客:「イエエエエーイ!」
かし:「ふくおかぁぁぁぁ!」
観客:「イエエエエエーイ!」
かし:「今日は皆さん凄いですね(驚)。 実は、スタンバイの時にいつも舞台のすぐそばにいて、開演前の皆さんの歓声や声援を聞いているんですけど、今日は、舞台から相当離れた、裏の裏の楽屋の方まで声が響いて、ビックリしてました。 皆さん、そんなに飛ばして最後まで保つんですか?」
観客:「イエエエエエエーイ!!」
かし:「信じてますよ」
なぜ、この日の観客がこんなにいきり立っていたのかは、皆さんご存知の通り。
しかし、ここまで、かしゆかにフライングで「おめでとう!」という、観客がいなかったのが実に素晴らしい。
そして、パーティーの口火を切るべく、あ~ちゃん登場。
あ~:「今日、皆さんの声援がなぜこんなに多いかというと、今日は、かしゆかの誕生日!」
(会場に、ジョンレノンの『Happy Birthday』が流れ、舞台袖から大きな1メートルくらいの背の高いバースデーケーキが登場。 ただし、スタッフではなく、あ~ちゃんとのっちが2人でケーキの乗ったワゴンをステージ中央に持ってくる。 重いので、足許がおぼつかず、フラフラしながら、やっとこさ、かしゆかの前まで到着)
あ~:「こんな大きいケーキは史上初です。 これが30歳ということなんでしょうか?(笑)」
(このあと、観客とPerfumeで、「ハッピーバースデー」の歌をかしゆかに贈る。 マリンメッセ福岡中が多幸感に包まれる)
あ~:「さあ、ロウソクの火を吹き消してもらいましょうか・・・って、これどうやって吹き消すんですか?」
(ロウソクが、横に長い2つの土台の上に、4つずつ別れて並べてあったので、かしゆか側から見ると、縦に4×4で並んでいる)
かし:「これ、テレビでやってる、ボクサーがパンチの勢いで消すみたいなやつですね。」
のち:「じゃ、パンチでやってみてよ(笑)」
かし:「ムリ! じゃ、普通に消しますね」
(かしゆか、おもむろに手前側から、ロウソクを吹き消す。 マリンメッセ中に、かしゆかの「フゥー!」という、息遣いが響く。 色んな事を想像するやつ多数・・だったはず・・。
全てのロウソクが消され、観客の暖かい拍手が鳴り響いたところで)
あ~:「じゃ、パンチで消すのもやってみる?(ドS)」
かし:「ムリだよぉ~(弱)」
あ~:「まあ、30歳だし、記念だし、パンチでやっとくか!(強)」
観客:「(大きめの拍手)」
かし:「エエエ~(弱×2)」
あ~:「じゃ、やろう! 目標は幾つですか?」
かし:「・・・1つで・・・」
あ~:「もっと強気にやろうや!」
かし:「じゃ、2つ・・・」
観客:「頑張れぇ!(数十ほど)」
かしゆか、おもむろに右の拳を気合とともに、炎に突きつける
かし:「はぁ!(拳)」 (白帯の空手初段者の声)
炎:「(ピクリともせず)」
かし:「はあ!(拳)」
炎:「(動かざること山の如し)」
かし:「はあああ!(強)」
炎:「・・・・(他人事)」
観客:「(失笑)」
あ~:「上の方が、ユラッとしただけだったね。 」
かし:「難しいよ・・」
あ~:「もういいよ、じゃ、普通に消して」
観客:「(爆笑)」
ここまで見てきて、女の子のかしゆかが素手でロウソクの炎に手を突っ込ませるのに、メンバーもファンもスタッフも、誰ひとり、止めたり、「かわいそう」というセリフを飛ばすものがいない事について、やはりPerfumeって、特殊な人たちなんだなあと、改めて思ったり・・。(誉めてます)
あ~「では、みんなに30歳の抱負を言ってください」
かし:「節目の歳になるので、色々考えてみたんですけど、29と30の間に大きな壁のようなものはなくて、毎日の積み重ねで、現在のワタシが出来ているわけで、これからも同じように、出逢って来た人たちに感謝しながら、これからも毎日を大切にしていきたいと思ってます。」
あ~:「最前におる、PerfumeのTシャツ着た若い男が、かしゆかの話に感動して泣いとる!(笑)」
かし:「ボロ泣きしとる(笑)」
(大きなモニターに、泣いている男が大写しになる。
男は、『写すな!』のサインを出しながら、涙は止まらない。
それを見た、観客は爆笑)
かし:「こんな、ワタシの拙い、とりとめのない話で泣いてくれる方がいるなんて、本当に有難いです。
皆さん、これからもよろしくお願いします!」
観客:「(大拍手)」
あ~:「あと、1つ大きい問題があってさ。 これ(ケーキ)どかさなきゃいけないんだよ。」
のち:「どこにやりますか?」
あ~:「(イヤモニの指令あり) 舞台の前方のリフターの真上に移動させよう」
(馬鹿でかい重たいケーキを、今度は3人で前方に運ぶ。 リフターは舞台の前ギリギリ。
観客が固唾を飲む中、なんとかリフターの真上に運んだ3人)
あ~:「じゃ、降ろして!」
(下に沈むケーキ。 しかし、上の10センチ程が舞台の上に顔を出したまま止まってしまう。
観客の笑い声の中、ステージ下のスタッフたちが運ぼうとするが、つかえてしまってなかなか動かず。
それが、ステージ上からは、ケーキが帰りたくないようにモゾモゾしているように見えて、さらに爆笑。)
ひとしきり、みんなが笑って、かしゆかの感動スピーチが吹っ飛んだところで、本日のチーム分け。
まずは、かしゆかが、分ける位置を指定して、観客に手を上げさせるが、手の上げ方がスローモーで、かしゆかが、手の挙がるペースに合わせて、「ト・ト・ト・ト・ト・・・」と声を出すと、それを仮装大賞の点数ボードの効果音に聞こえた、あ~ちゃん。
合格BGMを叫びながら、「合格おめでとう!」と、欽ちゃんのモノマネでかしゆかに駆け寄る!
かしゆか、出場者になりきって、即興芝居が始まる(笑)。
あ~:「合格おめでとう! 良かったねえ。」
かし:「ありがとうございます! 」
あ~:「はい、次は23番・・・って、仮装大賞じゃないって! 手の上げ方がゆっくりだから、仮装大賞になっちゃったでしょ!」
かし:「じゃ、こっちサイドの方、もう1回手を上げてくださーい」
(今度はわざと、ゆっくりと手を上げる、かしゆかサイド)
あ~:「ト・ト・ト・ト・ト・、チャチャチャチャチャア~(合格BGM) おめでとう!」
かし:「ありがとうございます! (被り物を脱ぐふり)」
あ~:「かわいそうに白塗りされて・・・。 それ落ちないでしょ・・・って、もう、やめろって!(笑)。
あんたら、知っててゆっくり手上げてんじゃん(笑)」
すっかりツボにはまった、あ~ちゃん。
手を上げさせては、「ト・ト・ト・ト・ト・、チャチャチャチャチャア~(合格BGM)」を繰り返し、のっちにインタビューし、最後は自分が合格して、あ~のちのインタビューを受ける始末。
この人、1つウケたら、しつこい(笑)。
あ~:「なにが、毎日の積み重ねなんだか・・」
というわけで、この日の合言葉は、「仮装大賞」でしたとさ。
これで終わるのもなんなので、最後のかしゆかの、誕生日のご挨拶でお別れ。
かし:「人生で一度しかない、30歳の誕生日を、皆さんと一緒に過ごせて、忘れられない1日になりました。
ワタシが、ここに立てているのは、当たり前の事ではなくて、ここにいない人も含めた全員が、ワタシをここに連れて来てくれたからだと思ってます。
メンバーや、スタッフさん、そして皆さんのおかげで、ワタシは作られているのだと、思ってます。
今日は、本当にありがとうございました。」
笑いと涙の、福岡初日でした。
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