「Perfume Fes!! 2017」大阪の初日は、『星野源×Perfume』という史上最強の組み合わせ。
何が最強かって、チケットの取りづらさといったら、PerfumeのライブのMCで、あ~ちゃん自ら、「あまりにものチケットの売れ行きに、自分たちの友達を招待する分のチケットが1枚も無かった」と驚いていたくらいですから。
会場の大阪城ホールに着くと、なぜかアーティスト名を武将に見立てたような、のぼりが。
関西人って、こんなの作るの、本当に好きね。
「いざ、出陣じゃ!」
ボクの席は、アリーナの40列目。
後ろの方だったけど、ボーカルの真正面で、視界を遮る頭のデカい人もおらず、非常に快適に見られました。
客層は、Perfumeファン7割に、星野源ファン3割くらい。
どちらのファンもみんながツアータオルを首に掛けていたので、非常に判別が付きやすい。
つまり、どちらのファンも、ツアーに行き倒しているというわけだな(笑)
開演は、午後7時過ぎ。
暗転したステージに、イントロが流れ、星野源が登場!
「こんばんはぁ!星野源でーす!」
「おおさかー!」
「Perfume Fesー!!」
「アリーナ!」
「スタンド!」
ステージからの煽りに全力で応える観客は、まるで、ジャニーズのアイドルが出て来たくらいの大歓声で、こりゃチケットも取れんわなぁと納得出来るくらいの大盛り上がりぶり。
3日前に自身のツアーが終わったばかりの源ちゃんでしたが、この日のバックバンドは、ストリングスも管楽器まで勢揃いという、ほぼフルメンバー。
こういう本気はホントに嬉しいやねぇ
この日のセットリストは、今回のツアー『Continue』のセットリストから、メジャーどころを抜粋したものでした。
1. 化物
2. 桜の森
(MC1)
MC1では、Perfumeとの出会いを。
5年前の謎のイベント、両者が出演した『チャウ大』が初めての出会いだったそう。
今では、すっかり有名になった、「ほしゆか」は、ここでの女子学生のキャラクターが起源。
源:「この時の評判としては、miwaちゃんと、かしゆかちゃんと、シシド・カフカが混ざってたと言われてました」
源:「その頃から、この『Perfume Fes!!』のオファーは頂いていたんですが、スケジュールが合わなくて、ようやく今日出演出来ました。」
源:「その頃は別の事務所だったんですが、なぜか、このあと、アミューズに入る事になりまして、Perfumeさんの後輩になる事になりました。
Perfume姐さん、よろしくお願いします!」
3. SUN
4. Drinking Dance
5. Week End
(MC2)
星野源のライブには、「ここで手拍子しなきゃ」とか、「手を振らなきゃ」とか、ノリの決まり事は全くない。
「観客が一つにまとまった動きをする必要はなく、音楽を聞いて、自身が感じたまま体を動かして、音を楽しむのが良いのだ」と公言しているからで、これはボクの考え方と全く同じ。
周りの動きを見て、自分のノリを決めるのではなく、人それぞれで体を動かして楽しめば良いのですよ。
こういうリベラルな考え方こそ、あ~ちゃんにも取り入れて欲しいと思うのは、ここだけの話(笑)。
ボクの周りの、Perfumeファンと思しき人たちも、ライブが進むに連れて、好き勝手に音を楽しんでいるようでした。
6. 時よ
7. 恋
8. Family song
源:「この前までのツアーでは、ELEVENPLAYの皆さんがバックダンサーに付いてくれて楽しかったんですが、今日は独りぼっちで歌います」
で、始まったM6。
ところが、2コーラスが終わる頃、真っ赤な衣装に身を纏った、ELEVENPLAYとは似ても似つかぬ3人組がステージに現る!
「Perfumeじゃん!」
この4ショットで、「時よ」のアウトロでの、ハンドサインをモチーフにしたダンスを踊り、これは本当に貴重なものを見ました。
ツアーでは、ELEVENPLAYの皆さんが、バックダンサーらしく、いかにも無表情に踊っていたのですが、かしゆかは、それに忠実に、あ~ちゃんは、やはり自身のキャラが滲み出て、客席にニッコリ。
のっちは、極めて真剣な表情で踊っておりました。
源:「この4人で、もう1曲、一緒に踊りませんか!
去年、皆が、めちゃくちゃ踊った曲、『恋』!」
やるやる、と思っていたけど、まさか星野源の本編でやるとは、これは本当に大阪城ホールが沸騰した。
Perfumeが完璧にバックダンサーに徹して、星野源の歌に乗せて、恋ダンスをやるんですよ。
もちろん間奏やアウトロでは、4ショットでの、恋ダンスもバッチリ見られました。
もう、これはぜひに、映像化していただきたいと、アミューズさんに、切にお願いするしかありません。
それくらい、素晴らしい価値のある、一級資料でしたよ。
4人で「Perfumeです!」の挨拶をやる。
ほし:「『Perfumeです!』の時、どうやるの?手が動かないんだけど?」
あ~:「そういうとこ、年齢を感じるわ」
「のっちです!あ~ちゃんです!かしゆかです!ほしゆかです!4人合わせて、Perfumeです!」
無事に成功。
ほし:「今日は4人で歌を歌いたいと思って、この歌が好きなんで、アレンジを考えて来ました。
星野源のバックバンドのギター、ながおかりょうすけを呼び込み(なお、彼も女装して『ながゆか』を扮している)、5人で「If You Wanna」を生演奏、生歌でパフォーマンス。
これが、見事にファンク調に変身していて、これでリリースしても良いくらい。
Perfumeのボーカル、特に、ふだんこういう時に遠慮がちな、かしゆかのボーカルだが、この曲では、冒頭から彼女のパートなので、否が応でも、かしゆかの生歌が前面に出て来るのだが、これが大変素晴らしかった。
「ゆかちゃん、もっと自信持って歌いなよ」と言いたくなるくらいに、かしゆかのボーカルは素晴らしかったというのを特筆したい。
これに、カッティングの効いた、ギターアレンジにプラスして、アース・ウインド&ファイヤーの「セプテンバー」ばりの、星野源のファルセットでのコーラスが加わって、もう最高のジャムセッション。
大満足の1曲でした。
ほし:「今日は、もう1曲やりたいんだけど、この曲のタイトルを挙げると、Perfumeが皆、顔が曇るんだけど(笑)、『スイートドーナッツ』をやります」
ほし:「この曲のツボは、『(かしゆかの)疑問はふえる』のとこです。」
かし:「原曲聴いたら、どこの子供が歌ってるのかと(笑)」
この曲も、ギター2本で生演奏して、歌い始めるのですが、これも、かしゆかのボーカルが前面に出る曲で、普段あまり聞けない彼女のボーカルがしっかり聴けました。
貴重な2曲が聴けて幸せ。
曲中、あ~ちゃんが振り付けをし始め、かしゆかもそれに合わせて踊り始め、貴重なショット。
でも、のっちだけは歌に専念で3ショットは成らず(笑)。
歌が終わって、ほしゆかを見送って、3人のご挨拶。
あ~:「本当に沢山のお客さんが来てくれて、チケット取れない人がいたので、今度は2Daysでやっちゃう!
源さんにお願いしてみよう!」
という事で、次回、この組み合わせが実現するときは、もっと大きな会場で、複数日に渡って、やってくれるみたいですよ。
あ~ちゃんが公言するときは、もう実現に向けて事務所が動いているはずなので、間違いないでしょうね。
次回が楽しみだわ。