マジソンスクエアガーデンは来年以降に延期だ!@あ~ちゃん | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

先週から書いております、「HELLO ASIA」さんのPerfumeインタビュー記事についての最終回です。
今回は、今年の国内ツアー延長戦の、北米ツアーに関する内容です。
先に、ここで書きましたが、この「Cosmic Explorerツアー」の北米ツアーは、これまでの『Perfume WORLD TOUR』の冠ではなく、あくまで日本国内と同じ「Cosmic Explorer」で回るのですから、今度こそ、日本国内で我々がずっと見て来たPerfumeツアーのパフォーマンスが、現地のファンとならびに評論家の皆さんの点数に晒されるわけであります。
果たして、その北米ツアーに向けて、Perfumeはどのような気持ちを持っているのでしょう。




On future tours, to the United States, Europe and Asia, what do you want to do differently?
(来るべきツアーの日本国内と海外での大きな違いは?)




かし: The big difference moving forward with our future tours — including our summer stops in the United States — is that they are album tours, not world tours. First we have the album tour in Japan, and the U.S. portion is just a leg of that. We are going to be performing a lot of songs from Cosmic Explorer this time around. It’s fun, but it makes me a little nervous. So on previous tours, we used to make set lists aimed at international fans, of music that was popular outside of Japan. But this set list will be a bit different, it places the emphasis on the new songs.
(大きな違いは、今回のアメリカツアーを日本国内のアルバムツアーと同列に位置づけたこと。
ですから、これまでの海外ツアーと違って、ニューアルバムからの選曲が多くなり、アルバムツアーの色合いが強くなります)




あ~: Ultimately, we want to do what we are doing in Japan and bring it overseas. We want to show the world that there are artists like this, doing amazing stuff, in Japan. But right now we have to do scaled-down versions of the show, because here in Japan they happen in much larger venues. First, I think we need to gain more popularity abroad, just gradually try to build up to that.
(私たちは日本でやっている、アリーナクラスのライブの演出を海外でもやりたいのですが、海外ではまだ狭い会場でしかやれないので、どうしてもスケールダウンした演出にならざるをえない。
だから、もっと海外でビッグになって、広い会場でライブが出来るアーティストにならなければいけないと思っています)




このあ~ちゃんの答えが、2016年、そしてこのあと数年のPerfumeの活動の大きな柱を物語っていると思われます。
これまでの国内ツアーとは一線を画して、海外ファンに対するファンサービスの色合いが強かった、「Perfume WORLD TOUR」とは全く違う、日本国内でのツアーの冠を付けた今回の北米ツアーですが、国内と同じ規模の大きさの舞台演出を使えないという事は自らの努力不足だと。
これで分かる事は、今年日本国内のアリーナクラスの会場で行う、「Cosmic Explorerツアー」と同じ規模での舞台演出は、8月からのホールクラスを回る北米ツアーでは行えないという事が分かり、それについて少なくともあ~ちゃんはジレンマを感じている事も分かります。
(もちろん、チームPerfumeがそれを感じているのでしょうが)



そして、こういう答えが出てきますと、我々Perfumeファンが、昨年のドキュメンタリー映画『WE ARE Perfume』のラストに、あ~ちゃんが宣言した、「マジソン・スクエア・ガーデン2Daysやります!!」という宣言が、果たして今年の北米ツアーの終わりに実現するのか、かなり疑問符が湧いてきますよね?
ここまで書きましたなら、勘の良い読者の方ならもうお分かりでしょ。
あ~ちゃんの言葉を借りて、この事をについて結論を言いましょう。




「国内のアリーナクラスのライブと同じ収容人数の、マジソン・スクエア・ガーデンでのライブを行うには、まだまだ私たちは力不足だ!」
恐らく、今年のマジソン・スクエア・ガーデンライブがないだろうというのが、当ブログの最終見解です。
20000万規模のこのアリーナを観客で埋め尽くす事が出来ないと分かっているからこその、このあ~ちゃんの発言ですからね。
(いや、もちろん今年やってくれたら諸手を挙げて喜ぶのですが)



そして、「もっとアメリカ国内で実力を付けて、観客動員を増やさなければいけない」と言う、あ~ちゃんの発言からは、我々日本国内のPerfumeファンが、出来れば聞きたくない、「もっと海外での活動の比率を高める」というニュアンスが込められているのかもしれません。
それが、単なるプロモーションなのか、ライブなのか、もしかして活動の基盤なのか、それは全く分かりません。
ただ、Perfumeにおける、活動の牽引者であるあ~ちゃんの口から、このような発言が出てきたというのは、この2016年はひょっとしたら、Perfumeにおける相当大きな転換点になるのかもしれません。
あくまで根拠の無い臆測だという事はご承知くださいませ。