昨日の「P.T.A.生放送」はいかがでしたでしょうか？
配信が始まっても延々とスイーツを食べ続けるPerfume。
それを誰も注意しないスタッフ。
「え、もう始まってんの!？」とダルく喋り出すPerfumeたち。
相も変わらずユルい生放送でした。
ただ今回は、これまでのユルさとは事情が少し違って、この日の朝まで新曲「FLASH」のＭＶを撮影していた事による、Perfume全身筋肉痛と睡眠不足でガタガタな体調だから仕方なかったのかも。
３人ともやたら甘いものばかり食べてたし(笑)
ま、どのみちユルいのは、もうすっかりこっちの計算に入っておりましたけど、このまま続くのかと思いきや、ハリセンボン春菜が加わって、ようやく仕切る人間が登場して、番組らしくなりました。
いつもなら、「Perfumeだけ見せろや！」と外部の人間を拒否したくなるところですが、今回に限っては、「春菜ＧＪ！」でした。
ところで、この出演って、ギャラは出るのかね？（笑）
あ、そうそう、似顔絵大会で、のっちの猿の絵の時に、かしゆかが拾った、Twitterのタイムラインに流れた『猿、白目！』ってのは、ボクが書いたやつでした。（もしかしたら同じのを、別の人がかいていたのかもしれませんが）
生放送の醍醐味でしたね。
そして、生放送の終盤で、遂に我々Perfumeファンが待ちに待っていた、「ニューアルバム＆ツアー」の詳細が明らかになりました。
３人からのメッセージは下の動画から。
まずタイトルは、「COSMIC EXPLORER」
発売日は４月６日にリリース。
上の動画で彼女たちが話す、Perfumeのニューアルバムの特徴は？
色鮮やか
個性強い
でも、盛り上げ方丁寧なところは、中田ヤスタカは初心者に優しい（笑）
間違いなく『ダンスアルバム』
こんな感じ。
ボクもこのアルバムに関しては沢山の観測記事を書きましたが、今回はその答え合わせも兼ねて、このニューアルバムの詳細を見ていきましょう。
まずは収録曲から。
Perfume「COSMIC EXPLORER」収録内容
CD
DISC 1
01. Navigate
02. Cosmic Explorer
03. Miracle Worker
04. Next Stage with YOU
05. STORY
06. FLASH（Album-mix）
07. Sweet Refrain（Album-mix）
08. Baby Face
09. TOKIMEKI LIGHTS（Album-mix）
10. STAR TRAIN（Album-mix）
11. Relax In The City
12. Pick Me Up
13. Cling Cling（Album-mix）
14. Hold Your Hand
「残念ながら、ニューアルバムから落選する既存曲はこれだ。」の記事で書いた曲以外でも、カップリング曲は軒並み落ちていますが、純粋な新曲は当初の予想通り４曲でした。
わかりやすいように、このアルバムでの新曲を赤字で書いてみました。
ご覧のように、前半が真っ赤っか！
攻めるよねぇ。
１曲目のインスト曲、（恐らく今回のアリーナツアーのオープニングで流れるインスト曲）から始まって、02～04まで、下手したらノンストップのブリブリ曲になるのでは？
『2015 SXSW』で聞かれた05のインスト曲で一休みして、06の映画書き下ろし曲でまたガンガンに盛り上がる。
この辺が、Perfumeが言う、「盛り上げ方丁寧なところは、中田ヤスタカは初心者に優しい（笑）」の答えなのかもしれません。
そして、「FLASH」の後も、07ではボクの大好物の「Sweet Refrain」のアルバムバージョンが収録されているではないですか！
この曲は、アルバム『LEVEL３』のリリース直後にひっそりとシングルで切られて、翌2014年の対バンツアーでしか披露されていない曲で、大変地味な存在なんですが、ボクにとっては、この曲の構成のシンプルさにまず惹かれ、かつ、ライブでの振りの、機械人形に化した３人の、あまりにもの正確なカノンを生で見て、もうすっかりこの曲の虜なんですよ。
あまりにも地味な存在だから、前回の「３：５：６：９」の双六の出目にも出なかったのですが、ここでリミックスバージョンが収録されるということは、次のアリーナツアーではセットリストに入るのでしょうかね。
これは嬉しい。
このあと、またまた新曲を入れて、１０曲目に「STAR TRAIN」のアルバムバージョンが入ります。
「STAR TRAIN が何曲目なのかがポイント」の記事では、「NEXT STAGE WITH YOU」より前かどうかの重要性を書きましたが、上記の並べ方なら、「STAR TRAIN」は、完全にこのアルバムの締めくくり曲扱いになってますから、これはこれでアリなのかも。
そして、ここでちょっと考え所。
赤字になっているところをよく見ると分かるのですが、１曲目からずっと飛ばして「STAR TRAIN」の最新バージョンで完全にひと区切りですよね。
せっかく、２０１６年版のPerfumeの最新曲をズラリと並べておきながら、１１曲目から後は、ハッキリ言って既存曲を無駄に並べてお茶を濁しているようにも思えます。
これ、思うに、１０曲目の「STAR TRAIN」のアルバムバージョンで、製作費が潰えたのかも。
昨今のＣＤ不況において、新曲を製作・レコーディングするための予算がないのが常で、これが、各レコード会社ともども、「ベスト盤」発売に必死になる所以。
Perfumeについては、本人たちが「ベスト盤」には拒否反応を示した事が想像できますから、オリジナルアルバムの発売に傾いたのかもしれませんが、それでも、予算なんぞ顧みず、バリバリ新曲を作り出す、中田ヤスタカの勢いにおののいて、１０曲でユニバーサルさんの泣きが入ったのかも（笑）。
中田ヤスタカは、そんな事情に妥協して仕方なしにラストに既存曲を並べて終わりにし、ついでに自腹を切って、Cling Clingのリミックスだけやってあげたのかも。
ただ、そうだとしても、「STAR TRAIN」までの並びは、聞く前からワクワクしますよね。
おまけに、新曲「FLASH」は、オリジナルバージョンとアルバムバージョンが別に収録されて、さらにＭＶまで入っているなんて。
なんたる、大盤振る舞い！
ハッキリ言って、これが１１曲目以降の不遇に繋がっているのかも（笑）。
Perfumeが立ち上がるのもおっくうになるくらいに全身筋肉痛になるくらいに肉体を駆使した作品が見られるなんて、今から楽しみです。