ボクは、単に店舗を回って売り場の写真を撮るだけでなく、Perfume売り場の展開の過去との比較、売り場で何枚売れているか、Perfumeの売り場に立ち止まる方の様子などをつぶさにウォッチングして、ヒット指数を推測してここに書いております。
今回の新曲は、それらがここ数年で破格の手応えだったので、ここにも書きましたが、「２割はアップする」とこれでも控え目に予想しました。
それでも、出た結果が前作より微増だったいう事で、ボクの結論として、「ＣＤはもう終わりやね」という事を書いたのですが、まあ、ＣＤというメディアがもう終わりなのは当然として、実はオリコンさんと同じく毎週、ＣＤランキングを発表しており、ボク自身はむしろこちらの方がより数字に信頼が置ける、サウンドスキャンさんの数字が昨日明らかになりました。
そして、ここで発表されたPerfumeの、初動週の売上がオリコンさんとは大きく乖離していたのです。
オリコンさんでは、Perfumeの『STAR TRAIN』の１週目の売上は、65,936枚で４位だったのが、サウンドスキャンさんの数字では、80,936枚で２位。
なんと15,000枚の誤差が生じております。
（サウンドスキャンさんのチャートはこちらからご覧ください）
上のリンクでご覧になると一目瞭然なのですが、初回盤が60,000枚売れるのは、過去のPerfumeのシングルでは驚かないのですが、通常盤が20,000枚売れたのは驚愕です。
ここ数作では、数千枚がやっとでしたからね。
これはおそらく、ドキュメンタリー映画の公開に合わせて、映画館のグッズ売り場で、特典のポストカードを付けて販売したＣＤの売上を計上したサウンドスキャンさんと計上しなかったオリコンさんの違いになったと思われます。
実は、ボクもこれ目当てで映画館で通常盤を買いました。
やっぱり、この買い方をする人が多かったんですね（笑）。
その他、ランキングの計上に齟齬が生じた原因はあるのでしょうが、以前に、オリコンさんのランキング計上の基準が変わって、「特典付きＣＤ」は認めるけど、「ＣＤが販売の主である事が疑わしい形態」はランキングの計上外としたのです。
こうなると、今回のPerfumeの映画館で売り上げたＣＤは、「映画グッズ」と見做されて計上外になっていたのかもしれません。
或いは、ランキングの計上に協力的な、各ＣＤショップに配慮して映画館での売上をスポイルしたのかもしれませんね。
日本は既得権益に厚い国ですから。
ということで、もう一度過去作品の初動週の売上と比較いたしますと、
Spring Spending 未来の Magic Sweet Cling Relax STAR
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火 *49,448 *47,357 *36,014 *37,815 *34,179 *48,008 *37,498 *41,516
水 *16,937 *14,598 *11,907 *11,677 **9,450 *10,787 **9,120 **9,900
木 **8,715 **7,258 **6,111 **5,510 **4,741 **5,152 ***,*** **4,935
金 **5,289 **5,053 ***,*** **3,989 ***,*** **3,305 **5,795 **2,762
土 **4,788 **3,732 ***,*** **3,729 ***,*** **2,952 ***,*** **2,782
日 **4,400 **3,179 **3,348 ***,*** **2,510 ***,*** ***,*** **3,801
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計 *89,577 *81,177 *57,380 *62,720 *50,880 *70,104 *59,113 *65,696
週 *93,881 *84,607 *68,784 *66,094 *57,702 *73,425 *61,683 *80,936
このように、2012年の『Spending All My Time』の水準まで戻りました。
ここ数年のＣＤ市場の急速な縮小から考えれば、もう少し価値があるかもしれませんね。
まずは、ひとまず、ユニバーサルジャパンさんの面目が保たれた事にホッとしました。
これだけ大きな予算を繰り出して、前作並みだったら目も当てられてませんからね。
続いて、Perfumeの新譜の発売週恒例のＣＤショップ巡りですが、『STAR TRAIN』の店着日は東京におりましたので、そちらの様子を既にアップしておりますが、関西のショップの様子もお伝えしたいという事で、時間を縫って、神戸に行きました。
関西では、Perfume推しで有名な、「タワーレコード神戸店」さんと、「ＨＭＶ三宮店」さんに行ってきました。
まずは、タワーレコード神戸店さんから。
エスカレーターを上がって最初の視線が、Perfumeでいっぱい。
お店の中に入っていくと、これよりもっと大きな展開が！
ドキュメンタリー映画の公開に合わせて、スクリーン仕様にしたようです。
なかなかデコレーションが凝ってますよね。
Perfume３人が、レコーディングの時に歌詞をもらって泣いたのを記念してか、歌詞の張り出しをありました。
その他、PerfumeがＪ－ＰＯＰコーナーの至る所に飾られていて、本当にタワーレコード神戸店さんのスタッフさんに愛されているんだなあと強く思いました。
そして、ＨＭＶ三宮店さんに移ります。
エスカレーター上がってすぐのところに、ドーンとありました。
手書きのＰＯＰは当然。
そして、Ｊ－ＰＯＰコーナーに移動すると、またまたPerfumeの特設スペースと手書きのサイン入りのポスターが。
ＨＭＶさんで発行している『Perfume NEWS』の過去号全てファイルにありました。
最新号は明日ご紹介いたしますね。
このように、関西の店舗のPerfumeコーナーも相当活気づいておりましたので、オリコンさんの数字にやや疑念を持っていた次第でした。
実質、初動８万枚なら、現在のレベルなら大ヒットですよ。