【グルメ編】 新春長野旅行記 4 | Perfumeとグルメの日記

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Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

今回で新春長野旅行記も最後。
「長野でも色々食べたよ!」と言いたい所ですが、実は今回の滞在では、名物の蕎麦ばかり食べておりました。
ここ長野は寒冷地で雨が少なく米よりも蕎麦の栽培には適していて、なおかつ山からの雪解け水が豊富で、なんせ水道水が、その辺のミネラルウォーターよりも格別に旨いくらいですから、蕎麦にはもってこいの環境。
ボクが滞在した松本市内も、長野市内も蕎麦屋が沢山ありましたので、何軒か回ってみました。
もちろん、他のお店にも行きましたので、合わせてご紹介いたします。



まずは早速番外編からで申し訳ないんですが、大晦日に9nineのカウントダウンライブで横浜に行った時の、味奈登庵さんのレポから。
(9nineのライブレポも書かないと・・・)
神奈川県内に10店舗以上展開されているこのお店は、大食いの方には有名な、蕎麦の量、約1キロの超大盛りの名づけて「富士山盛り」があるので、前から目を付けていたんですよ。
ようやく行けました。
天ぷら付きの盛りそばの富士山盛りを注文します(これで900円ですよ)。
蕎麦1キロの富士山盛りがこちら。




富士山というか、もうエベレスト。
酸素ボンベがないとダメかも(笑)。
とにかく、このうず高く盛られた蕎麦を制覇すべく、食べに食べます。
蕎麦はチェーン店にありがちなボロボロとした軟さもなく、しっかりとしていて、なによりも注文を受けてから揚げる天ぷらが、その辺のお高い天ぷら屋に負けないくらいの、カラリとした揚げ具合とエビの大きさには脱帽。
ちなみに天ぷらは、エビとイカとかぼちゃとししとうでした。
これで200円ですから、コスパ最高です。


ただ、これを食べたのが真冬の大晦日。
冷たく締められた麺は、最初はオイシイのですが、だんだん身体が冷えてくる・・・。
おまけに、蕎麦1キロを食べきるのに用いるアイテムは、付けつゆ1つだけ。
それほど満腹感に苛まれる事はありませんでしたが、寒いは、味に飽きてくるわ、で後半はかなりの苦行でした(笑)。
なんとか食べきり、温かい蕎麦湯でほっこりと温まり、店を後にして、9nineのライブに向かいました。







日にちは変わって年明け、善光寺さんにお参りに行った時に立ち寄った蕎麦屋が、地元の方にも有名な、元屋さん。
ここでは、素直に盛りそばを頂きました。
やはり水が良いと本当に蕎麦の喉越しが違いますよね。
細く切られた蕎麦は、水の香りとともに一気に喉の奥に入って行きました。
良い蕎麦でした。









善光寺さんに初詣が終わった後には、仲見世通りにある沢山のお店の中から、これも長野名物の五平餅を食べてみました。
木のへらに米で作った生地を貼り付けて、一枚一枚焼いていきます。
そこに、味噌ベースの甘いタレを掛けたのがこちら。




この甘味は、林檎なのかな?くるみっぽい味もしたかも。
とにかく、これは大変美味しい一品でした。
そのすぐ先のお店に、味噌焼きおにぎりもあったので、ついでに食べてみました。
これも焼いて香ばしくなった味噌の香りがいいですね。





続いては、松本市内に戻って、地元の方に人気の手打ち蕎麦のお店の種村さん。
こちらでは、温かい鴨葱蕎麦をいただきました。








こちらのお出汁は、醤油が勝った濃い目の関東風で、ボクのような関西人には少し辛い感じでしたが、お蕎麦は手打ちだけあって、少し太めで歯ごたえがしっかりとしていて、食べ応えがありました。
鴨と葱の相性はやはり抜群でしたね。



最後は、投汁そばをいただくべく、みよ田さんへ。
投汁そばとは、冷たい蕎麦を、きのこや山菜などが入ったお出汁に付けて温めて食べる、例えるなら、冬にピッタリのお蕎麦しゃぶしゃぶみたいなものです。
最初に付け合わせの品が出て来ましたが、イカときゅうりの和物と焼き味噌と並んだ中で、「葉わさびの漬物」が格別に美味しかったですね。
馬刺しも出て来ましたが、これは業務用だということで・・・。
















グツグツと煮立った、きのこ鍋にお蕎麦を落として食べるのは、初めての事で新鮮なお味でした。
ただ、具材が全て業務用だった感が拭えない(笑)。
締めに、蕎麦の実雑炊と、せいろ蕎麦を頂いて、お腹一杯になりました。


お蕎麦ばかり食べてはいられないと、松本市内の老舗の洋食屋さんの、おきな堂さんにも行きました。
佇まいが、古くからの喫茶店みたいですが、店内もクラシック音楽がずっと流れている落ち着いた雰囲気でした。
こちらでは、ハヤシライスとハンバーグがセットになったメニューをいただきました。











黒っぽく見えるハヤシソースは、見た目通りに酸味があまりなく、大人の深い味わいでした。
ハンバーグは、肉の粒子を全く潰した絹ごしで、口に入れたらすぐに潰れてなくなるような味わいでした。
開店してすぐに入ったのですが、あっという間に地元の方と思しき方々で満員になっていましたから、相当な人気店なのでしょうね。


最後に、ラーメンも食べておかなきゃいけないなぁと思い、地元で人気の信州味噌ラーメンのお店の佐蔵さんへ。
昔ながらの蔵の内装を改築したお店は、奥行きの狭い2階建て。
信州味噌を使ったラーメンがこちら。













信州味噌を使ったこのラーメンは、札幌の味噌ラーメンのラードとニンニクをたっぷり使った、いわゆる「炒め煮」のものとは、全く違う、信州味噌の風味が全面に出てくる優しいスープでした。
これなら地元の方がやって来るのもわかりますね。


こんな感じで、色々と食べて回りましたが、いかがだったでしょうか。
やはり、長野は蕎麦ですね。
街の中のはずれにある、普段なら行かない所にも、穴場の旨い蕎麦屋があるそうですから、またぜひに行ってみたいものですよね。