大晦日は、横浜に９ｎｉｎｅのカウントダウンライブに行っているから、紅白でPerfumeを見ることは出来ないと、ここでお伝えしていましたが、実は、会場のすぐ近くの横浜赤レンガ倉庫で、紅白のライブビューイングが設置されていて、９ｎｉｎｅのライブの始まる前にここでPerfumeの出演シーンだけはしっかりと見る事が出来ました。
（その他の登場した「妖怪ウオッチ」のダンスとかは家に帰ってから見ます）
今回、予め分かっていた情報で、以前に真鍋大度さんがＮＨＫのドキュメント番組でさんざん実験していた、『ドローン』という名のシステムが、当日使われるという事で、その時のオンエアではさんざん失敗していましたから、最新の演出が成功するのかと、心震わせながらのスタートとなりました。
しかし、ライブビューイングの大きな画面を数十メートル離れたところで見た感想としては、「やっている事が超難しいわりには、見え方が地味やなあ・・・」でした。
この「ドローン」を使って、Perfumeの周りを風船のような物体が動いて、視覚的な演出をするというのは、例のＮＨＫさんのドキュメントをボクたちは見ているから、真鍋大度さんの苦労が実って、当日の「ドローン」の一糸乱れぬ動きに感動を覚えたのですが、赤レンガ倉庫で彼女たちのパフォーマンスを見た第一感想は、「全く地味やなあ」というものでした。
「ドローン」の動きがいったいどうやるのやら分からなかったのですが、Perfumeにもライゾマティクスにも全く興味のない方が、このPerfumeのシーンを客観的に見ていたら、ちょっと地味なんじゃなかったかなあと思いました。
だったら、真鍋大度氏は完全に「器用貧乏」じゃないですか!？
では、今一度、この日のPerfumeのパフォーマンスを振り返ってみましょう。
曲はもちろん、「Cling Cling」。
まずはいつものように３人で手のひらをタッチします。
そして、ここでPerfumeのライブ史上、もっとも重大な事件が勃発！！
これまでステージ上には、常にPerfumeの３人以外は立っていなかったのですが、その歴史が遂に破られました。
ご覧のとおり、ステージに人影が。
どうやら、この「ドローン」を手に持つか、安定して飛び立つまで介錯するかの役割のスタッフたちだと見受けられるのですが、いずれにしても、初めての光景でしたから、少し驚いてしまいました。
そして、役割が終わるとさっさと帰る彼らが少し微笑ましい。
ここからは、「ドローン」の動く様をご覧ください。
Perfumeの上を二色に光りながら、様々に編隊を繰り広げながら、秩序正しく飛行しております。
テレビ画面で、この最新の技術の確かさらしさが、果たしてどこまで伝わったのかは、かなり
疑問でしたが、こうしてじっくりと見ると、例の番組での失敗の連続を知っているだけに、感慨深いものがありますね。
そして、エンディングでは、しっかりとPerfumeの頭上に戻ってきて、まるで訓練された生き物のように賢い彼ら。
曲が終わったPerfumeは、まるでその労をねぎらうように、彼らを抱きしめて会心の笑顔。
彼らを受け止める演出は、Perfumeのアイデアだとか。
それだけ、この演出に関わった方たちの苦労と、日々の技術の革新ぶりに敬意を表したかったのでしょうね。
とにかく上手くいってよかったでした。
もう少し、一般の視聴者の誰が見ても、はっきりと分かるものだったら、なお良かったのですがね（笑）。
ちなみに、この時の紅白歌合戦の副音声に、バナナマンさんがいらしゃっていて、出番を終えた西川貴教さんと一緒に、Perfumeのステージを見ながら、その感想を生でおっしゃってました。
Perfumeに理解があるからこその、彼らの感嘆ぶりが微笑ましいですね。
設楽「あれ、何だあれ？」
久保田「あれ、ドローンていう、無線で動く小さなヘリコプターみたいな」
西川・日村「へー！」
設楽「ラジコンヘリ！」
西川「浮いてるんだ！」
日村「あれ飛んでるの？！」
設楽「すげえ」
アナ「Wi-Fi で制御されてるんです」
設楽「Wi-Fi で？」
日村「飛んでんの？あれ」
設楽「もう、凄い時代になってきたな」
日村「ほんとだよ」
田中「コントロールするの難しそう」
西川「てっきり吊られてるのかと思ったら違ってるんだ」
設楽「1個1個が Wi-Fi で制御されてる」
設楽「Perfume ってやっぱこういうどんどん新しいさ、最新の機材とか最新の舞台の…」
日村「これ技術凄いよ」
設楽「えー、すげぇ」
アナ「でもやっぱりかなり難しいらしくて、何度も何度もテストして」
設楽「いや難しいよね、こういうのは」
アナ「今日は全部稼働してます」
設楽「あ、そっか」
日村「なるほどね」
設楽「これすごい！」