【9nine編】Pefume×9nine 広島レポ 1 | Perfumeとグルメの日記

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この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

開演時間6時30分とほぼ同時に暗転した場内。
ド派手な煽りミュージックと共に、ステージ後方のモニターに、9nineのライブの始まりを予告するカウントダウンならぬカウントアップの数字が。



「123…78‥」
「9!」の合図でライブがスタート!
一瞬の暗転の後に「Re:」のイントロが。
一気に盛り上がる客席。
今回のステージ構造は、9nine、Perfumeとも、狭いホールという事もあって、前方にフリースペースがあって、舞台後方にお立ち台スペースがあるというだけのシンプルなもの。
9nineの5人はそのお立ち台に真っ黒の衣装でポージングして表れる所から始まりました。



1. Re:

昨年末にリリースされた9nineの2番目に新しいシングルでスタート。
5人それぞれが歌いながら、ステージを左右に動き回って観客を煽って、会場のほとんどを占めているであろうPerfumeファンを何とか自分たちの手中に入れようと頑張る姿が印象的でした。



2. 少女トラベラー


2年前のシングル曲。
ボクが9nineのワンマンライブを最後に見たのが去年のなんばHatch。
その時にもこの曲を歌ったのだが、ずいぶん歌もダンスも上手くなったなぁと感じました。
それに加え、今回はさらに5人の姿が舞台の上で大きく感じました。
何か自分たちに漲る自信が抑えきれないという感じ。


3. 9nine o'clock


3曲目は、未だ9nineのメンバーの事を良く知らない観客に向けての、メンバー自己紹介ソング。
5人のキャラクターを歌詞に乗せて歌った後に、観客に名前のコールをさせて観客を一体にしようという曲。
実際に、メンバーの名前を叫ぶと不思議に親近感が湧くから不思議。
ただし、他の4人と違い、かんちゃんの時だけ、名前を呼ぶタイミングが裏拍に変わるので、慣れていないので失敗して呼べず仕舞だった(笑)。


4. Evolution No.9


衣装を赤に早着替えして、EDM全開のこの曲でさらに盛り上げた後、ここで最初のMC。
観客から「お帰り!」の声がちゃあぽんに掛かる。
「地元の空気は(優しくて)甘い」と応えるちゃあぽん。



メンバーは、Perfumeにかなりお世話になっているようで、おさがりの洋服を結構もらっているようなんですが、かしゆかから貰う洋服はウエストが細すぎて、アイドルど真ん中の9nineも、さすがに戸惑うレベル。
とりあえず子供サイズのひろろに着せてみようか?と話してたら、かんちゃんがチャレンジして着てみたらサイズがぴったりで結局、かんちゃんがこのおさがりを貰う事に。



ちゃあ: 「(Perfumeファンがたくさんいるこの会場で)そんな事話したら、帰りにその服カッターでビリビリに切り裂かれているかもよ」



黒い所は、おねいちゃん譲りのようで(笑)。



そんなちゃあぽんでしたが、初日のMCで武道館ライブが決まった件を話し出した時に感極まって泣き出すハプニング。
公式には結成9年目を迎えている9nineですが、実は9年前からのオリジナルメンバーは、西脇綾香(ちゃあぽん)と佐武宇綺(うっきー)の2人だけ。
川島海荷(うみにー)はその2年後。
その後、メンバーの加入と脱退を繰り返し、2010年7月の「新生9nine オーディション」で、吉井香奈恵(かんちゃん)と村田寛奈(ひろろ)を加えて現在の9nineのメンバーが出来上がったという、実は多国籍軍のような構成。
そんな向かい風の中を、ひたすら遥か前にいる姉、あ~ちゃんを追いかけ続け、ようやく同じ舞台に立てて、嬉しかったと同時に、超アウェイな日になるのかも?という、相当なプレッシャーもあったのでしょうか。



そんな彼女を、「ちゃあぽんがここまで連れて来てくれたのよ」
と優しく励ますかんちゃんの言葉が印象的でした。




5. colorful
6. ポジティ部
7. One Kiss


ピンク(うっきー)
黄色 (うみにー)
紫 (かんちゃん)
青 (ひろろ)
水色 (ちゃあぽん)


と、まさしくカラフルな衣装に着替えた5人がポジティブな曲たちで観客を盛り上げ、煽ります。
「One Kiss」では、ファンたちにはすっかりお馴染みになったお手製の振り付けを、この日の観客にレクチャーしながらのパフォーマンス。
初めてのひとには難しいけど、慣れれば何とか付いていけるかも。



8. koizora



この日、唯一のスローナンバー。
後方のモニターにはこの曲の歌詞とともに風情ある桜のグラフィック、同じく歌詞に出てくる桜色の照明に照らされる中、歌う5人のコーラスのコントラストが印象的でした。




舞台は暗転になり、モニターに、かんちゃんとひろろが加入して新生9nineになってからのシングルのPVが古い順に変遷で流れます。
そして最新シングルのイントロが。



9. With You / With Me


本日3度目の衣装変えを済ませた9nineが、この曲の衣装を身にまとって再登場。
跳躍するようなキレのあるダンスとボーカルは、本当に成長したのだなぁと実感させられる素晴らしさでした。
初日はやや緊張していたものの、2日目のこの曲辺りでは、これが9nineのワンマンライブだと誰かに言われても素直に納得出来るくらいの盛り上がりでした。



2日目のステージでは衣装替えでトラブルが発生した、うっきーの登場が遅れて、もう1度やり直すというトラブルもありましたが、そこはライブは生ものですからご愛嬌。



この日のセットリストを通して、この位置に、この演出で最新曲を持ってきたという事は、やはりこのライブにおいては、「新生9nineになってからの、これまでとこれから」を観客に見せようとする意志があったように思いました




10. 困惑コンフューズ
11. つづくつづく...


タオルをぶん回して、この日の一番の盛り上がりとなった、10曲目の「困惑コンフューズ」を挟んで、この日の9nineのライブは1曲目の「Re:」のカップリングの「つづくつづく...
」で終わりました。




偶然かもしれませんが、上に載せたこの日の1曲目の「Re:」の歌詞と最後の「つづくつづく」の曲の歌詞を比べてみると、



「ここまでやってきたよ
そう簡単にあきらめられるわけないよ」
「巻き返すチャンスはあるでしょ
失敗したぶんは正解に近づくって」
「できるよ、さあ、始めよう」



この曲の歌詞を地で行くような、崖っぷちから這い上がって遂に、単独武道館公演も決定させた9nineの意地みたいなもので始まり、



「今日は終わるけど、楽しすぎたから明日はもっと楽しい日だ」
「今日も特別だね。思い出にしようよ」
「次も笑顔で逢えるよね  楽しみだよね」  




ようやく、9nineにほんの少しの幸福感が訪れたような演出に仕上げて来たように思いました。



『Perfume FES!!』で久しぶりに見た9nineは、もう立派に武道館が似合うアーティストに成長したように感じました。






9nineセットリスト


Re:
少女トラベラー
9nine o'clock
Evolution No.9
colorful
ポジティ部
One Kiss
koizora
With You / With Me
困惑コンフューズ
つづくつづく...