魔法の箱に上げてくださった方、本当に有難う！
アーティストの出演番組を、まだ売れていない昔から、ドームクラスにまで上り詰めた今でも変わらず、こんなにきめ細かく律儀にアップしてくれるのは、本当にPerfumeファンくらいです。
そもそも、他のアーティストさんの出演番組の動画って、あんまり上がらないのですよ。
こういう普段からの地味なお節介が、今日の海外での人気の源流になっているのだと思っております。
さて、この番組なんですが、内容は、Perfumeの３人が自身のライブＤＶＤを見ながら、当時の思い出をひたすらユルく話すという、「完全副音声」的なものだったのですが、３人のコメントを聞いていると、実にそれぞれの個性や人となりが如実に見えて来ましたね。
何と言っても、かしゆかが一番、その日にあった事をほぼ覚えていて、他の２人に色々説明していて、さすがは自身の事も客観的に見られる程の冷静なキャラクターぶりでした。
そして、のっちは、ひたすらあ～ちゃんを見て、「可愛い！可愛い！」の連発。
（いや、かしゆかに対しても言っていたと思いますけどね・・・笑）
ＤＶＤを見て、当時を思い出すと思わず体が反応して、変なリアクションや声を上げたりして、さすがの感覚人間ぶりでした。
そして、あ～ちゃんに至っては、ライブでの主な進行役にも関わらず、かなりの記憶が抜け落ちております。
自分が「ＧＡＭＥツアー」で風邪を引いて寝込んでいた事を忘れるなんて、相当な欠落ぶりです。
多分、首を痛めて病院に行った事も忘れているのでは・・・（笑）。
まあ、でもこの数年間で急速に自身の存在が大きくなって、商業的な成功の期待感と、それに伴う想像も出来ないようなプレッシャーの中で、それぞれのライブに対峙して来たわけですから、ツアー中の１つ１つの細かい出来事なんて、彼女たちには足の裏を爪楊枝で刺されたくらいなものだったのかもしれませんね。
そして、今日の本題、この番組の中でスタッフさんから用意されていた３人への質問。
「Perfumeを直角二等辺三角形に例えると、誰がどの辺なのか？」
そもそも、2009年に発売されたオリジナルアルバム、『⊿』の形を表して、このアルバムツアーが、「直角二等辺三角形ツアー」と命名されたわけでして、３人の当時の認識だと、「正三角形だと、突出している誰か１人を他の２人が支えているから、安定した形の『⊿』が自分達に合っているのだと」
確かに、それはその通り。
「３人合わせてPerfumeです」からね。
それで以って、それを踏まえた上で、自分なりに考えてみたりはいたしましたが、３人をどの辺になぞらえるかについての答えは、各辺の位置と、なにより、実は直角二等辺三角形の各辺の長さが、『１：１：√２』なのも含めて、やはり、Perfumeを一番冷静に見ている、かしゆかの答えに全面的に賛成し、これ以外の解釈は思いつかないという結論に達したわけです。
あ～ちゃんが縦にそびえて、かしゆかが底辺を支えて、のっちが斜めに横断する。
ボクが思うに、三辺の長さがのっちだけ少し長くなって、しかも斜めってるというのが最大のポイント。
３人の中では、やはりのっちの役割というか、演じているのかも知れない、他の２人とは全く異なる、いわゆる｢のっち像｣というのは、まさしく整数では割り切れない『√２』で表すと、腑に落ちるような気がいたします。
真っ直ぐそびえる｢あ～ちゃん｣を底辺で支える｢かしゆか｣の、それぞれの先を繋ぐように、斜めに伸びる少しだけ長い辺。
あ～ちゃんをして、｢いざという時に頼りになる｣と言われながらも、普段はさんざん弄ばれる、そんな規格外の、整数では割り切れない特徴こそ、それが、我らがのっちさんであると思うのです。
もちろん、かしゆかがそこまで考えて例えたのかは不明ですが。