３位 「さようなら徳間ジャパン。Perfume ユニバーサルにレーベル移籍」
２００５年に「リニアモーターガール」がリリースされて以来、約７年間お世話になった徳間ジャパンさんと遂にこの春お別れする時が来ました。
思えば、Perfumeのメジャーレーベル先を探していた当時のPerfume側にコネのあった徳間ジャパンが渋々受け入れたのが付き合いの始まり。
この曲のリリース前にお偉いさんに初めて掛けられた言葉が、「ＣＤ出してあげるから。いい思い出が出来るでしょ」でした。
両者の出会いと、この曲でのスリットの入った黒い衣装は最悪なモノでした。
翌年２００６年までに、シングル３枚とベスト盤１枚を出して当初の契約は満了し、両者はお別れするはずでした。
が、なぜかなぜか、2007年に写真集付きの１万枚限定シングル「Fan Survise Sweet」をリリース。
この転機から、秋にはPerfumeが一気にブレイクするきっかけとなったシングル「ポリリズム」。
さらに翌年2008年に見事にチャートの１位に輝いたアルバム「ＧＡＭＥ」に至るこの２年は、それまでの彼らが見ていた２年と全く違う景色になりました。
恐らく、徳間ジャパンもPerfumeサイドも、まさかこんな逆転劇が起こせると思ってはいなかったでしょう。
その証拠が、「ＧＡＭＥ」リリース日に、都内のＣＤショップで品切れをおこした「ＧＡＭＥ」を補充するのに社員総出で紙袋のＣＤをいっぱいに詰めて電車で走り回ったという伝説の逸話に表れています。
翌年には、徳間ジャパン内部にPerfumeだけを担当する「Team Perfume」なる謎の部署を開設。
2005年のあの上から目線のコメントは一体何だったのでしょう（笑）。
（ちなみにこのコメントを言い放った偉いさんは、この頃よくカツサンドを差し入れしてくださっていたようです）
そんな徳間ジャパンとの関係も、Perfumeの目が国内から世界へ向くようになる頃に転機が。
実は2008年辺りから海外からの誘いを受けていたPerfume。
しかし、海外に販売網を持たない徳間ジャパンに在籍している事自体が活動のネックになり、国内での活動に終始していましたが、2011年の「カーズ２」の挿入歌に「ポリリズム」が起用されて直接海外のファンと接した事で、Perfumeが遂に海外に足を踏み入れる事を決意。
徳間ジャパン側の後押しと厚意もあって、ユニバーサルジャパンに円満に移籍する事が出来ました。
Perfume側は徳間ジャパンへの置き土産として、９月に「コンピレーションベスト LOVE THE WORLD」をリリース。
そして、このアルバムは国内での販売を徳間ジャパンが、海外をユニバーサルジャパンが担当するという、生き馬の目を抜くこの業界において何とも良心的なビジネスがなされたのです。
これぞまさしく、「LOVE THE WORLD」の名に相応しいエピソードでした。
２位 「初の海外ツアー大成功！！」
2012年10月26日の台湾から、Perfumeの初の海外ライブツアーが始まり、台湾・香港・韓国・シンガポールで行われ見事に大成功を果たしました。
まあ、アジア各地のPerfumeファンの熱い事、キモい事はこちらの想像以上でしたが、いずれの土地に於いても、現地の空港に到着したPerfumeに対して、迎えるファンの暖かさや、若干の草食系な所が日本のファンと共通していてかなり微笑ましかったです。
ステージは先のコンピレーションベストからの選曲中心でしたが、｢edge｣の舞台演出がライブハウスバージョンだったりと、またまた進化・深化したＰｅｒｆｕｍｅが見られました。
そんなＰｅｒｆｕｍｅなのに、ＭＣでは相変わらずのグダグダトーク。
おまけに英語よりも日本語の方が観客に通じるという珍現象。
現地ファンはＰｅｒｆｕｍｅのＭＣを理解する為に日本語を猛勉強していたからこそのエピソードだったんですが、こんな所にもＰｅｒｆｕｍｅとファンの良い関係が垣間見えましたね。
そして、香港のファンが空港で思わず叫んだ、｢キテクレテアリガトー!!｣という言葉が、Ｐｅｒｆｕｍｅの海外ライブを心待ちにしていた外国人ファンの気持ちを物語っていて、そんな思いを持つ人は、他の国にも沢山いるのではないか？と思った次第です。
ではいよいよ2012年に、ボクが個人的に選んだＰｅｒｆｕｍｅ10大ニュースの第１位の発表です！
１位 「Perfume ３年後に大規模ワールドツアーを開く事をリーク！！」
年末特大号の、TV.Bros特別企画「Perfume×9nine～これって語りンピックじゃナイン!？」にさりげなく載っていた、あ～ちゃんとアミューズ総帥大里会長との会話。
あ：「今年はアジアを回らせてもらったので、次はアメリカかヨーロッパを回れたらいいですね。
あと３年で、”グッと行こう！”みたいな話を会長と熱く話し合ったので」
大体事務所というのは、２，３年先のスケジュールは既に粗方決まっているのが普通なので、大里会長があ～ちゃん本人にこのように話すという事は、アミューズ内部ではこの３年で相当大きな勝負をPerfumeを使ってやるつもりなのでしょう。
既に大砲に弾は詰めてますよ宣言なのだと思います。
これは今年の最後にかなりどデカいリークが来たという事で、あえて今年の第１位に致しました。
さて、これで今年の「Perfume 10大ニュース」は全て出揃いました。
貴方のそれとは合致いたしましてでしょうか？
それではまた来年のPerfumeの活動に期待しつつこの辺で筆を置きます。
でも、まだ今年の活動は残っているのですがね。