「未来のミュージアム」 感想 | Perfumeとグルメの日記

Perfumeとグルメの日記

Perfumeと食べ歩き(主にラーメン)が好きです。
この2つのテーマについてのエントリーが中心です。

先週、来年3月公開の映画「ドラえもん」の主題歌であり、次のPerfumeの新曲「未来のミュージアム」がCM解禁されました。
まだ、ここでこの曲についてのボクの感想を話していませんでしたが、ファーストインプレッションだけ言いますと、それは「中田ヤスタカはタイアップが本当に上手いなあ」でした。



というのは、この映画を観る観客は当然子供なんですが、Aメロから流れるPerfumeの歌声のアンサンブルが実に優しくて暖かくて、さらにサビで流れる、「ミュージアム♪ ミュージアム♪ 」からの覚えやすいメロディは彼らのみならず、一緒に観た大人までもが平易に感じ、且つ親しみ易く、すぐに覚えやすいもになっています。
これなら、映画の帰り道に親子で一緒に口ずさみたくなるはずです。
子供向け映画の「ドラえもん」の主題歌として聞くに完璧なのだと思いました。



中田ヤスタカは、雑誌のインタビューにおいて、「(Perfumeの」タイアップの縛りを受けた曲の発注も、それはそれで楽しい」という趣旨のコメントを残していましたが、今回の曲はまさにそんな彼の優れた職業作曲家としての片鱗を見せられた様に感じました。



ただこの曲を、例えばテレビの歌番組で、他の曲のように振り付けで歌うというのはイマイチ向いていないと思います。
分けるとしたら、完璧な「歌モノ」なこの曲はスタンドマイクで、3人で生歌のユニゾンで歌うにはちょうどいいとは思いますが、それは逆に今まで様々な批判に晒されても貫き続けてきたPerfumeの外形的なスタイルと矛盾してしまいます。
よってボクが思うに、この「未来のミュージアム」は別に作られる、今までのスタイルでパフォーマンス出来るもう1つの新曲とで形成されるダブルAサイドシングルに収録されて、テレビで披露されるのは、もう1つの新曲の方になるのではないかと想像致します。
そして、この「未来のミュージアム」は、「マカロニ」のようにまずはライブに於いての披露にとどめるのではないかと思う次第です。



ただ、個人的にはこの曲は凄く気に入ってるんです。
仕事の合間によく鼻歌が口をつくのですが、歌詞が「ミュージアム♪  ミュージアム♪ 」の所しかわからないので、1秒しか歌えなくてかなり欲求不満な毎日です(笑)。