2ポイント差が一人と1ポイント差が二人。
どっちが勝ってもいい試合だったけど、最後は手数と顔の腫れの分の差かな。
1ラウンドのゴングが鳴ってすぐに井岡がリングの中央を陣取った瞬間に八重樫が踏み込めなくなった。
そこで井岡の勝ちと踏んだんだんだけど。
井岡ってもっと老獪なボクシングをするのかと思ったら、案外若いボクシングするのね。
打ち合いに付き合わなければ楽に勝ててたと思う。
でも、距離を取ってジャブ打ってポイント稼いで勝つってボクシングじゃ、自分が満足出来なかったんだとおもう。
八重樫より自分の方が実力が上なんだとみんなに見せ付けたいというある種の若さが出てしまったのが、後半までもつれる原因になったのでしょう。
八重樫は試合の後半に足を止めた乱打戦に持ち込めたのは良かったけど、序盤はポイントは互角だったけど完全にペースは井岡だったし。
戦前に言っていたサイドからの攻撃も全くやらせてもらえなかったし、ボクシングという技術では完全に井岡に完敗でした。
でも、両目を腫らせても敢然と打ち合った根性と、それを培った練習は一流でした。
ジャッジはドローにして欲しかったなぁ。
井岡 八重樫
10 9
9 10
10 9
9 10
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10 9
10 9
10 9
9 10
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9 10
9 10
10 9
9 10
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ボクのジャッジでは114ー114で引き分けだったんですけどねぇ。