「MY COLOR」の歌詞はPerfumeの世界進出を後押しするメッセージ | Perfumeとグルメの日記

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今回のアルバム「JPN」の中の新曲は4曲ありますが、その中の「MY COLOR」の歌詞にはPerfumeの世界進出に背中を押してやろうとする中田ヤスタカの思いがあるように思えるのです。




まず最初に、タイトルに付いている「COLOR」の訳ですが、単に「色」と訳すだけでなく、「人間性」「性格」「立場」「境遇」などの他に「人種」を称する時にも使う使い道の多い単語です。
(受験生はこういう単語の使用例文を沢山覚えておくとよいですよ)




そしてどれも『一個人』の在りようを称する時に使う単語なんです。




アルバムタイトルを決める会議の時に、漢字一文字にこだわる他のスタッフを制するように、「JPN」を提案したヤスタカさん。
その時までには当然Perfumeが世界に出たがっている話は聞いていたはずです。
そこでそんなアルバムタイトルを提案し、また「MY COLOR」なるタイトルの曲を書く事は、何かあるに違いないと思いましたが、その歌詞を読むとやはり何かが秘められているように感じた次第です。




ではスタート。




まず、電車の中で主人公が手に持っているのは、「(画面を)指先でつかむ」事から、間違いなくスマートフォンのようなものでしょう。
そして早くも1行目から「世界」・「繋がる」というキーワードが出てくるんです。




つまり、主人公が手のひらに持っている物は、身近な誰かと連絡を取り合う為というより、世界中の物と繋がる為にある物だとまず定義しているのです。




そして、早くも核心めいたキーワードがバンバン出てきます。




「未来をつかむ」
「光になる」
「届く」
「コミュニティ」
「メロディーをつめ込む」
「会いに行く」




どうですか?




もうこれって、Perfumeが中田ヤスタカの曲を引っさげて、世界中のファンの元に行くんですよ!って宣言しているように思えませんか?




さらに後半の歌詞にもまた似たようなフレーズが出てくるんです。




「世界中」
「好奇心のキーワード」
「教えてあげる」
「送信する」




さて、「MY COLOR」の歌詞をもう一度しっかりと読んでみてください。




何かに気づきませんか?




主人公が手のひらに持っている物は、全て「発信(送信)」の為に使用する事を前提にしたフレーズのみで描かれているんです。
同じように携帯電話が出てくる歌詞で「575」がありますが、これは当然受信もしている所が描かれてます。




つまり、主人公に手のひらに持たせている物は、便宜上アイフォンにしているだけで、要はこの曲を使ってPerfumeに対して、「私たちは世界に対して発信します!(世界進出します!)」と宣言させている曲だとボクは診ました。




さて、そうするとタイトルの「MY COLOR」とは何ぞや?という疑問が残ります。




答えは、「手のひら私色」の部分にありました。




皆さんが持っている携帯やアイフォンは何色ですか?
「私色」のそれを持っている人は1人もいませんよね?(笑)




そこで、タイトルの「MY COLOR」の登場です。
直訳すれば「私色」ですが、そんな色のアイフォンはありません。
ならばここでは「COLOR=色」と訳すのではないのです。




一番上で説明したように「COLOR」の訳には、人間性を説明する意味が沢山あります。
この曲の主人公、いやPerfumeが世界中に曲を届ける為に持つ、手のひらにある発信する道具の「MY COLOR」とは?






アルバムタイトルで解る通り、「MY COLOR」=「JPN」なんです。




つまりこの曲の歌詞には、世界中のどこに行ったとしても、「日本人らしさ」を持ち続ける事が大切であり、それこそが最大の魅力なんだと言っているように思えるんです。




そして、歌詞の最後はそれを象徴するようなフレーズが…。





feeling you
feeling you

My color
My color

My color…