「死ぬ」というキャリア | 渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

渡辺清乃の「生きる」とは「表現すること」〜可能性のドアを開き続けよう~

キャリア理論・ポジティブ心理学・レジリエンス・マインドフルネスをベースに、「あたま・こころ・からだ」のすべてにアプローチ。人の可能性を最大限に開き、未来を創るアクションにつなげます。

最近、「死ぬこと」に関心があります。

キャリアコンサルタントとして、一人の人間として。

生き方が多様化し、結婚・離婚・出産・転職・留学・起業などなどなど、ライフイベントはますます「人それぞれ」になりました。
そんな中、ふと気づいたのです。
 
「死ぬこと」は、全員が経験する、
最大級のライフイベントだ
 
と。
 
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けれども不思議なもので、誰もが経験するライフイベントのわりに、ロールモデルから話を聞くことができません。
「死ぬってさあ、こうなって、ああなって……で、こう思ったよ!」
なんていう本人の体験談、聞いたことないですよね。
(これは、「誕生」も同じです。「生まれる時ってどうだった?」なんてシェアをしない)
 

達観の域になど到底行けていない私は、自分が死ぬことを考えるととても怖くて不安です。
 
生きることが楽しくて仕方がないから、ともいえるのですが、人生の最期をそんな風に感じていることに引っかかって。
だから、いち人間として、そしてキャリアコンサルタントとして、
 
「死ぬことに対する知性を持ちたい」
 
と思ったのです。
「死ぬことも、キャリアの一部」だから。
(うまく言えないけど、これは「病院で死ぬか、家で死ぬか」などの、「死に方」の話ではありません)
 
 
年始から、お会いする方々に少しずつこの話をしては、みなさんの「死ぬこと」に対する考え方やご体験、知っていることなどを聞かせてもらっています。
興味深いお話がいろいろ。
 
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どんな形になるかわかりませんが、いつかシェアできる機会をつくりますね
 
 
 
そして、今日から3日間は、高野山大学の大学院にて「ホスピスと援助論」という授業を受けています。
終末期ケアの話です。
 
「看取り」は専門外ですし、経験もありませんが、マインドフルネスの話が出てきました。
……といいますか、ご担当の教授のご専門がマインドフルネス(とスピリチュアルケア)なので当然と言えば当然ですね。
 
 
まだ半日終えたところですが、この内容は医療に関わる仕事に限らず、対人援助職の方の燃え尽き対策や、私のそもそもの関心ごとにつながる、「人間を深く知る」のにピッタリの学びだなぁと感じています。
あと2日、楽しみです。