今回は漫画「フランケン・ふらん」に登場した蛟流社長をイラストにしてみました!
「フランケン・ふらん」:
天才外科医・斑木博士が創り出した人造人間・斑木ふらんが主人公の作品。
高度な医術・科学技術を持つものの一般的な倫理観や感性が欠如しているふらんが、多くの患者や相談者と相対していく中で、最後はいつもダークな結末を迎えるという、「ブラック・ジャック」をコミカルにした感じの作風ですね。
蛟流社長は2巻の第10話に登場した製薬会社の社長で、
ゴキブリ殺虫剤の基礎研究をふらんに依頼するために、ふらんの研究所へやってきました。
ですが、実験の中で高い知能を得たゴキブリ達が反乱を起こすという事態が発生し、研究所がゴキブリ達に包囲されてしまいます。
蛟流社長は研究所の外へ逃げ出し、ゴキブリ達は社長を追いかけますが、そこで研究所の防御システムが作動。
追いかけてきたゴキブリ達と共に爆発に巻き込まれ、全身火傷の重傷を負ってしまいます。
ですが、ふらんによって皮膚移植の治療を施され一命を取り留めます。
(それどころか、新しいピチピチの肌を手に入れた社長は、「若い頃のハリとツヤを取り戻した」と喜んでいました。。。)
しかし、ウキウキ気分も束の間、ふらんから新しい皮膚が爆死したゴキブリ達のキチン質から生成されたことを聞かされ、ショックで精神崩壊・発狂してしまうのでした・・・
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蛟流社長、敵女・悪女という程ではないのですが、、
・幼い頃から経営者一族の娘として甘やかされ、一般庶民を「モラルもレベルも低い愚かな大衆達」「愚民」と無自覚に見下す
・ゴキブリに研究所を包囲されたと知った途端、ふらん達に全て押し付けて真っ先に逃亡しようとする
等々、ナチュラルに嫌な奴として描写されています(笑)
そんな性格や普段の振る舞いのせいか、ゴキブリ達から
「虐殺薬(=殺虫剤)の製造を指示した責任者(=蛟流社長)を引き渡せ」
と要求された時も、
同行していた部下達は社長をかばおうとする素振りも一切見せず、真っ先に引き渡しに応じようとしますw
その時ふらんも
「(引き渡す前に)せめて麻酔くらいしてあげなきゃあ」
と、ゴキブリ側の要求を呑む気満々で、
誰一人として蛟流社長を助ける気が全く無いところにドキドキしました!
恐怖・不安や苦痛に苛まれる蛟流社長と、作中の終始コミカルな雰囲気&ふらんの飄々とした感じの温度差に興奮しましたね!
最後に蛟流社長が発狂した際も、ふらんの台詞は
「せっかく移植した皮膚をかきむしるのはヤメてくださいよお~ イヤ~ン」
というもので、緊張感ゼロでした
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ストーリーは蛟流社長が発狂したところで終わっているのですが、社長がその後どうなったのかが気になります!
精神崩壊は無事治ったのか?
もし治っていない場合、どうなったのか?
(ふらんの研究所には、移植用の人体パーツが沢山保管されているので、移植用パーツとして解体されちゃったとか!?)
もし精神が治らなかったとしても、せめて生きていてほしいです!(精神病院へ入院とか)
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生死や結末がハッキリ描写されないタイプのやられも、色々と想像を掻き立てられて良いですね。
以前記事にした、「アキバ冥途戦争」の調教師とかもこのタイプです。