ジウリアーノのポルトガル語レッスン
今週の金曜日は、FOOT!月イチのブラジル企画ですー。
今回は、インテルナシオナウの攻撃的MF、ジウリアーノ。
クラブワールドカップでは、準決勝で敗れてしまいましたが、リベルタドーレスでは大会MVPを獲得した、20歳、ブラジル期待の星です。
倉敷さんたってのオーダーという、異例の人選。
愛情込めて、紹介してくれると思います!
そんなジウリアーノのこぼれ話。
ジウリアーノは、話し方も、言葉づかいも、とっても知的なんですね。
普段は20歳らしく、子供っぽい冗談もやるけど、カメラの前では、とてもしっかりさん。
そんな彼は今、英語の個人レッスンを受けています。。
それで、ヴェントゥーラがカメラのセッティングをしている間、語学談義に花が咲いて。
「聞いて理解できても、いざ、自分が話そうとすると、うまく話せないこと、あるよね。」
「あるある!おんなじだねー」なんて。
で、ジウリアーノが私に、ポルトガル語で難しいことは何かを、聞いてきたんですね。
私「英語よりずっと、時制が複雑だよね。それと、男性名詞・女性名詞の区別」
ジウリアーノ「例えば?」
私「例えば、マモン(パパイヤ)と、モン(手)。同じように、”モン”で終わる単語なのに、マモン(パパイヤ)は、ウン・マモン(つまり、男性名詞)。モン(手)は、ウマ・モン(つまり、女性名詞)」
ジウリアーノ「あー、なるほど」
私「覚えるしかないんよね?やっぱり。これは男性名詞、これは女性名詞って。」
ジウリアーノ「うーん、覚えるっていうか…」
ここで急きょ、ポルトガル語レッスンが始りました。
ジウリアーノ、両手で、マモン(パパイヤ)の形を作りながら、
ジウリアーノ「つまりね、ウン・マモンが、男性名詞なのは、なぜかというと、”ウン・マモン!”だから。」
私「???ん???」
ジウリアーノ、モン(手)を、目の前に広げて、
ジウリアーノ「で、ウマ・モンが、なぜ、女性名詞かと言うと、それは、”ウマ・モン!”だから。」
私「…あー…」
”ウン・マモン”だから。そこに、力を込めて、言ってくれたけど。
”ウマ・モン”だから。そこだけ、大きな声で、言ってくれたけど。
すごく、真剣に説明してくれたけど。
…全然、説明になってないやーん!
でも、ジウリアーノ、20歳、そんなふうに、とってもいいヤツなんですー、というお話でした。
写真は、彼が所属するインテルナシナウのスタジアム。
ここが改修されて、2014ワールドカップの会場になるんですー。