今年2番目に聞いた声
年越しは、ヴェントゥーラファミリー大集合で、にぎやかに過ごしたんですね。
で、日付が2009年から2010年にかわった後も、宴は続きますよね。
で、何時に帰ったのか、よく覚えてないような飲んだくれになって、家で寝ますよね。
で、その後に起きてからを1月1日とすると、2010年最初に聞いたのは、ヴェントゥーラの声だったんですね。
31日と1日、私は結構忙しくて、元日も家にこもって仕事しちゃったので、電話で会話。
で、2010年2番目に声を聞いたのは、誰だったでしょう。
携帯電話が鳴りました。
「もしもし」と出ると。
「やぁ、清美!ジョルジーニョだけど」
1年の始まりから、縁起がいい(?)ですねー。
2人目は、ジョルジーニョでした。
12月のワールドカップ組み合わせ抽選会が終わってから、取材したいと頼んでたんですね。
でも、ジョルジーニョ、あちこちのイベントや式典に呼ばれて、忙しそうで。
なんだか、取材を頼むのも申し訳なくなるような感じで。
ところが、ジョルジーニョは、やっぱりジョルジーニョでした。
とうとう28日まで時間が取れなかった後、「年明け、2日はどう?間に合う?」と、約束してくれたんです。
その時、日時は約束したけど、場所は決めてなかったんですね。
まぁ、年明けそうそうの2日だし、ジョルジーニョんちが一番いいだろうと、勝手に思ってたアバウトさ。
でも、ジョルジーニョはそこを、心配してくれたんですね。
だから、元日から、場所確認の電話をくれた、というわけだったんですー。
いやー、いい人すぎるー。
例えばスターになったり、例えば偉くなったり、どんな立場になろうと、誠実だった人が、誠実なままでいてくれる。
人間、忘れちゃいけないことって、あるんだよなー。
お正月そうそう、しみじみした次第です…。
話変わって、今年の年越しは、ヴェントゥーラの家だったんですね。
家族一同が集まって、家で飲んだり、ごはん食べたりして。
その後は、これ。
出動準備です。
小さな舟に、花を乗せたり、それぞれ、手にも花を持って。
みんなでビーチに出ます。
そして
花を海に向かって投げるんです。
花を乗せた舟も、海に流します。
そして、来たる1年のお願いごとをするんですね。
その後は
海岸通りでワイワイ飲みながら、カウントダウンを待ちます。
そして、ついに年越しの瞬間。
あちこちで、打ち上げ花火。
みんな一斉にシャンパンを抜きます。
で、みんなそれぞれ「あけましておめでとう!」と、抱き合って新年を祝うんです。
私、この年越しが大好きなんですー。
みんなと抱き合って、祝って、今年の幸せを祈る、明るい年越し。
みんなで花火を見上げながら、笑顔でいられる実感。
2010年で、私のブラジル暮らしも10年目になります。
もう何度も経験した、年越しの瞬間だけど、この瞬間のみんなの笑顔は、何度経験しても、涙が出るほど感動します。
人間、忘れちゃいけないことって、あるんだよなー。
2009年の大晦日にも、そうしみじみ感じた次第でした…。