3つのお返事
ワールドカップの組み合わせ抽選会も終わりましたね。
これからは、対戦国分析やなんかで、日本のメディアも盛り上がってくることでしょう。
そんな中、今日はいつもと違った話をしようと思います。
というのも、このブログのメッセージに、よく質問・相談を頂くんですね。
でも、真剣さが伝わる方が多いので、これは、いい加減な返事はできないな、と。
そう思って返事を考えているうちに、時がどんどん経ち、どれだけの方々のメッセージに、結局、返事をしなかったことか。
1人1人に事情があると思うので、簡単に、個々のメッセージに対して、こうしたら?とは言えない中、あくまで一般論として、自分のわずかな経験も踏まえて、一番多い3つの質問について、書いてみます。
まず「フリーのスポーツジャーナリストになるには、どうしたらいいか。」
この質問は、現在学生の方や、他の職業についている方々からが多いんですね。
やっぱり、何をするにも、準備が必要だと思うんです。
スポーツジャーナリストの仕事って、実際はどういうものなのかを知り、必要な技能を身につけること。
また、それを職業にするには、映像なり、文章なり、写真なりを、納品する仕事先が必要です。
この2つを考えると、いきなり未経験の人がフリーとして始めるのは、とっても難しいと思うんです。
私がいいと思うのは、やっぱりそのやりたいジャンルの、もしくは、少しでも近い関連の会社に入ること。
テレビ局や新聞社、出版社のような最大手でなくても、制作会社やその他、ありますよね。
会社では、すぐに自分がしたい仕事はさせてもらえないかもしれません。
でも、自分も自分で想像するほど、すぐにちゃんとした仕事ができるわけでも、ないんですよね、これがまた。
ほんとに小さな作業から始めて、先輩や上司、他の部署の人達に、教わったり、見習ったり、怒られたりしながら、少しずつ仕事を覚えていく。
その中で、少しずつ実力がついたり、信頼し合える仕事先ができていく。
そうなってくると、「フリーのスポーツジャーナリストになるには、どうしたらいいか。」という疑問は、もうなくなっていると思うんです。
こうしたらやれるとか、こうでないうちは会社で続けた方がいいとか、自分が分かってきますから。
それから「外国に住んで、ジャーナリストとしてやっていくには、どうしたらいいか。」という質問。
これも、準備が必要ですよね。
まず、自分が住みたい国の言葉が話せること。
これは是非モノですよね。
日本をベースに、英語一本で、世界のどこに行っても良い仕事をされる方々はたくさんいて、すごいなぁと、いつも思います。
でも、フリーで外国に住んで仕事をするなら、話は別です。
通訳さんにいてもらえるわけじゃないし、特にこの職業は、言葉を使うので…。
その国に何度か行って、本当にここでやってみたいのか、見てみることも大事でしょう。
その他、もっと具体的には、ビザは、家は、病気やけがの時は…と、本当に自力で可能なのか、調べることはたくさんあります。
そして、これはフリーでやりたい人にはみんなそうですが、お金の準備も必要だし、何より仕事先が必要です。
最後に、こんな私ごときのところに来て、一緒に仕事をしたい、という相談が、意外なほど多い!
それぞれ、一緒に仕事を、または、パートナーとして、アシスタント・助手として、はたまた、手伝いに、修業に、勉強しに、私のところに来たい、と言ってくださる方々。
ほんと、すみません…。
でも、これはもう、現実的に無理なんです…。
フリーのジャーナリストで、人を一人抱えられる人、特に、外国に住んでて、それができる人がいたら、本当に尊敬するけれど、はたして、そういう人がいるんだろうかと。
未経験で、「お金はいらない、一緒に仕事をしながら勉強したい」と、おっしゃる方もおられるんですが、それを受け入れる余力があるのは、フリーの人間ではなく、やっぱり会社だと思うんですね。
そんなわけで、こういう仕事をしたい、と真剣に考え、熱意を持っておられる方々だからこそ、私ごときにも質問・相談されるんだと思います。
その「どうしたらやれるか」を、
「これをやるために、今、自分ができることは何か」
に変えると、今からコツコツ、準備を始められることが、必ずや見えてくると信じています。
…ろくなことを言えない後で、今日の写真はサンタさん。
某サッカー関係者の住むコンドミニアムの門に、大きなサンタさん。
その大きさ、分かります?
門の下に立つ守衛さんと比べると、分かるかな?
夜はイルミネーションで、これまた綺麗なのですが、夜、歩いて通ることがないので、また機会を見てみますね。
ストール!♪母さんはぁ…って、おんなじこと書くな、みたいな。
赤ちゃんが15歳か!
あのワールドカップから、もう15年たったのか!
どっちをとっても、時の流れは速いものです…。
ベベットと同じお誕生日!
私、カカーと同じですー。
まだフル代表に招集された初めの頃、それをカカーに言ったら「うそだぁ!何月何日?言ってみて」と、試されました(笑)