プレトリアのタクシー論争
まったく時間が経つのが早いもので、おっかしいなぁ、びゅんびゅん8月も過ぎていきます。
そんな中、今年もU-15日本ブラジル友好カップが開幕しました!
リオのCFZ(ジーコサッカーセンター)で毎年8月に行われている大会で、今年も全27チームが参加。
ブラジル全土の強豪クラブが一同に会す、U-15の年代では、他にない大規模の重要な公式大会なんです。
そんな中、日本からも、市川トレセン、鹿島アントラーズ、鹿島ノルテ、Jリーグ選抜が参加します。
先陣を切って、現在、市川トレセンのいるAグループの試合が始まってるんですが、今年の市川、すごいんですよ、ほんとに!
私は今年も、この大会の映像と写真、ジーコのオフィシャルサイト上のリポートなどを担当しているんです。
市川の試合は18日まで続き、その後、小休止の後、25~31日は、日本の3チームを含む、全チームの戦いが決勝まで続きます。
興味のある方、または、なくっても必ずや興味が湧くはずなので(!)、ジーコのオフィシャルサイト
で、大会リポートを見てみて下さいね!
で、今日のお話はググッと時間を戻して、南アフリカ、プレトリアのお話です。
プレトリアは、南アフリカの行政府で、大都市です。
街並は、こんな感じ。
有名なのは、チャーチ・スクエア。
広場は、歴史的な建造物に囲まれています。
街には、あちこちに広場があって
露店の市がたってたりします。
ちゃんとした露店もあるのですが、中には
なんだかガラクタっぽいものが積み上げてあるだけの店もあったり。
広場を撮影していると、居合わせた学生さんが、「撮って、撮って!外国のテレビに出たい!」
見てみると、
イケてる少女達なんですよ。
ねっ、ヘアスタイルとか、雑誌のモデルみたいじゃないですか?
その2人を笑顔で見てるお友達も、
イケてるんですよね。
プレトリアの学生さんは、かなり、おしゃれです!
こうして、街の雑観を撮影していたのですが、そこで頼りになるのが、地元のタクシー運転手さん。
私らの撮影につきあってくれたのは、たまたま、体格もガッシリして、顔つきもコワモテの運転手さん。
私もヴェントゥーラも、初めてプレトリアに行ったわけで、撮影にいい場所もよく分からないし、やっぱり何より、治安が心配。
すると、このコワモテ運転手さんが、タクシーで撮影場所に連れてってくれるのは当然ですが、歩いて撮影して回りたい時には、一緒に歩いてくれるんです。
で、あれが何々で、と、案内してくれる他、ヴェントゥーラが、スタスタと、自分の興味に従って進んでいく後ろを歩きながら、行かない方がいい場面では「そっちはだめ!」とか、「右に行く方がいい」とか、教えてくれます。
それに、撮られて文句言う人とかがいれば、時にはスゴみを利かせ、時には親しく話しかけ、場をうまく、おさめてくれる。
街のど真ん中で、ヴェントゥーラが映像、私が写真を撮っていたのですが、この人が一緒にいて、落ち着いて見ててくれたり、ギョロギョロっと睨みを利かせてくれたりすると、とっても安心でした。
でも、やっぱり外国人相手だと、いろんなタクシー運転手さんがいるものです。
例えば、料金交渉して、
私ら「ホテルからスタジアムまで、往復いくら?」
運転手「300ランドだ」
私ら「向こうで練習取材するから、その間、1時間半~2時間かかるけど?」
運転手「大丈夫だ、待ってる」
交渉成立して、私とヴェントゥーラ、別のブラジル人記者さん達と乗り合いして、無事にスタジアムへ行き、ホテルへ帰ってきた時。
運転手「行き300ランド、帰り300ランド、往復で600ランドだ」
私ら「往復で300ランドって決めたやん」
運転手「いや、言ってない!往復600ランドだ」
ホテルが手配したタクシーだったので、ホテルのフロントさんを呼んだけど、料金については、ホテルは知らないと言って、フロントさん、困ってる。
さらに、モメる。
運転手「行きには、もう1人、のっぽのヤツがいたじゃないか。どこへ行った」
私ら「いたけど、帰りは一緒じゃなかった。でも、関係ないやん」
運転手「関係ある。1人300ランドだから」
私ら「!!!!警察、呼ぶぞー!」
まぁ、そんな感じのトラブルが続出なんです。
私らの街案内をしてくれた運転手さんは、仲良くなると、ぐっと良心的になりました。
それでも、冗談っぽく
「運転手もしたし、ガイドもしたし、警備員もしたから、エキストラ料金、ないのかなー」
なんて言ってたけど、もともとの料金が高かったから、笑って肩を叩いて、
「お疲れさまー!」
タクシーに乗る時は、まず料金交渉、そのあとは強い気持ちを持つこと、場合によっては、運転手さんと仲良くなること。
その辺が、旅のアドバイスかな?
と気付いたりする