スパイ容疑 | 藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ

スパイ容疑

モスクワのホテルに泊まったんですね。


藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ


こんな感じで、すーごい大きなホテル。

3つ星なんだけど、その巨大さで、旅行業界では有名らしく。

団体さん?OK!急な予約?OK!って感じで、便利らしいんですね。

1階には、本格カジノが併設されてて、飲み屋さんもある。

だから、ロビーを歩くと、多種多様な人種のお客さんが、歩いています。

そんなこともあって、客室にあがるエレベーターの前には、黒服にネクタイの警備員がビシッと立ってて、すべてのエレベーターに乗る客に、部屋のカードと、カギを持ってるか、確認します。


というホテルでの出来事。

ヴェントゥーラが朝、自分の部屋のある上層階のエレベーターホールの窓から、外の景色を撮影していたんです。

ちっちゃなデジカムだったんだけど、お掃除の人が通りかかって、あわてて

「撮影はダメ!撮影はダメ!」

と厳しく言ったそうです。

ヴェントゥーラがやめた後も、後ろを振り返り、振り返り、しながら、ヴェントゥーラが入る部屋の番号を、確認してったそうです。

その様子を見て、ヴェントゥーラは、「デジカムで、ただの観光客と同じように撮ってたのに、どっかに報告でもするのかなぁ。」と思ったそうな。


まぁ、ヴェントゥーラって、あの風貌ですよね。

モスクワでも、こんな感じ。


藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ


アップで見ると、こんな感じ。


藤原清美オフィシャルブログ「OTIMO TV」 Powered by アメブロ


なんの職業だと思われたんかいな、と。


で、その夜。

私が部屋で机に向かってる時、ヴェントゥーラがやってきて、「ミニバーに補充する飲み物を買ってくる。」と。

そのホテル、冷蔵庫はあっても、中身はお客さんが好きに買ってきて冷やすようになってて。


で、ヴェントゥーラはドアを閉めて、去っていきました。

その、数分後。


ガチャ!


なんと!おもむろにドアが開く音と、警備員風のいかついおじさんの顔。

そして、どなり声。

「プリーズ・オープン・ザ・ドア!」


…へ?


「プリーズ・オープン・ザ・ドア!」


って、あんたもう、開けてるやん!

っていうか、なんであんた、カギの閉まってる部屋のドアを、開けられたん?


そこのドアは、外からは、閉めたら同時にカギがかかるドアなんですよ。


しかし、いかつい警備員は、言い放つと、ドアを開けっぱなしたまま、スタスタ去っていきました。

でも、もしかしたら、警備員もロシア人だから、英語が苦手で、「ドアを開けたままにしてください!」とか何か、違うことを言いたかったのでは?


なんでええ!何か、事件が起きた?犯人を探してる?

もしくは、火事?


私はドキドキしながら、ドアへ駆けつけました。

が、廊下を見渡すと、ドアを開けてるのは、私のとこだけ。

向かいのドアからは、女性のおしゃべりと楽しげな笑い声まで、漏れてくる。


えええええ!何やったんんん!

私の部屋のドアだけが、開けられた!


ドアを閉めて、びくびくしながら、また机に向かってると、ヴェントゥーラが戻ってきました。

ヴェントゥーラにはカギを渡していたので、勝手に開けて、入ってきて、閉めて。


で、事の顛末を説明したんです。

ヴェントゥーラは、朝、撮影を止められたこともあって、ポツリ。


「…スパイ容疑かな。ここは、ロシアだから。」


いやー、怖くなりましたよー。

ブラジル人と日本人が、ブラジルで予約して、モスクワへ。

何か撮影してるようだ。

こりゃあ、監視しなきゃ。

…なんてことに、なっちゃったん?


隠しカメラがあったら、どうしよう、盗聴されてたら、どうしよう。

拘束されちゃったり、するんやろか。

今のうちに、ジーコに電話して、助けに来てもらう?

ああもう、早く取材を終わらせて、この国から脱出したい!


…なんて騒いでいると、なんと!


また、ドアが開いたのです。

今度は、ス~~っと静かに。

そして、そのドアの隙間から、ソ~っと、部屋の中をのぞく、青白くて細長い顔の、警備員風の青年。


「ふえええええ!」

言葉にならず、叫ぶ私。

ヴェントゥーラ、怒り心頭!

「何か問題あるのか!!!」と怒鳴って、ドアを蹴り飛ばして、閉めました。


これはいかん、このままではダメだ。

というわけで、2人でロビーへ。

受付に行って、事情を説明しました。

すると、警備の責任者の人が呼ばれてきました。


で、黙って聞いていた警備責任者「このホテルのドア、閉めにくいんですけど、ちゃんと閉めてましたか?」

私「そう、軽く閉めただけじゃ閉まらないから、もう1度、ググッと押し込む。分かってます、分かってます。」


警備責任者「いや、よく閉め切れてないお客さんがいるから、そういう部屋を見つけたら、警備員は確認するようにしてるんですよ。」

私「いや、だからこそ、私は毎回、ドアを閉めるたびに、確実に押し込んで確認してますよ!」


警備責任者「じゃあ、これからも気をつけてください。」

私「へ?話は終わり?閉めてたのに開けられたから、言ってるのに!」


警備責任者「では、おやすみなさい。」


納得できない私に、ヴェントゥーラは「もういい、部屋に帰ろう、帰ろう」

なんで?なんで?解決してないやーん。


でも、ヴェントゥーラに押されて、部屋へ帰りました。

ヴェントゥーラ「俺、疑問が湧いてきた。」

何の疑問?

で、ドアの前に立ち、鍵をあけている、その時。ヴェントゥーラ。


「俺、ちゃんと閉めてなかったかもしれない。俺が閉めた時、こんなふうになってなかったもん。」


へ?

ヴェントゥーラ、ためしに、自分で1回ドアを開けて、閉めてみました。

でも、ちゃんと閉まってない。

ヴェントゥーラ


「俺が閉めた時、こんな感じだった。」


えええええ!

だったら警備員の人たち、それを忠告したんやーん。

スパイ容疑と違うやーん。

007の見過ぎやーん。


そう言えば、警備員さんがドアを開けた2回とも、その直前にドアを閉めたのは、ヴェントゥーラ。

そんな人騒がせな、モスクワの夜でした(笑)

その後のモスクワ滞在は、とっても快適で、楽しかったですよー。


佐々倉 竜一 さんへ

アンタッチャブルの柴田?

なんで?動物博士?

…すいません、うとくて(笑)


毛利 都亜 さんへ

北海道!いいですねー、それも。

私は日本、北は青森までしか行ったことないから、北海道は憧れですー。


雪舟 さんへ

鹿男!そうそう、それです。

私は鹿を見た時、頭の中であのドラマの主題歌が流れてました。

パーパパッパーパッパッパー♪


ゆう さんへ

弾丸ツアー!

日本から来た人たちは、シンガポール経由で20何時間、とか言ってたから、今回の弾丸ツアーは、かなりしんどい弾丸になりそうですよねー。


soleil さんへ

いますよねー、猫ちゃんの、ほんっとにかわいい瞬間を撮って、ブログとかに載せてる人。

そういう人は、愛情いっぱいの目線で撮ってるから、また余計にかわいいんですよねー。


ぐらさぽメンバーレイコ さんへ

オリックス!見てみました。まさにそうですね!

他にもオリックスと、ていらのすけさんのレイヨウ(アンテロープ)、2つ説が出たと思ったら、同じなんですね!

すっきりしましたー。ありがとうですー。


aloha-spirits-yoshi さんへ

というわけで、ありがとうですー。

ルーシオとキリン…(笑)

キリンの下は青いんですか!?動物博士!


ていらのすけさんへ

というわけで、ありがとうですー。

キリンさんの表情見てると「ワタクシ、キリンという名前ですのよっ。ごきげんよう」って感じの口調で、すましてしゃべりそうな、気がしません?


蜥蜴郎 さんへ

移籍のビッグマネー、本当にすごいですよね。

どこまで行くのか、というか、まぁ、払える人が払ってるんだから、いいちゃあ、いいのかもしれないけど、払えるのが不思議ー。


Mattiaさんへ

普段、観光地での遊びの写真でも、ヴェントゥーラはまず私の写真を撮って、「これとおんなじアングルで、おんなじサイズで、俺も撮って!」と、ものすごくこだわる人なんですけど(笑)


SARUさんへ

「転職って感じ」!?

このご時世だし、とにかく、100万回考えて、100万回調べて、100万回方法を探って…ってしても、やりすぎじゃないような…。

どうぞ慎重に…。