ブラジル人に、ほめられた!
何日か前になりますが、外で取材をしていた時のこと。
ちょっと休憩のため、近くのバールに寄ったんです。
すると、バールに据え付けられたテレビで、カターニャ対ローマの生中継をやっていました。
私とヴェントゥーラも、そのバールにいた他のお客さん達も、どっちか言うと、ローマ寄りで、その試合を眺めていたんです。
やっぱり、気になるのはブラジル人。
ドニだ、フアンだ、言いながら。
その時、スタタタタッと、ゴール前に詰め寄る、カターニャの小柄な選手。
惜しくも決め切れず!
その表情がアップに!
どーん。
それは、森本選手でした。
ヴェントゥーラも、周囲にいた見ず知らずのお客さん達も、一斉にテレビを指さし、私に
「日本人、日本人!」
私、ちょっと自慢げに
「あの選手は、日本のロナウドって呼ばれてるんだよ。」
ブラジル人、みんな
「おー、似てる似てる」
「あの髪形がね」
「口元は違うよ」
「でも、ずいぶんかわいらしいねー」
いたく喜んでくれて。
その後も、森本選手が再三攻め込み、ブラジル人達は、
「行け!ロナウド」
「打て!ロナウド」
でも、決め切れず
「おー、ロナウド」
「なんだよ、ロナウド」
いや、こんなに盛り上がって頂けて、何よりです。
「いいじゃない、日本のロナウド」
と、ブラジル人にほめられて、日本人冥利につきました(笑)
そこで私らは立ち去ったのですが、この試合、森本選手は2ゴール、決めたんですよね。
その場にいたら、どれだけ祝ってもらえたことか。
で、その夜。
スポーツ番組のスタジオゲストに、ジーコが呼ばれて出演していました。
番組中、今日のニュースの中に、この試合のハイライトが。
司会者はもちろん、日本人選手のことを、ジーコに聞きます。
そこでジーコ
「彼は森本って言って、コパ・ダ・アミザージ出身の選手なんだ。」
さらっと、でも、少し誇らしげに、言ってました。
コパ・ダ・アミザージとは、このブログでも紹介した、毎年8月にジーコサッカーセンターで行われる、U-15の大会。
その年代の時に、森本選手はヴェルディの一員として、リオに遠征してきてたんですね。
それからしばし、スタジオのジーコ達は、森本談義。
こういうニュースに、ジーコもさぞや嬉しかっただろうなぁ。
というわけで、今日の写真はジーコサッカーセンターにあるブティック。
クリスマス前に撮ったから、ポルトガル語の「メリークリスマス」がついてますー。
に帰ったり、またそれぞれの日々を、過ごしてるみたいです…。
でしょうねー。
でも、雪の厚別も、きれいなんでしょうねー。