思い出泥棒
この前、ニュースを見てびっくり。
リバプールのルーカスんちに、泥棒が入ったそうな。
泥棒は、北京五輪銅メダルとか、大事な試合で着た記念のユニフォームとか、そういうものをいろいろ盗んでいったそうです。
留守の間の出来事で、誰もケガしなかったのが幸いだけど、ルーカスは、お金で買いなおすことができない、大切な思い出が詰まったものを盗られちゃったので、とっても悲しがっているみたいです。
ルーカスんちって、リバプールの街でも、市街地から車で15分くらい行った、とっても静かな地区にあるんです。
辺りは緑がいっぱいで、ルーカスのマンションは大きな塀と門に囲まれてて。
すーごい安全なところに見えるんだけど、そういうところにも泥棒は入るんですね。
私がルーカスんちに行った時は、そのまま空港に行くために、スーツケースやら、機材のカバンやら、いろいろ荷物を持って行ったんですね。
で、マンションの門を入ったところで、ルーカスが、マンションの裏庭が、緑があってきれいだから、そこで撮影しよう、と提案してくれました。
なので、荷物をマンションの入口脇に、ちょいちょい、と並べて。
ルーカスも
「ここは安全だから、大丈夫だよ」
って言ってて。
そのまま、荷物を残して、裏庭に行ったんですよね。
今考えると、ぞっとするほど、不用心なことをしたわけで。
リオでも、サッカー選手は遠征やなんかで、家族を残して家を空けることが多いから、マンションやコンドミニアムに住むのを好みます。
どーんと一軒家に住むお金のある人でも、治安上、マンションやコンドミニアムの方が断然いい。
私はリオで、5か所めのマンションに住んでるけど、今が一番、安全な作りになってます。
建物は塀で囲まれてて、敷地(駐車場)に入るのに、車の入り口に2~3人、人の入り口に1人、必ず守衛さんがいて、住人以外は「何号室の誰それを訪ねる」と、ちゃんと言えなければ、入れません。
で、入った後も、建物の玄関に受付の人がいて、そこでもう1度「何号室の誰それを訪ねる」と。
その部屋に、受付の人がインターフォンで連絡して、住人が「あがってもらって」と頼んで初めて、その人は中に入れるんです。
前に住んでたところでは、いい加減なマンションもあったので、ここはかなり安心なんです。
もちろん、武装した強盗なんかが、来ない限り(!)
東京に帰ると、東京のマンションは、ドア1枚の外が、もう誰でも入れる廊下なんですよね。
帰るたびに、最初の2、3日は、落ち着かない感じがします。
ブラジルは怖いって思われる感覚とは、ちょっと逆なんですけど(笑)
今日も、またまたとっても日常の話になりました。
写真はせめて、リバプールの旅。
ビートルズゆかりのカヴァーン・パブですー。
、あるかもしれないですねー。
東京では、数分待てば次の電車が来るのに、必死で駆け込み乗車する人達を見ると、その迫力に驚きます。
でも、東京に住んでた頃は、私もそうしてたんだよなー、と。