ブラジリアと日本代表
いつだったか、何の競技の、誰だったか、ちょっと思い出せないんですが、昔、オリンピックに臨む選手が、その抱負として
「あの時どうして、もっと頑張れなかったんだろう、と、後で思うような戦いだけは、したくない」
と言ってたのを、聞いたことがあるんですね。
フットサルワールドカップの日本代表は、1次リーグで、その出番を終えてしまいました。
結果は2勝2敗。
これまで、1勝もしてなかったことを考えると、着実な成長です。
でも、2次リーグ進出を目標としていた監督・スタッフ・選手の皆さんは、悔しい思いを胸に、ブラジルを発ちました。
でも、思うんですよね。
今回のフットサル日本代表は
「どうして、もっと…」
っていう戦いは、決して、してなかったと。
フットサル日本代表の取材をしたのは、このワールドカップが初めてだったのですが、試合に、練習にと、ずーっと見続け、話を聞いて…ってしているうちに、いい時も、苦しい時も、日々の様子を、胸が締め付けられるような感じで、見ていました。
この後は、並行して取材を続けていたブラジルに、より力を注ぎつつ、フジテレビCS739では、準決勝、3決、決勝の中継が行われます!
突然ですが、今回は、ブラジリアの写真を紹介ですー。
私にとって、一番思い出深い場所。
大統領官邸。
2002年ワールドカップでブラジルが優勝した後、凱旋帰国でセレソンと一緒に降り立った、その最初の場所が、ブラジリアだったんです。
ブラジルカラーで彩られた小型機が、セレソンを乗せた飛行機を出迎え、両脇に寄り添って、飛びました。
で、空港から、この大統領官邸まで、パレード。
人、人、人、の歓喜で埋まったブラジリア。
この大統領官邸の正面
衛兵さんがいる、坂のてっぺんに、セレソンのみんなが並んで、大統領からメダルを授与されました。
あとは、サンバ、サンバ、サンバ!
あのあと、何度ブラジリアに来ても、あの歓喜がウソのように、静かで穏やかな街に立ち、あの日を夢のように思い出すのです。
ブラジリアは、なにもない荒野に、わずか5年で開拓してできた、人工都市。
街は飛行機型に作られています。
これはジオラマ。わかるかな?
建物は、変わった形が多いのが特徴。
これは、カテドラル(大聖堂)。
そして、
国会議事堂。
それから、
最高裁判所。
もう1つ。
ブラジリア建設の功労者のシンボル。
隣に立ってる国旗は、100mの高さがあります。
三権広場のモニュメント。
人工都市だけに、徹底的に人工的にデザインした、おもしろい街です。