みんな、勉強しよう。 | 不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

不動産鑑定、統計学、文系人間のための数学など

上野山清久のブログ
 「不動産鑑定と統計学」(同名のホームページも公開中です。)、数学その他に関する日々の学習成果等について「学ぶ側の視点」で綴っていこうかと思います。

 思うところがあって、計量経済学を勉強しています。

 同時方程式の識別問題について理解するために奮闘努力中です。

 

 『計量経済学』山本拓(新世社)から始めて、図書館で借りた本やネットで手に入る資料を読み込んでいますが、なかなか思うように理解が進みません。

 

 多くの人は、ここであきらめてしまうんでしょうが、私の場合は、何とか理解して不動産の価格分析に応用できないかとか、理解できたらこのブログに書こうというモチベーションがあるので、あきらめずに結構がんばれます。

 

 誰もが一読して理解できるようなことを理解するのは当たり前で、みんながなかなか理解できないことを我満して理解するからこそそこに付加価値が生まれるのだと思います。

 中には天才的にあっという間に理解できる人もいるのかもしれませんが、そういう人は置いといて、多くの人は、我慢して集中して何度も何度も読んだり書いたり考えたりということをしないと、難しいことはなかなか理解できないと思います。

 

 「私は頭はいいが、勉強しなかったからいい大学に行けなかった。」というようなことをいう人がたまにいますが、こういう人は、「努力したら行けたけど、そんなダサいことはしなかった。」と言いたいのだと思いますが、この地道に努力するということが実は難しく、多くの人はこれがなかなかできないのだと思います(だって、ゲームしてる方が楽しいし楽だもん)。

 

 特に、講義が理解できないことを講師のせいにしている大学生の皆さん。講義を聴いてすぐに理解できるようなことは周りの人もすぐに理解しているはずで、そんなことに価値があるはずないじゃないですか(遠い学生時代の私に言っている)。

 

 昔、小学館の『小学〇年生』で読んだ「ドラえもん」の漫画で、いつものメンバーで宇宙探検をしていて、宇宙船のトラブルかなにかで地球に帰還できないような事態が発生し、その時に、「この問題さえ解ければ地球に帰れるのだが・・・。」とのび太に差し出された問題が、「43+76」みたいな問題で、「えっ?、みんなこの問題できないの?」ということでのび太が解いて、[お前すごいな。」となって無事地球に帰れた、みたいな話があったと記憶しています。

 

 もし人類が、43+76を解くのが難しい知的レベルだったとしたら、その世界ではこれを解ける人に価値があるわけで、要するに相対的に難しいことをあきらめずに努力して理解することに価値があるんだと思います。

 

 ただし、ドラえもんの話は、43+76が解けないレベルの人類が宇宙に行けるわけないだろうという話だと思うのですが…。